”人に 自然に やさしく” オーガニック クラフトビールを造...
2024.8.29
小麦粉料理を気軽に楽しむ、小麦粉の使いこなし紹介。第1回目の一から手作り、気軽で楽しい小麦粉料理①ビオ・マルシェ 国産有機薄力粉でクッキーとチヂミづくりに引き続き、第2回目は、ビオ・マルシェの国産有機中力粉を使って手打ちうどんと手作り肉まんに挑戦しました。
小麦粉料理は手間がかかるイメージがありますが、思い切ってチャレンジしてみると意外に手軽。普段はお店で買うものが手作りできたり、家族でつくる楽しみが味わえるのも嬉しいポイントです。
今回紹介する中力粉は、店頭でもあまり見かけないので「どんなお料理に使うの?」と思われるかもしれません。使い心地は薄力粉と強力粉の中間で、ふんわりした食感と適度な弾力が生まれるのが特徴です。その特徴から、うどんなどの麺類に使われることが多く、「うどん粉」という名前で店頭に並んでいることもあります。私もあまり使ったことが無かったのですが、今回うどんや肉まんづくりに使ってみて、その美味しさや楽しさが分かり、中力粉との距離がぐっと縮まりました。
まずは「うどん粉」にちなんで、手打ちうどんを作ります。材料は、国産有機中力粉、塩、水の3つ。
水に塩を溶かし、塩水を作ります。
ふるった中力粉に塩水を半分入れ、両手で下から粉をすくい上げるように混ぜます。すると、粉と水が混ざり、ぽろぽろとした塊が出来てきます。残りの塩水の半分を入れて同じように混ぜたら、塩水をすべて入れて混ぜます。
生地に水分が回ってきたら、手のひらの付け根で押してこねます。
生地がまとまったら、大きなビニール袋の中央に置き、包んで20分寝かせます。
20分経ったら、袋の上から生地を100回踏みます。「むにゅむにゅ~」と言いながら、娘が踏みます。娘は30回ほどで疲れてしまったので、交代して私も踏んでみます。うどん作りをしたことがなかったので、足に伝わる生地の柔らかさが新鮮です。
平たくなった生地を四隅から畳んで、また100回踏みます。今度は夫の番。体重もあり足も大きいので、ひと踏みで平たくなります。大人が踏む場合は加減が必要ですね。
もう一度生地を畳み、100回踏んだら、生地の四隅を折って袋に包んだまま20分置きます。生地は直接さわらず、袋越しに畳みます。
寝かせ時間を終えたので、台に打ち粉(片栗粉)をし、生地を平たく伸ばします。弾力があるので少し力がいる作業。生地の向きを90度変えては伸ばしを繰り返します。娘は体重をかけながら麺棒を転がしていました。
3ミリ程の厚さになったらたっぷりと打ち粉をし、4つ折りにします。
いよいよ終盤です。生地をまな板にうつし、包丁で細めに切ります。打ち粉をしていても切断部分がくっつきやすいので手早く切り進めます。切ったうどんは打ち粉をしてほぐしておきます。
切ったうどんを、たっぷりのお湯で7~8分湯がきます。茹でるにつれうどんが太くなっていきます。茹で上がったうどんをザルに上げ、氷水でもむようにしてぬめりを取ります。
1本味見してみると、すごいコシの強さです。噛めば噛むほど小麦の旨みを感じます。
器にうどんをよそい、たまご、有機青葱、有機青じそ、天かす、ごまをトッピング。食べる前に有機醤油を回しかけていただきます。
夫は美味しいお店を探すほど、うどん好きなのですが、「うまっ!こんな簡単に作れるねんな、うどんって。」と驚いていました。コシもしっかりとあり、有機小麦の味がしっかり感じられて、飽きのこない美味しさです。2人の娘(1歳と4歳)もあっという間に平らげていました。
今回、手打ちうどんに挑戦して、自分で打つ楽しさとその美味しさに感動しました。しばらく国産有機中力粉が手放せなくなりそうです。作業時間は20分程度、寝かせる時間を入れても1時間ちょっとなので、休日のお昼ご飯などにも気軽に作れます。
別の日に、レシピの1/4の量(一人分)で作ったうどんも成功しました。こちらは、ビニール袋も小さめで良いですし、踏む回数は50回を3セットで十分でした。大きな台も要らず、まな板で伸ばすのも切るのも完結するので、より手軽です。
また、打ったうどんが余ったら、冷凍保存できます。茹でる前のうどんをラップや保存袋に入れて冷凍庫へ。食べるときは、冷凍のまま熱湯で7~8分茹でてください。作りたてと変わらない美味しさでしたよ。
国産有機中力粉…400g
塩…18g
水…200g
打ち粉(片栗粉)…適量
※作り方は、記事で紹介しているので、材料のみ紹介します。
次は、肉まんづくりです。肉まんはレシピによって、薄力粉を使ったものも、強力粉のものもありました。そこで、中力粉でも作れるだろうとおもい、挑戦してみました。
はじめに生地を作ります。ボウルに、ふるった国産有機中力粉、ドライイースト、オーガニックシュガー、塩を入れてお箸で混ぜます。
そこにぬるま湯を4回に分けて回し入れます。その都度、お箸を大きく動かして混ぜます。粉っぽさがなくなってきたら、ごま油を加えてひと混ぜします。
次に手でこねていきます。うどんの生地づくりの時のように、手のひらの付け根を軸にし、押し伸ばしてこねます。
生地がしっとりとしてきたら丸く整え、ボウルに濡れ布巾をかけて室温で発酵させます。
生地が約2倍の大きさになるまで発酵させます。今回はおよそ30分でした。
生地を寝かせている間に、肉まんの具とクッキングシートを用意します。
具は、豚ミンチに、野菜の重ね煮(えのき、有機キャベツ、有機たまねぎ、有機にんじん)、おろし生姜、酒、醤油、ごま油を混ぜて完成です。野菜の重ね煮は具材の半分以上と、たっぷり入れます。
肉まんをのせるクッキングシートは、正方形にカットしたものを8枚作ります。
寝かせた生地を台にのせて転がし、棒状にしたら8等分に切ります。
切った断面に打ち粉をし、手のひらで押しつぶします。
円の中心は厚みを持たせたまま、周りを平たくするように麵棒で10㎝程の大きさに伸ばします。これがなかなか難しく、手早くしないと生地がダレてきます。
伸ばしたら生地に具をのせ、ひだを寄せながら包みます。ちょっと生地がゆるいのか、思い通りの形になりません。3個目あたりで、口が閉じていれば大丈夫かな、と気楽に考えて包むことにしました。包んだものはクッキングシートに載せます。
全て包み終えたら、蒸籠に入れて15分程二次発酵させます。
丸みを帯びて膨らんだら、蒸気の上がった鍋に蒸籠をのせて15分蒸します。
蒸しあがった肉まんは、ぷくっと膨らんでいます。
割って食べてみると、皮の外側はもっちり、中側はふんわり。中力粉ならではなのか、重すぎず、軽すぎず、程よい食べ応えのある生地です。具は野菜の重ね煮と豚ミンチと合わさってジューシー。オイスターソースなどの中華調味料を使わなくても、重ね煮の旨味とごま油と生姜で、ちゃんと中華味に仕上がっていました。
家族からは「もうないの?また作って~」と大好評。娘からは「こんな美味しい肉まん、魔法使ったんやろ!」と楽しいコメントをもらいました。魔法を使ったように美味しかった(?)ということで、慣れないなりにも作った甲斐がありました。次回は、見た目も美味しそうな肉まんを目指して、再チャレンジしようと思います。
国産有機中力粉…200g
ドライイースト…小さじ1
砂糖…大さじ1
ごま油…小さじ2
塩…ひとつまみ
ぬるま湯…100㏄
豚ミンチ…150g
重ね煮…100g
おろし生姜…ひとかけ分
ごま油…小さじ2
お酒…小さじ2
塩…小さじ1/2
塩…小さじ2/3
有機にんじん…50g
有機玉ねぎ…300g
有機キャベツ…100g
えのき…60g
塩…ひとつまみ
塩、えのき、有機キャベツ~の順番に、みじん切りした野菜を鍋に重ねていきます。(野菜の皮は剥かずにそのままお使いください。玉ねぎは剥いてくださいね。)鍋に蓋をし、20分弱火にかけます。
※作りやすい分量にしているので、残った重ね煮は他のお料理に活用できます。お湯で薄めてスープに、蒸したジャガイモと合わせてポテトサラダに、炒めたミンチに混ぜてそぼろに。
※肉まんの作り方は、記事で紹介しているので、材料のみ紹介します。
国産有機中力粉を使った料理は、慣れないながらもとても楽しく、家族からも好評でした。特にうどんは材料も少なく、手軽なのでぜひお試しください。次回の一から手作り、気軽で楽しい小麦粉料理③ビオ・マルシェ 国産有機強力粉でピザとカステラ作りでは、国産有機強力粉の使いこなしを紹介します。
(スタッフ 伊藤)
パンやうどん、お好み焼きなどにお使いください。