年末年始のごちそうをお手軽に、ビオ・マルシェの年末・2025...
2024.11.1
ビオ・マルシェの洗双糖かりんとうは、イーストを使わず国産有機小麦粉の味わいを生かしたかりんとうです。洗双糖(粗製糖)をまぶした優しい甘さが特徴です。この度、「あっという間に食べてしまう」「大きいサイズの方が良い」というお客様の声から、内容量を50gから100gに見直しました。
洗双糖かりんとうの製造を依頼しているのは、福岡県にある天龍堂製菓です。代表の上野社長が、2代続いていたかりんとう屋さんから味と社名を引き継ぎ、かりんとう一筋で製造を続けています。
ビオ・マルシェ オリジナルのかりんとうなので、主原料の小麦粉には、ビオ・マルシェ国産有機中力粉を指定して製造を依頼しています。しかし、ビオ・マルシェ国産有機中力粉を使ったかりんとう作りには、様々な困難がありました。まず、天龍堂製菓で普段使っている小麦粉とグルテン量が違うため、生地が膨らみにくいこと。そのうえ、「ネバリゴシ」という粘りが強い品種なので、発酵後の生地が非常に切りにくいこと。それでもなんとか、天龍堂製菓の職人が様々な工夫を重ね、風味豊かなビオ・マルシェの国産有機中力粉を使ったかりんとうが実現できました。
一般的なかりんとうは、しっかり膨らませるためにイーストで発酵を促します。ビオ・マルシェの洗双糖かりんとうは、イーストや酵母などの膨張剤は使いません。その代わり、生地の発酵時間をじっくりもうけて発酵させます。時間がかかる上に膨らみにくい職人泣かせの生地ですが、膨張剤に頼らない分、生地がギュッと詰まって国産有機小麦の風味がより感じられます。
洗双糖かりんとうの外側のコーティングには、麦芽水飴と洗双糖を指定して作っています。麦芽水飴は、一般的な無色透明の水飴と比べて甘さが控えめで、糖の吸収も穏やかです。また、洗双糖は最小限の精製に留めた粗製糖で、ミネラルを残した柔らかい甘みとコクが持ち味です。この2種類を使うことで、素朴で優しい味わいを実現しました。
天龍堂製菓で使う揚げ油は、100%米油(国産玄米のぬかが原料)を使っています。これは、米油で揚げると、菜種油と比べて仕上がりが軽くなるためです。そこから、さらに軽い食感を追求して試作を重ね、現在の2度揚げ製法に落ち着いたそうです。揚げ油の温度をそれぞれ変えるのがこだわりのポイントとのこと。手間を惜しまない作り方で少量ずつ丁寧に揚げ、軽い食感とさっぱりとした後味を実現しています。
先日、100gにリニューアルした洗双糖かりんとうが届きました。倍量になったので、家族や友人と一緒に食べるのにもいいサイズ感です。
細めのかりんとうに洗双糖がたっぷりまぶしてあります。でも、ひと口食べてみると、見た目から想像するよりずっと優しい甘み。これが洗双糖と麦芽水飴ならではの甘みなのでしょう。上白糖であれば、こんなに優しくまとまらない気がします。それに、こんなに細いのに生地の密度が高いからか、噛めば噛むほど美味しいです。食感は軽くて後味さっぱり、一般のかりんとうと比べて油っぽくないので、ついつい手が伸びてしまいます。それだけに、1人で食べる時は自制心が必要かもしれません。私も危うく平らげてしまうところでした。
スタッフ 伊藤
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