フレンチ一つ星・大土橋シェフ、有機酢のつくり手・庄分酢(福岡...
2024.8.12
フレンチ一つ星・大土橋シェフがビオ・マルシェの畑を訪ね、オリジナル・レシピを創作する連載企画・「Tales From Organic Farm」。今回は、北海道・富良野百・我(ふらのももんが)からのレポート。
9月6日、北海道は富良野で有機野菜を作っていらっしゃる北海道・富良野百・我(ふらのももんが)の阪井さんを訪問しました。
まずは、阪井さんのお野菜で作ったお料理、奥様方の手料理です。天気は雨の予報だったのですが、晴れ間も見え屋外でのランチをいただきました。
なかでも目立ったのは、じゃがいも「ゆきつぶら(雪円)」のマッシュポテト。名前通り色の白いマッシュポテトで、でんぷんもしっかりのった甘味のあるポテトでした。
続いてポトフ、こちらには「ゆきつぶら」、「さやあかね」の2種類のじゃがいもが入っています。どちらも阪井ファミリーの思いのつまった、特徴のある美味しいおいもでした。
ところで、「ゆきつぶら」は、もう種芋として手に入らない希少な品種で、有機野菜をするうえで栽培しやすくて美味しい品種を探し求め、やっと辿りついた品種とのこと。今は、種芋を繋げるために自家採種しながら出荷に繋げているそうです。長年の努力の結果ですね。
阪井さんのじゃがいもは、2月ごろまで販売予定です。
大土橋シェフも、屋外での阪井さんランチに舌鼓を打った様子です。ごちそうさまでした。
ランチのあと、圃場へ案内していただきました。じゃがいも、たまねぎ圃場です。今年は北海道は全般的に豊作と聞きますが、そんな中でもやはり有機農業は難しいとのこと。「野菜も豊作なら、虫、草も元気」とのことで、有機農業の難しさを改めて感じました。
ここで阪井さんから興味深いお話が。
「有機たまねぎは、(有機でない)慣行のたまねぎより見た目が赤っぽいでしょう?」と阪井さん。
確かに、ここで収穫したたまねぎを保管している大型のコンテナ(写真)を見ると、移動中に見た他の農家さんのたまねぎと比べて赤っぽく見えます。
阪井さんに理由をお伺いすると、「マルチ栽培で育てた有機たまねぎは、寒暖の差が大きくなり、より糖度が乗っているんです。同じ時期に植えた同じ品種の慣行品よりも、見た目が赤っぽく色乗りしてますが、色乗りした赤い皮のたまねぎのほうが糖度が乗っているんですよ。」とのこと。
続いて、かぼちゃの圃場です。品種は九重栗です。今年は生育もよく味もデンプンも乗って美味しくいただけそうとのこと、楽しみですね。
その後、坊ちゃんかぼちゃの圃場もご案内いただきました。
毎年この季節おなじみの北海道富良野の阪井さんのたまねぎ、じゃがいも、かぼちゃを大土橋シェフとご訪問しました。ビオ・マルシェの秋の名物、阪井さんのお野菜がどんな料理になるか本当に楽しみです。
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