はじめてのアーユルヴェーダ vol. 24「消化力、代謝力を...
2024.11.4
ビオ・マルシェの宅配では、有機野菜を使った料理教室「VEGE & SPICE TABLE マリさんのアーユルヴェーダ食堂」を隔月で定期開催しています。今回は9月18日開催分から、レシピ「夏野菜のココナッツカレー」と「サフランライス」をご紹介します。
今回は、夏野菜が持つ「身体の中の熱を取り除く」効果を利用したレシピです。好きな夏野菜を使ったり、お肉を入れたい場合、この時期はラム肉や豚肉などで代用しても良いでしょう。
このレシピは、夏の暑い時期に何時間も煮込んだりせずに、野菜たっぷりの本格的なココナッツカレーが、あっという間に作れるので、ぜひ、ご自宅でも作ってみてください。
なす 2本 ・・・ 1cm の半月切り
ズッキーニ 1/2本 ・・・ 1cm の半月切り
じゃがいも 1個 ・・・ 1.5cm 角に切る
オクラ 8本 ・・・ 1.5cm の斜め切り
☆オイル 大さじ 2
☆マスタードシード 小さじ 1/2
☆ヒーング 少々
☆鷹の爪 2本
☆にんにく 1/2片 ・・・ みじん切り
☆生姜 1片 ・・・ みじん切り
☆玉ねぎ 1個 ・・・ みじん切り
ターメリック 小さじ 1/2
トマト 1個 ・・・ 乱切り
チリ 小さじ 1/4
塩 小さじ 1と1/2
※チリと塩は、あらかじめ混ぜ合わせておきます。
水 適量
ココナッツミルク 大さじ 2
<下準備>
材料はすべて切り出し、スパイスなどもあらかじめ用意をしておく。
① 鍋にオイルを熱し、☆マークの材料を順番にフォドニする。
玉ねぎが透き通ってきたらターメリックを入れ、きつね色になったら、トマトを加え炒める。
②トマトが煮崩れてきたら、チリと塩を加え混ぜ合わせ、次に野菜を入れ炒める。
③ 2~3分炒めたら、ひたひたまで水を加え、 沸騰したら、中弱火にし15分煮る。
④ 野菜に火が通ったら、ココナッツミルクを入れて混ぜる。
<フォドニとは>
インド料理でよく用いられるテクニックで、温めたオイルにスパイスを加えてパチパチとはじけさせ、香りと薬効を引き出すことです。テンパリング、タルカとも言います。スパイスが焦げないよう、慣れない場合は弱火で行うと良い。
いつものご飯を炊くように、材料を入れるだけで簡単においしいサフランライスがつくれます。
① 全ての材料を炊飯器に入れて炊く。
バスマティライス 2合
(日本米に比べると細長い長粒米です。水分量が少なく、消化に良いのでおすすめです。)
水 3合の目盛り
サフラン 15本
テージパッター 1枚
カルダモン 2粒
塩 小さじ 1/2
オイル 少々
<テージパッター>
インド原産で、シナモンの木の葉にあたります。煮込み料理などに使うと、より本格的なインド料理の味が再現できます。ベイリーフにも似ていますが、葉脈の向きが横ではなく縦に走っています。鍋に長時間入れたままにすると、苦味が出るため、料理が出来上がった後は、なるべく早く取り出しましょう。手に入らない場合はベイリーフで代用できます。
暑い夏や、身体の中に熱がこもっている時におすすめのスパイスを使ったお茶です。沸騰させて煮だす方法もありますが、効果をより高めたいときは水出しにします。作り方も簡単、1ℓの水に大さじ2~3杯のコリアンダーシードを入れて一晩置いておくだけ。
思っていたよりもクセが無く飲みやすいので、ご自宅に残っているコリアンダーで、ぜひ作ってみてください。
水 1ℓ
コリアンダーシード 大さじ2~3杯
広島県尾道市出身
インド政府公認アーユルヴェーダライフスタイルコンサルタント
キッチンスタジオ ペイズリー インストラクターコース 修了
ヨガインストラクターの勉強中に、アーユルヴェーダに出会う。
各地でアーユルヴェーダ料理教室や、ギーの講座を開催。
アーユルヴェーダドクターの来日の際に、食事の担当を任されている。