年末年始のごちそうをお手軽に、ビオ・マルシェの年末・2025...
2024.11.1
ビオ・マルシェ「洗双糖」(せんそうとう)は、鹿児島県種子島産100%のさとうきびから作られた粗製糖です。最小限の精製に留め、ミネラルを残して仕上げている分、白砂糖のように甘みだけが主張することもなく、黒糖のような強いクセも無く、やわらかな優しい甘みとコクが味わえます。煮物などに使うと照りが出て、味に深みも出ます。どんな料理にも使いやすい、ビオ・マルシェの人気商品です。
砂糖には黒糖、洗双糖、三温糖、上白糖など、いろいろな種類があります。
製法上では、糖蜜を砂糖結晶と分離しない「含蜜糖」と、分離させる「分蜜糖」に分類されます。
黒糖や和三盆は「含蜜糖」に、上白糖や三温糖、そしてビオ・マルシェ「洗双糖」は「分蜜糖」に含まれます。
「分蜜糖」でも、精製度合いに違いがあります。
上白糖は精製度が高い砂糖。化学的な精製方法(イオン交換樹脂など)で、ショ糖以外の糖分・タンパク質・ミネラル分や不純物を取り除いてできた透明な液糖を結晶化させます。また、一般的な三温糖のほとんどは、上白糖を茶色く着色しています。(昔ながらの製法で作られた未精製糖の三温糖もありますが数は多くありません。)
ビオ・マルシェ「洗双糖」は、精製度の低い砂糖。原料から不純物を除き、濃縮して煮詰めたものを二度結晶化(分蜜化)させるだけのシンプルな製法です。化学的な精製を加えていないので、さとうきびに含まれるミネラルが残っているのも特徴です。
ビオ・マルシェ「洗双糖」は、長年愛用している我が家の定番調味料です。コクはあって、黒糖のようなクセがないので、煮物・煮魚はもちろん、季節の手しごとの梅シロップづくりやらっきょう漬けづくりにも重宝しています。
先日届いた野菜セットに、美味しそうな有機里芋が入っていたので、ビオ・マルシェ「洗双糖」を使って里芋の煮っころがしを作りました。
皮をむいた里芋を米のとぎ汁で下茹でし、ぬめりをとります。下茹でした里芋を菜種油で炒め、水と酒を入れて沸騰させます。
沸騰したら洗双糖を加えて落し蓋をし、5~6分弱火で煮ます。落し蓋をとり、有機醤油を加えて煮詰めたら完成です。
ねっとりとした里芋に、洗双糖と有機醤油の甘じょっぱい味が染みてます。洗双糖のおかげでいい照りも出ています。
有機里芋を食卓に出すのは今季初だったので、3歳の娘は食べる前に不思議そうに「これなぁに?」。「里芋やよ。」と伝えると、パクっと口にして「おいしい、さといも!」ときれいに平らげてくれました。
昔、この時期になると、父が山へ行っては焚火をし、鶏肉やさつま芋などを焼いて持って帰って来てくれました。
なかでも、私が大好きだった焚火料理は、「焼きりんご」。今でも、りんごを目にするとふと食べたくなることがあります。あいにく、我が家の周りに焚火が出来る場所はないので、フライパンを使った手軽な焼きりんごを作ることにしました。
まず、りんごを輪切りにしていきます。
今回、野菜セットに入っていたふじりんごは見事な蜜入り!りんごの芯はクッキーの抜き型で抜きます。
熱したフライパンでバターを溶かし、りんごを並べて洗双糖をパラパラと振りかけて焼きます。
りんごと洗双糖の甘~い香りが台所に広がります。
りんごの果肉が透明になり、うっすらと焼き色がついたら有機レーズンを入れます。仕上げにシナモンを一振り。
りんごの爽やかな甘みに、バターと洗双糖のコク、そしてシナモンのスパイシーな香りがアクセントに。
父が焼きりんごに使っていたのもビオ・マルシェ「洗双糖」だったので、まさに思い出の味です。
「一度使うと手放せない!」という声をたくさんいただくビオ・マルシェ「洗双糖」。まろやかでコクのある美味しさを、ぜひお試しください。温かい紅茶に少量入れて飲むのもおすすめです。洗双糖の優しい甘みが身体に染み渡りますよ。
(スタッフ 伊藤)
【季節の手しごと】梅仕事 梅シロップの作り方
もぜひご覧ください。
・ビオ・マルシェの洗双糖とオーガニック食材でつくる、フレンチ一つ星シェフの手作りジャム・レシピでは、洗双糖とビオ・マルシェの有機食材をたっぷり使ったジャムのレシピを紹介しています。