国産有機強力粉でつくる3種のパン
2024.9.24
クラフタル(中目黒)の大土橋シェフによる、ビオ・マルシェのオーガニック食材で作るオリジナルレシピ。今回は、ビオ・マルシェの宅配で買えるお酒から4種類をピックアップ。それぞれのお酒に合わせたおつまみレシピを紹介。
甘みのあるもろみ漬と干しいちじくを、カマンベールチーズで白和えにしました。日本酒のふくよかな甘みに、カマンベールの塩気が良く合います。粗挽きソーセージもしっかり焦げ目をつけて焼き、日本酒に負けないスモーク風味をつけました。
有機干しいちじく 1パック(95g)
国産有機もろみ漬だいこん 1パック
カマンベール(木次乳業) 1個(120g)
北海道産放牧豚ソーセージ 粗挽き 8本(2パック)
日本酒 大さじ1
お好みのパン
干しいちじくを1cm角に切る。
まず始めに横から、開くように切るのがポイント。
外側の乾いた部分は味が染みないので、しっとりした内側の面積を増やして味染みを良くします。
もろみ漬も大きさを揃えて1㎝角に切る。
小さすぎるとチーズの味に負けてしまうので、少し大きめにカットします。
もろみ漬と干しいちじくをボウルに入れ、大さじ一杯の日本酒と和える。その後、ラップをして5~10分程度冷蔵庫に入れておく。いちじくがふやけて、味が出やすくなります。
カマンベールチーズ1パックも1㎝角に切る。
後で形を崩すので、きれいに切る必要はありません。
材料全てをボウルに入れて、さっくり切るようにゴムベラで和える。
チーズをペースト状につぶすのではなく、それぞれの素材の形や食感を残しつつ、具材にチーズの膜をまとわせる感じで混ぜていきます。
今回は日本酒に合わせることと、塩気のあるソーセージとのバランスを考えて、甘みのある具材(もろみ漬・いちじく)の割合を多くしています。例えば、ビールに合わせるなら、チーズを多めにしてください。
冷たいフライパンにソーセージを入れ、油をひかず、強火で焼く。
焼く面を変えながら、しっかり焦げ目がつくように(7~8分程度)焼く。
ソーセージを焼くときに油を入れすぎてしまうと、冷えたときに固まって油っぽくなるうえ、スモークの香りが油に逃げてしまいます。油をひかず、しっかり焼き色をつけて香りを引き出すことで、日本酒の甘みに負けないスモーキーな風味がつきます。ソーセージは下茹でしないほうが、水分が減って風味が強くなり、お酒によく合います。
ソーセージがはじけたら、火を入れすぎないこと。
焼きあがったら、ペーパータオルに置き、余計な油をきる。
ソーセージは一口サイズに切って、チーズの白和えをトッピングする。
お好きなパンに切り込みを入れ、白和えとソーセージを挟んだら完成。
今回使ったパンは、テーブルロール(ザクセン)。卵や牛乳が入っておらず、少し乾いたパンなので、使う前に水分を補います。霧吹きをして、湿らせたペーパータオルとラップをかけ、レンジで数分温めます。温まったらすぐ開けず、少し置くのがポイント。冷めるときに水分が戻ってパンがしっとりします。今回は、テーブルロール1個に対して、ソーセージを1本半使いました。
旨味とコクがありながら、柔らかな味わいの有機日本酒。精米度合いが低いので、穀物のふくよかな甘みがしっかり残っています。粘性もあって余韻が長く、フルーティーで洋梨やメロンのニュアンスも感じます。
大土橋 真也
中目黒クラフタル シェフ
本記事のレシピは、東京・中目黒のフレンチレストラン「クラフタル」大土橋シェフにご考案頂いています。有機野菜・オーガニック食材の宅配「ビオ・マルシェの宅配」で購入できる食材をふんだんに使った、ここでしか読めないオリジナルレシピです。
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1984年生まれ。
2004年辻調理師専門学校フランス校卒業
フランス料理店・ジョージアンクラブ(東京)、ジョエルロブション(恵比寿)を経て渡仏。
パリのネオビストロ Saturne サチュルヌにて従事。
その後日本に戻り、2013年初台のレストランアニスにてオープニングより従事。
2015年9月 CRAFTALE クラフタル シェフに就任。
オープン後一年で「ミシュランガイド東京2017」一つ星獲得。