韓国人が教える、きゅうりキムチ(オイキムチ)のレシピ
2022.6.28
韓国出身の料理研究家タクミセイコさんによる、韓国家庭料理のレシピ。材料はビオ・マルシェの宅配のオーガニック食材を使っています。今回は乳酸菌たっぷり、水キムチのレシピを教えていただきました。
水キムチは、野菜を水で漬けた辛くないキムチです。漬けた野菜を食べるのはもちろんですが、汁こそ飲んでほしい一品。乳酸菌が豊富なので、整腸作用・免疫力の向上・美肌効果・生活習慣病の予防・デトックス効果なども期待できます。水キムチの汁には栄養がたっぷり含まれているので、漬け汁ごといただきましょう。
余談ですが、韓国人はよく肌がきれいと言われます。おそらくキムチや水キムチなどの発酵食品を日常的に食べているからだと思います。皆さんもぜひ冷蔵庫に常備して、少しずつでも毎日食べる習慣をつけてみてください。
私は、冷蔵庫に中途半端に残っている野菜をかき集めて水キムチにすることが多いです。水キムチには、絶対にこの野菜が必要!というものがないので、余った野菜や季節の野菜を使ってご自身の好みでいろいろ漬けてみてください。
有機大根…約300g 短冊切りもしくはいちょう切り
有機キャベツ…約250g 食べやすい大きさに揃えて切る
有機ルッコラ…2束 短くて柔らかいものはそのまま、長いものは半分に切る
有機玉ねぎ…約130g 0.5mm程度の薄切り
有機人参…約80g 0.5mm程度に切る。根元の太いところは半月切り
カラーピーマン…1.5個 少し太めの千切り
有機ニンニク…約15g 薄切り
鷹の爪…約1g 小口切り
★いしる…大さじ2
★塩…大さじ1
★有機白米甘酒…大さじ2
★有機生姜シロップ…大さじ2
塩…20g
昆布出汁…普段より少し薄めにして適量用意し、冷ましておく
①人参、キャベツ、大根、ルッコラをボウルにいれて、20~30分を目安に軽く塩漬けする。
②塩漬けできたら、野菜についた塩分をとるようにサッと水洗いし、ボウルに戻す。
③そのほかの野菜もボウルにいれる。
④あらかじめ用意した昆布出汁を、野菜が浸かる程度にボウルにいれる。
⑤④に★をいれて混ぜる。味を見て足りないものがあれば調整する。
⑥保存容器にまずは野菜をいれて、その後野菜がかぶる程度に汁をいれる。ボウルなど、口の広い容器で保存する場合は、最後にラップで落し蓋をする。(野菜の変色を防ぐため)
⑦常温で1日置く(涼しい季節は2日程度)。小さい泡が出て、甘酸っぱい匂いがしてきたら、冷蔵庫にいれて発酵を進める。好みの味になれば食べ頃。
冷蔵庫にいれておけば賞味期限を気にせず、ずっと食べられるので、常備菜としてもおすすめです。ただし、野菜が必ず汁に浸っている必要があります。
生で食べられて固めの野菜・果物は水キムチに向いています。
例えば、きゅうり、大根、れんこん、小松菜、セロリ、瓜、白菜、かぶ、菜の花、りんご、梨などです。
ビーツは、れんこんや大根、かぶなど白い野菜に色を付けたい時には一緒に漬けるのもおすすめです。漬けた野菜がピンク色になってとてもかわいいです。
ではここからは、水キムチを使ったアレンジレシピを紹介していきます。
水キムチのおひたしにするミニトマトは熟していない、比較的固いものがおすすめです。固さにもよりますが、3~5時間ぐらいを目安に漬けてみてください。
水キムチの汁…適量
ミニトマト…お好きな量
水キムチの具材(トッピング用)…少々
①ミニトマトを湯剥きし、水キムチの汁に3~5時間ひたして様子を見る。
②①を器にうつし、水キムチをトッピングする。
韓国の家庭では、水キムチの汁を冷麺のスープとしてよく使います。今回は冷麺の代わりにそうめんを使いましたが、そばや玄米麺などを使ってもおいしいです。発酵させた水キムチの汁を使うので、程よい酸味があり、食欲がなくなる暑い夏にぴったりです。
有機手延べそうめん(茹でておく)…2束
水キムチの汁…適量
冷水…適量
茹で卵…1個
ミニトマトのおひたし…お好みの量
水キムチ(トッピング用)…少々
和辛子…小さじ1
レモン…お好みで
①茹でたそうめんを器に盛り、茹で卵・ミニトマトのおひたし・水キムチをトッピングする。
②ボウルに水キムチの汁2:冷水1で割って入れる。和辛子を溶かし、お好みでレモン汁を搾る。
③②を濾しながら、①にいれる。
水キムチを切って、豆腐にのせるだけの簡単レシピ。おかずとしても、お酒のおつまみとしても重宝します。
水キムチ…お好きな量
有機木綿豆腐…1丁 軽く水切りしておく
有機金ごま油…適量
粉末だし…適量
有機白いりごま…適量
①水キムチの具材を千切りにし、水気を絞る。
②ボウルに①をいれ、ごま油、粉末だし、いりごまをいれて混ぜる。
③木綿豆腐を食べやすい大きさに切って器にうつし、②をたっぷりのせる。
水キムチの汁と水を割って作るドリンク。私は水キムチを作った時には、毎朝必ずこのドリンクを飲みます。水キムチの汁はお腹の調子を整えて、体をリフレッシュさせてくれます。すると、一日を気分よくスタートできます。
水キムチの汁…適量
冷水…適量
レモン…お好きな量
①水キムチの汁を濾しながら、コップに半分入れる。残り半分に冷水を入れ、1:1になるようにする。
②①にレモン汁を絞り、レモンを薄切りにしてのせる。
旬のゴーヤをナムルにしました。塩でなじませることで、苦みを抑えられます。
ゴーヤ…1本 2mm程度の薄切り
★塩…小さじ1/3
★ごま油…適量
★粉末だし…適量
★アマニシード…適量 なければいりごまでも可
塩…適量
①ゴーヤのワタをとり、薄切りにする。ボウルにうつし、塩を適量振りかけ、なじませてから少し置く。
②①の水気は絞らずに、そのままたっぷりのお湯で5秒茹でる。ザルにあげて冷水で冷ます。
③②をボウルにうつし、★をいれて混ぜる。
今回は水キムチとアレンジレシピを紹介しました。暑い夏は漬け汁ごとさっぱりといただけて、冬は漬け汁に火を通して温かくして食べてもおいしいです。一年中、旬の有機野菜を使って楽しめますので、ぜひお試しください。
タクミセイコ
韓国ソウル出身/韓国料理研究家
約30年前に日本に来てから、韓国料理研究家として活動。約15年前から自宅で料理教室を主宰。今は主にインスタグラムで日本人の口に合う韓国料理のレシピを発信。
インスタグラム:@azisai0427
本記事のレシピは、韓国出身の料理研究家タクミセイコさんにご考案頂いています。有機野菜・オーガニック食材の宅配「ビオ・マルシェの宅配」で購入できる食材をふんだんに使った、ここでしか読めないオリジナルレシピです。
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