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4月22日(金)「四季のおうち薬膳と養生のおはなし 第1回 春の養生」を開催しました

2022年4月22日(金)、オンライン講座「四季のおうち薬膳と養生のおはなし 第1回 春の養生」を開催しました。講師にお招きしたのは、奈良県で薬膳料理教室「寺子屋*花」を主宰する大東清美先生です。

この講座では、大東先生が実践されている「和食薬膳」を軸に、日本の四季に合わせた薬膳の取り入れ方について教わります。また、日本人特有の体質や食文化に寄り添った薬膳の提案なので、身近な食材で実践できます。来年の1月まで、全4回(春、夏、秋、冬)開催予定です。

第1回 春の養生

第1回目のテーマは「春の養生」。薬膳の基礎知識から始まり、春におすすめの養生食材と食養生の実践方法を紹介いただきました。

氣・血・水のバランスが健康の指標

「薬膳」は、鍼灸・あんま・足つぼと並んで「東洋医学」の中で発展した療法の1つです。そこで、まず初めに「東洋医学」の基本的な考え方と健康の定義について学びました。

「東洋医学」での「健康」の定義は、氣・血(けつ)・水(すい)のエネルギーのバランスが良い状態のことです。偏った食事や季節の邪気・強いストレスを受けると、氣・血・水のバランスに過不足が生じたり、流れが悪くなり「未病」になります。「未病」の段階から食事の改善や生活習慣を見直すことで、健康を保てます。

講座では、氣・血・水について、どのようなエネルギーでどのような働きをするのかを教えていただきました。日々の生活の中で日本の風土に合わせ、いかに氣・血・水のバランスをとっていくかがとても大切とのことです。

節気変化に影響を受けない体づくり~春~

「東洋医学」では、節気変化がからだに与える影響を知っておくことが基本となります。節気変化とは、「二十四節気」の変化のこと。「二十四節気」とは、自然界で起こっている1年間の陰陽変化を24の期間(2週間スパン)に捉えた考え方です。それぞれの節気変化の特徴を知っておき、影響を受けないように養生に努めるのがポイントです。

春は、冬に溜め込んだものを排泄する季節です。春の陽気に誘われて、顔(目・鼻)や皮膚などから排泄が起こりやすいのが特徴的。涙・鼻水・皮膚のかゆみ・顔からの大量の汗などの症状に悩む方も多い季節です。

春は「肝」に負担がかかる季節

春は、冬に溜め込んだ毒素を出す季節。そのため、解毒機能をもつ「肝(肝臓)」の働きのサポートが必要です。講座では、「肝」を充実させる養生のポイントやおすすめ食材の取り入れ方を具体的に詳しく教えていただきました。

春の養生食材「有機梅エキス」

春先におすすめの食材の1つとして、ビオ・マルシェの「有機梅エキス」をご紹介いただきました。有機梅エキスは、国産有機青梅の果汁を煮詰めて約50倍濃縮させたエキスです。1瓶当たり、約3kgの国産有機青梅を使っています(濃縮率は、その年に収穫される青梅によって若干前後します)。

大東先生によると、梅エキスに含まれる少しの苦味がからだの不要なものを排出してくれるとのこと。

有機梅エキスの詳細は、毎日の健康維持にコレ♪国産有機青梅を1瓶に約3kg使用、ビオ・マルシェ「有機梅エキス」をご覧ください。

質問コーナー

皆さんからいただいたご質問にリアルタイムでご回答いただけるのも、この講座の大きな魅力の1つです。お申込みの段階からいくつかご質問をくださっていたのですが、講座中もご参加の方からたくさんチャットでご質問をいただきました。

・むくみを取る食材はどれがおすすめですか
・ほうれん草がおススメとのことですが小松菜はどうでしょうか
・この時期にいいお茶は
・氣血水のうち水が不足している場合は

時間が限られていたため、全てのご質問に答えていただくことはできませんでしたが、質問された皆様は、理解を深めていただけたようです。

開催スケジュール・講座内容

次回は2022年7月15日(金)に開催です。テーマは「夏の養生」です。

ひまわり

夏は、暑さにより一年でもっとも体力を消耗する季節。薬膳を日々の食事に取り入れて元気に夏を乗り切りませんか?
6月初旬からお申込みいただける予定です。

第2回 7月15日(金)
夏の養生
・東洋医学的「心」「脾」について
・日本人の胃腸に合う食事って?
・心の不調や食養生について
・節気変化について(夏)
・脾の不調や食養生について
第3回 10月14日(金)
秋の養生
・節気変化について(秋)
・東洋医学的「肺」について
・肺の不調や食養生について
第4回 1月13日(金)
冬の養生
・節気変化について(冬)
・東洋医学的「腎」について
・腎の不調や食養生について

講師

大東 清美(おおひがし きよみ)先生

寺子屋*花 大東清美先生

・寺子屋*花主宰
HP:http://teracoyahana.com/
・一般社団法人 和食薬膳協会代表理事
・国際薬膳師
・望診法指導士

プロフィール

奈良県生まれ奈良育ち。幼少期はアトピーに悩み、物心ついた時から食の世界に興味を持つ。カフェで修業後、マクロビオティック(玄米菜食)の世界を学ぶため東京へ。真面目で頑張り過ぎる性格がたたり、体調不良となり「望診法」と出会う。山村慎一郎氏のもとで望診法を学び、多くの食事相談アシスタントを経験。

2014年4月より大人の食の学び場、寺子屋*花を展開し大阪教室も同時に開催。2015年7月より毎日食べたい薬膳カフェ「おうち薬膳~菜花(なばな)~」を開店。

将来の子供たちに誇れる食文化を伝えるため、奈良&大阪をベースに、長崎の五島列島、北九州市の小倉など出張教室も定期的に開催中。

2019年6月から、ビオ・マルシェ宅配会員カタログで有機野菜などを使った「おうち薬膳」のレシピ・コラムを掲載中。

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