オンライン講座11回目のテーマは、「猛暑を上手に乗り越える食事」

あっという間に梅雨があけ、真夏の暑さがやってきました。友人や身近な人と会うたびに、「私たちが子どもの頃は、もっと朝晩過ごしやすかったよね」とか、「クーラーがなくても眠れたわよね」と話すこともしばしば。

夏は、「ドーシャ」と呼ばれる3つのエネルギー（風、火、水）のうち、「ピッタ」（火のエネルギー）が乱れる時期だとアーユルヴェーダでは考えます。この時期に、必要な対処を怠ると、次に来る秋に口内炎・頭痛・下痢・イライラなどの不調となり現れます。また、一年で最も消化力が低下する時期でもあります。

この時期のおすすめ食材は、冬瓜、きゅうり、ココナッツ。身体の余分な熱を取ってくれます。また、消化に優しいお粥もおすすめ。インドの万能薬「ギー（無塩バターから不純物を除いたもの）」もぜひ手作りして、積極的に取り入れましょう。身体の余分な熱を取りつつ、消化力も上げてくれる頼もしい食材です。

暑くて食欲が無い時の食事や過ごし方を学び、猛暑を上手に乗り越え次の季節に備えましょう。

8月のメニュー

冬瓜のバターミルクカレー
ビーツのスパイス炒め
レモンのアチャール
ポンガル（インド粥）
クスンブリ（ごちそうサラダ）

肉、魚は使っていないベジメニューです。

10:00～11:30　スパイスレッスン

調理のポイント、スパイスの使い方などもお伝えしながら、ビオ・マルシェの有機野菜を使って4品作ります。

11:30～12：00　アーユルヴェーダ講座、質問コーナー

アーユルヴェーダ料理の基本は、「消化力を中心に考える」ということ。どんなに身体に良いものを食べても、体質や症状に合わず消化ができなければ、体に悪い影響をもたらすこともあります。ここでは、とるべき食材や季節に合った過ごし方などをお話します。

オンライン講座について

当日は、Zoomのウェビナーシステムを使いリアルタイムで配信します。画像をオフにすればご自身は映りません。
開催後、当日の動画を参加者限定で配信する予定です。

ご参加された方の声（アンケートより）

・アーユルヴェーダは敷居が高い印象がありましたが、料理の工程がシンプルなので、作ってみようという気になりました。

・どれもそれほど難しそうでなく美味しそうで、すぐにトライしてみたいお料理ばかりでした。

・毎回すごくためになっています。ビオの野菜が大量に溜まり自己嫌悪に陥ることも少なくなってきました。

講師 原田 真理さん（インド政府公認 アーユルヴェーダ ライフスタイル コンサルタント）　より

沢山のスパイスを使う必要はありません。基本のスパイスの組み合わせを変えるだけで、全く違う味になるから不思議です。いつものお野菜を、新しく変化させてみませんか。

アーユルヴェーダとは・・・

サンスクリット語のAyus (生命）、Veda（科学・知識）が語源。インド・スリランカで5,000年以上の歴史を持つ、世界最古の伝統医学です。その知恵は、毎日の生活や食事法として受け継がれています。最近は「より良く生きるためのヒント」として、世界中で注目を集めています。