フレンチ一つ星・大土橋シェフ、有機酢のつくり手・庄分酢(福岡...
2024.8.12
北海道の北東部、オホーツク海に面した紋別空港から車で約1時間。フレンチ一つ星・大土橋シェフと、興部町にある牧場「ノースプレインファーム」を訪ねました。
空港から牧場まで、見渡す限りの大自然のなか、車で移動。オホーツクといえば、酪農と漁業で知られています。大土橋シェフもどんな食材と出会えるか楽しみとのことで思わず笑みがこぼれます。
「ノースプレインファーム」では、オホーツクの自然が生み出したミルクの本当の美味しさに加え、安全安心を第一に考え、有機JAS認証を取得した乳製品などを製造しています。その姿勢のもと、ビオ・マルシェに長きにわたり商品を提供していただいています。
ちなみに、興部町と書いて「おこっぺちょう」と読みます。おこっぺ有機ヨーグルト、おこっぺ有機モッツァレラチーズなど、ノースプレインファームの看板商品にも「おこっぺ」の名が付いています。
社長の大黒さんと営業担当の宇留間さんが迎えてくださいました。まずは牧場内の直営のカフェレストランで、ご自慢の醗酵バターケーキをいただきながら、商品づくりへの想いについてお聞きしました。
初代は徳島県から北海道に入植した農家であり、現在は4代目。社長も牧場に興味があり、大学卒業後にニュージーランド、オーストラリアを放浪され、牧場経営を勉強されました。その中で「日本で牧場をやるなら、規模拡大を追い求めてはダメだ!国際競争力で勝てない。ではどうするか?」と感じ、「自然のまま、美味しさ、安心」を大切にした現在の経営スタイルとなりました。
さて、話はシェフと牛乳などの美味しい食べ方の話に。社長、「牛乳はそのままが一番美味しい、ただし温度が大事。熱くもなく冷たくもない37度程度がベストの飲み方です。」。
話は広がり、じゃがいもについても。「じゃがバターにイカの塩辛をトッピングすると美味しいです。これらの食材も、もちろんオホーツク産で」とのこと。シェフもご納得の様子。社長、今後も牛乳、チーズ、じゃがいもなどと地域の名産品を合わせた美味しい食べ方を探求したいとのことで、楽しみですね。
醗酵バターケーキも、ケーキに添えられたソフトクリームもとても濃厚で、自然の味が伝わってくるようで、本当に美味しかったです。
さて、いよいよ商品づくりの現場、工場をご案内いただきます。製造ご担当である副社長の吉田さんにバトンタッチし、牧場内を歩きながら、スイーツ、チーズ、牛乳づくりの思いを語っていただきました。
牧場を運営するうえで、「大切な食材を、いかに無駄なく、美味しく提供できるか」を追求した結果、牛乳、ヨーグルト、スイーツ、ウィンナー、ベーコン(肉製品は協力工場による委託生産)のラインナップになったとのこと。各々工場の前を歩いていると、野外にまで良い匂いがただよってきます。
いよいよ、メインの乳製品工場をご案内いただきました。当然のことながら、しっかり衛生管理されています。
ヨーグルト、バター、チーズのラインを見せていただきました。
吉田さん、「私たちは、ヨーグルトメーカー、チーズメーカーではないです。牧場をやっているのです。」とのこと。作る種類や量は大手メーカーには及ばないけれど、自分たちで育てた牛からとった牛乳で作るからこそ、自信をもってお届けできる商品ばかり。社長のこだわりがここでも見られた気がしました。
続いて牛舎、牧草地をご案内いただきました。
搾乳できる牛が50頭程度いるとのことです。夏はこの牧草地で青草を食べ、冬は夏に収穫した干し草やデントコーンサイレージなどを食べて元気に育っています。広大な大自然で丁寧に思いをこめて育てられた牛のヨーグルト、チーズ、美味しいはずですね。
大土橋シェフの次回の料理が楽しみです。
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