「畑の恵み おせちセット2025」 オーガニックにこだわった...
2024.9.30
小麦粉料理を気軽に楽しむ、小麦粉の使いこなし紹介。一から手作り、気軽で楽しい小麦粉料理②ビオ・マルシェ 国産有機中力粉に続いて第3回目は、ビオ・マルシェの国産有機強力粉を使ってピザとカステラを作りました。
小麦粉料理は手間がかかるイメージがありますが、思い切ってチャレンジしてみると意外に手軽。普段はお店で買うものが手作りできたり、家族でつくる楽しみが味わえたりするのも嬉しいポイントです。
今回紹介するのは強力粉。パン作りをされる方にはお馴染みの小麦粉ですね。ただ、ビオ・マルシェの国産有機強力粉は一般的な強力粉と比べるとたんぱく質(グルテン)の量が少なめです。今年は特にたんぱく質の量が少なく、私もパンを作ってみましたが膨らみづらかったです。(今年の小麦粉の出来については、国産有機小麦100%使用 ミネラル豊富で小麦の風味をしっかり味わえる ビオ・マルシェの国産有機小麦粉で紹介しています。)
そこで、今回は粉のたんぱく質に左右されることのなかった2品、ピザとカステラを紹介します。ピザは、発酵時間が短いので、子どもと一緒に生地作りからトッピングまで楽しめます。カステラは、ハンドミキサーやカステラ型などの道具が要らないレシピです。
先日の土曜のお昼、娘(4歳)と一緒にピザ作りをしました。
まず、ボウルにふるった国産有機強力粉と塩を入れて混ぜます。
他の容器にひと肌程度のぬるま湯を入れ、ドライイーストとオーガニックシュガーを加えて軽く混ぜます。イーストの餌となる砂糖をあらかじめ合わせておき、短時間での発酵を促します。
粉のボウルに、イースト入りのぬるま湯を注いで捏ねます。娘も小さい手を一生懸命動かします。生地が手にまとわりつくのが面白かったようで、夢中で触っていました。
生地がまとまってきたら、オリーブオイルを入れて、さらに捏ねます。油と生地が分離して、まとまるのかな?と不安になるかもしれませんが大丈夫。手のひらの付け根を軸にして捏ねていくと、徐々に油がなじみます。
生地が油が吸収され、ツヤツヤになったら丸めます。ボウルにラップをして30分発酵させます。
発酵させている間にトッピングの準備をします。
ピザソースは簡単に手作り。有機甘口トマトケチャップに自家製醤油麴、みじん切りにした玉ねぎを混ぜるだけです。有機ピーマン、有機玉ねぎ、有機ミニトマト、プロボローネピッコロ(生乳たっぷり、コクのあるスモークチーズです)ハーブソーセージ(バジルやパセリなどのハーブにチーズを加えた人気商品です)はカットしておきます。
発酵時間を終えた生地は、お月様のようにふっくら。大きく膨らんだ生地を手のひらで押してガス抜きします。生地を2等分し、クッキングシートの上で直接生地を押し広げます。耳になる外側は厚みを残しておきます。台を使わなくても良いのでとても楽です。
続いて、具のトッピングです。ピザソースを塗り、チーズ、ピーマン、ミニトマトと好きな具を載せていきます。
200度に温めたオーブンで、15分。
天板を引き出してみると、チーズがとろけていい焼き色です。さっそくアツアツをいただきます。生地が軽めでふわっとしています。ソースは有機甘口トマトケチャップのコクのある甘みに醤油麴の旨味、玉ねぎの食感が良い。具の野菜はスタンダードながらも、コクのあるプロボローネチーズやハーブソーセージのおかげでお店に負けない美味しさです。具のゾーンを越えて耳の部分をかじると、生地の外側がパリッと中はふわっとしています。発酵時間が短いので、軽めでふわふわの食感です。
簡単に作れて、発酵時間の合間にソースや具の準備が整うお手軽ピザです。載せる具は、前日のおかずの残りとかでも十分美味しいです。炒め物や筑前煮などをカットしてチーズを散らすだけなので、より簡単です。
国産有機強力粉…250g
ドライイースト…小さじ1
オーガニックシュガー…小さじ2
塩…1/2
ぬるま湯…150㏄
オリーブオイル…大さじ1
有機甘口トマトケチャップ…大さじ3
醤油麴…小さじ2
みじん切り有機玉ねぎ…1/6個分
有機ピーマン…1個
有機玉ねぎ…1/4個
有機ミニトマト…5個
プロボローネピッコロ…1/2個
ハーブソーセージ…2本
※作り方は、記事で紹介しているので、材料のみ紹介します。
また別の日、カステラが食べたくなったので、久しぶりに焼いてみることに。薄力粉でも良いですが、強力粉で作る方が自分好み。生地がきめ細かく、しっとりと仕上がる気がします。また、砂糖の量もだいぶ減らして甘さ控えめにしています。一般的なカステラは、砂糖と粉を同量使うものがほとんど。砂糖をたくさん使うことで生地の膨らみが良くなるからですが、やっぱり私には甘過ぎます。今は砂糖控えめで、ふんわり感としっとり感を味わえるこのレシピに落ち着いています。
さて、カステラ作りで必須なのがメレンゲ作りです。残念ながら我が家にはハンドミキサーがないので自力勝負。そのため、「冷凍した卵白を使う」、「酢を入れる」、「一の字を書くように泡立てる」、この3つの工夫をとり入れてメレンゲを作ります。
卵を卵黄と卵白に分けます。卵黄のボウルは冷蔵庫へ、卵白のボウルは冷凍庫に1時間入れます。
型紙はクッキングシートで作ります。(折り方は最後に載せています)
卵黄のボウルを冷蔵庫から取り出し、オーガニックシュガーの半量を加え、泡立て器で白っぽくもったりするまですり混ぜ、百花はちみつ・牛乳・有機本みりんとサラダ油を加えて混ぜます。
約1時間冷凍した卵白のボウルを取り出し、そこに酢を入れます。そして、一の字をかくように泡だて器を真横に動かしながら混ぜます。シャリシャリだった卵白がみるみる泡立ってきます。酢には凝固作用があるのでメレンゲをつぶれにくくしてくれます。きめ細かい泡が立ち、卵白に少し重さが出てきたら残りのオーガニックシュガーを入れて、角が立つまで泡立てます。4~5分でメレンゲが作れるので、苦痛ではありません。むしろ、自力で作れることが嬉しく、メレンゲもどこか誇らしげに見えてきます。
卵黄のボウルにメレンゲをひとすくい加えて混ぜたら、強力粉をふるい入れ、手早く混ぜます。ゴムベラに持ち替えて、卵白のボウルに生地を加えて混ぜ合わせ、型に流し込みます。型を持ち上げ、台の上に2~3度軽く落として空気を抜きます。
180度に余熱したオーブンで10分、160度に下げて30分焼きます。オーブンに入れてから、20分程で表面に焼き色がついたので、焦げないようにアルミホイルをかぶせました。
甘~い匂いが漂ってきた頃、カステラが焼き上がりました。竹串を刺して何もついてこなかったので、完成です。焼いている間は膨らんでいましたが、オーブンを開けた途端にしぼみました。
粗熱をとったものを味見してみると、生地はふわふわ、はちみつの香りが口に広がります。カステラは焼きたて当日より日を置いた方が生地は落ち着きます。食べたい気持ちをぐっとこらえて、クッキングシートにくるんだまま保存容器に入れ、野菜室(あるいは冷蔵庫)で2日寝かせます。1日でも良いですが、おすすめは2日です。
冷蔵庫で寝かせたカステラを切り、お皿にのせます。
食べてみると、焼きたてよりも味に奥行きがでて、しっとり感も増しています。舌に残る甘さがないので、あっさりといただけます。
卵…3個(小さい卵であれば4個)
国産有機強力粉…80g
オーガニックシュガー…60g
百花はちみつ…大さじ1
牛乳…大さじ1と1/2
みりん…大さじ1
サラダ油…大さじ1と1/2
※作り方は、記事で紹介しているので、材料のみ紹介します。
①クッキングシートを30㎝ごとに折り、3枚重ねにします。
②4つ折りにします。
③中を開き、三角形になるように折ります。反対側も同様に折ります。
④両端を合わせて向きを変えます。
⑤中心線に向かって半分に折ります。反対側も同様に折ります。
⑥下の辺を2回折り返します。反対側も同様に折ります。
⑦折り返した部分を開いて完成。
パンやパスタ、餃子の皮作りにお使いください。