国産有機強力粉でつくる3種のパン
2024.9.24
大土橋シェフによる、旬の有機野菜で作るオリジナル・レシピ。今回は、長崎県・吾妻旬菜から届いた有機野菜をメインにした料理。
有機大根とホタテの貝柱のムースです。冬の有機大根の淡く繊細な甘みと香りが、ホタテの甘みと良く調和します。大根とホタテの風味に一体感を持たせるため、それぞれ薄切りにしてストライプ柄に重ねてムースにしました。
写真の例は、華やかな野菜(カステルフランコ、エンダイヴ、カリフラワー)を飾り、大根スープをソースにして、レストラン仕様にしています。ストライプの帯状に見えるのが、有機大根とホタテのムース。丸型のものが、ホタテだけのムースです。
ホタテ貝柱 100g
生クリーム 100g
卵 1個
有機大根 1/4本(真ん中のほうを使ってください)
ホタテ貝柱、生クリーム、卵1個をミルミキサーに入れて、滑らかになるまで回す。
途中で塩を加えてお好みの塩分に調整したら、ホタテのムースのできあがり。
できあがったホタテのムースは、型などで固めれば、そのまま美味しく食べられます。
今回は、さらに、このあと、大根とホタテのムースを作ります。
大根は、皮をむいて輪切りにする。
大根の香りを引き出すために、塩を入れてから茹でる。
火加減は弱火で、コトコトと少し動く程度。
弱火で約15分、十分に柔らかくなるまで火を入れる。
ゆであがったら、バットに重ならないようにきれいに並べる。大根の風味を生かすために、水にさらさず(おか上げ)、そのまま冷ます。
塩茹でした輪切り大根と、ホタテのムースを交互に重ねて層にする。大根もホタテも柔らかいので、押さえずに、交互に載せていく。
崩れないように、小さいコップにラップを敷いて重ねるとやりやすいです。
何回か重ねたら、ラップでキャンディ包みにする。
80度のお湯で15分火を通す。
膨張してしまうので、煮立てないように注意する。
冷めたら好みの大きさにカットする。
6分割くらいがちょうどよいです。
(氷水に落とすなどして、十分に冷やすと、切りやすくなります。)
ホタテのムースが残ったら、それだけで型に入れても美味しく食べられます。
大根は、真ん中のほうを使ってください。太さが均一なので、ムースがきれいに仕上がります。また、味わいも穏やかでホタテとよく合います。
大根とホタテのムースは、そのままサラダで召し上がっていただいても良いですし、スープの具や、衣をつけて揚げるのもおすすめ。もちろん、ホタテのムースだけでも美味しく召し上がれます。
本記事のレシピは、東京・中目黒のフレンチレストラン「クラフタル」大土橋シェフにご考案頂いています。有機野菜・オーガニック食材の宅配「ビオ・マルシェの宅配」で購入できる食材をふんだんに使った、ここでしか読めないオリジナルレシピです。