2019.5.24
貴重な国産有機小麦粉を使い、昔ながらの手延べ製法で製麺した有機手延べそうめんです。熟成と延ばしを繰り返したそうめんは、国産有機小麦本来の味わいとコシの強さが楽しめます。ビオ・マルシェ オリジナル商品です。
そうめんには「手延べ製麺」と「機械製麺」の2種類の製法があります。ビオ・マルシェの「有機手延べそうめん」は江戸時代から続くと言われている、伝統ある「手延べ製麺」です。
生地作りから手延べまで、製麺工程で生地を何度も熟成させることで、国産有機小麦本来の甘み・風味をじっくりと引き出します。
手延べそうめんの「手延べ」とは、棒状にした生地に撚りをかけては延ばす工程を繰り返し、麺を細くしていく製法です。同じ方向に何度も撚りをかけては延ばすことで、小麦粉のグルテン組織が緻密にきれいに並び、「手延べ」ならではの強いコシが生まれます。
それに対して、「機械製麺」は、製麺機で薄く延ばし刃で切ってから乾燥させる製法。効率が良いというメリットがありますが、麺の延ばしが少ないため、グルテン組織にバラつきが出ます。そのため、どうしても小麦の風味や麺のコシが弱くなってしまいます。
貴重な有機小麦は、ビオ・マルシェの生産者・青森県の木村さんが栽培しています。国産有機小麦には、慣行栽培小麦や外国産有機小麦とはひと味違った、「小麦の風味豊かな味わい」があります。ところが、開発当時、この国産有機小麦を使ったそうめんを試作したところ、手延べで伸ばすには弾力が足りないことが明らかになりました。しかし、諦めることなく、職人が何度も何度も失敗し、試行錯誤を繰り返しながら作り続けること3年。ようやく、現在のように味も品質も納得のいく「国産有機手延べそうめん」が完成しました。