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中目黒クラフタル・大土橋シェフ 吾妻旬菜(長崎県)を訪問

吾妻旬菜 畑風景

フレンチ一つ星・大土橋シェフがビオ・マルシェの畑を訪ね、オリジナル・レシピを創作する連載企画・「Tales From Organic Farm」。初回の訪問、長崎県・吾妻旬菜からのレポート。

 

2018年11月13日、大土橋シェフが、はじめてビオ・マルシェ生産者の吾妻旬菜を訪れた。天気は快晴。畑を案内してくれるのは、吾妻旬菜社長の長谷川さんとビオ・マルシェ創業者の関会長。長谷川さんが、先ほど収穫した大根1本を手に大土橋シェフを出迎えてくれた。

まずは大土橋シェフから長谷川さんに有機農業をはじめた理由を質問。

長谷川さんはもともと代々家業として林業をやっておられたが、事情があり林業を卒業、持ち前の英語力を活かし、地元の子ども達向けの英語塾をスタート。授業で子どもたちと数年触れ合うなかで、勉強だけでなく、子どもたちの心身を食から支えたいという思いに至り、有機農業をはじめたとのこと。有機農業をはじめて40年以上、「継続は力なり」だ。

さて、いよいよ畑へ。

有機にんじん 未熟での収穫

まずは人参。「収穫前でまだ少し小さい」とのことだが、シェフの希望で掘り取りを。立派な人参がとれた。もう収穫しても良いのでは?、長谷川さんいわく「サイズは大きいが、先がとがっているのでまだ成長途中だ」とのこと。有機野菜のプロの発言だとシェフも納得。

続いてブロッコリー畑。

ブロッコリー畑 吾妻旬菜
有機ブロッコリーの葉に虫食い

多くの葉っぱに虫食いのあとが。有機野菜ならではの夜盗虫とのたたかいを長谷川さんが語ってくれた。有機野菜は「虫」と「草」とのたたかいとのこと。有機野菜栽培の難しさにふれた畑だった。

さて、日も暮れ、初日の晩は皆そろっての懇親会。長谷川さんは有機野菜への熱い思いを語り、大土橋シェフも料理へのこだわりを語る。シェフの料理に負けじと長谷川さんのおすすめ料理は、大根おろしに酢味噌を合わせたシンプルな酢味噌おろし。これにはシェフも納得の様子。地元の郷土料理を肴に、有機野菜、料理の話に花がさいた。

 

翌日は引き続き、長谷川さんの畑へ。

 

吾妻旬菜 じゃがいも畑

まずはじゃがいも畑。シェフが驚きを隠せない表情。成長がまばらで明らかに不作の畑だ。関会長いわく、土と肥料のバランスがあっておらず、失敗したとのこと。有機野菜の難しさを知ってもらおうと、わざとこの畑に連れてきてくれた。他のじゃがいも畑は大丈夫とのことで一同胸をなでおろした。

 

吾妻旬菜 生姜畑

続いて、予定にはなかった隣の生姜畑をシェフの希望で散策。シェフ、おもむろに収穫後の茎を拾い、折ってにおいをかぐ。いい生姜の香りが。またレシピのアイデアが湧いたようだ。食材に追加したいとのこと。

最後に堆肥場で、関会長より土づくり、肥料つくりの大切さ、難しさの話を聞いた。

それぞれの地域の土壌、気候、水、それらに無理なく野菜の成長を助ける肥料づくり。そして何より長谷川さんはじめとする生産者さんの強い思いが大事だという話で締めくくられた。

 

有機生姜を収穫する大土橋シェフ

大土橋シェフ、帰りの道中でビオ・マルシェスタッフに早速、長谷川さんの野菜とビオ・マルシェの加工品をご要望。長谷川さんの野菜を使ったレシピのイメージがわいたようだ。

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Tales from Organic Farm フレンチ一つ星 大土橋シェフとビオ・マルシェの有機野菜

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