韓国出身の料理研究家タクミセイコさんによる、韓国家庭料理のレシピ。材料はビオ・マルシェの宅配のオーガニック食材を使っています。今回は夏野菜をたっぷり使った韓国風冷や汁のレシピを教えていただきました。

韓国の冷や汁

韓国語で、冷や汁を「ネングッ」と言います。ネン＝冷たい、グッ＝汁でネングッなので、言葉通り夏の暑い時に冷たさを楽しむ汁物料理です。
日本の冷や汁は味噌味が多いですが、韓国は塩味でさっぱりと仕上げるのが定番。他には「エクジョッ」という魚醤を使うものもあります。
具材はわかめときゅうりを入れることが多いですが、豆もやしや茄子、「オイジ」というきゅうりの塩漬けを入れたり、最近では刺身を入れたりすることもあります。

私のレシピでは、夏野菜をたっぷり使い、1品だけで栄養満点にしています。みそ汁の代わりにこのネングッを食べて、食欲が落ちやすい夏を乗り切りましょう。

ネングッのレシピ

材料

山芋…約150g　千切り
有機オクラ…3本　小口切り
有機新生姜…約25g　かなり細い千切り
有機にんにく…1/2片　かなり細い千切り
有機青ネギ…1本　小口切り
有機きゅうり…1本　千切り
梨…約150g　千切り
有機青じそ…3枚　千切り
みょうが…約15g　小口切り
青唐辛子…お好みの量　かなり細かいみじん切り
有機木綿豆腐…1/2丁　水気を軽くふき取る

調味料

★レモン汁…大さじ5
★いしる…大さじ1と1/2
★有機金ごま油…大さじ1
★有機白すりごま…大さじ1
★塩…小さじ2
★黒コショウ…少々

出汁…1ℓ　昆布とかつおで薄めにとる

作り方

①切った野菜を大きめのボウルにいれる。

②水気をふいた木綿豆腐を軽く崩しながら加える。

③★の調味料を加える。

④薄めにとった出汁をいれてよく混ぜ、味を見て足りないものがあれば調整する。

⑤冷蔵庫にいれてよく冷やしたら、完成。

ポイント

生姜は必ず新生姜を使い、細く千切りにします

生姜は辛味のほとんどない新生姜を使います。さらに、嚙んだ時に辛味を感じないよう、普通の千切りよりも、さらに細めにします。

にんにくも細く千切りにします

にんにくも、新生姜と同じで細く千切りにします。すりおろすと汁全体がにんにく臭くなりますが、千切りなら食べる度ににんにくが程良く香ります。

細く千切りにするために、まずスライサーで薄くスライスしてから千切りにするのがおすすめです。

青唐辛子はお好みの量で大丈夫ですが、必ず少しはいれましょう

青唐辛子は味の決め手になるので、必ず少しはいれてください。噛んだ時に辛すぎることがないよう、かなり細かいみじん切りにしましょう。辛いのがお好きな方はたくさんいれても良いと思います。

そうめんやご飯と一緒にお召し上がりください

そのまま食べても美味しいですが、そうめんやお米にかけて食べると立派な一品になります。

そうめん

茹でたそうめんを冷水でしめて、よく冷やした冷や汁をかけてお召し上がりください。

ご飯

冷や汁にすると、ご飯が喉を通りにくい時もするする食べられます。

今回は韓国の冷や汁「ネングッ」のレシピを紹介しました。日本では郷土料理のような存在ですが、韓国では夏の定番料理です。夏野菜をたっぷり使うことで、身体の熱を冷ましてくれるので、ぜひこの夏お試しいただけると嬉しいです。

今回使った材料の一覧

ビオ・マルシェの宅配　取扱商品

有機金ごま油
いしる
オーガニックレモン果汁100％
平飼い卵
黒コショウ
有機白すりごま
有機手延べそうめん
青い海
有機米

レシピ

タクミセイコ
韓国ソウル出身/韓国料理研究家

約30年前に日本に来てから、韓国料理研究家として活動。約15年前から自宅で料理教室を主宰。今は主にインスタグラムで日本人の口に合う韓国料理のレシピを発信。

インスタグラム：@azisai0427

レシピと材料について

本記事のレシピは、韓国出身の料理研究家タクミセイコさんにご考案頂いています。有機野菜・オーガニック食材の宅配「ビオ・マルシェの宅配」で購入できる食材をふんだんに使った、ここでしか読めないオリジナルレシピです。

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