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スパイス香るゆず茶・やわらかかぼちゃ餅~冬至のおやつをオーガニック食材でつくろう

ゆず茶とかぼちゃ餅

12月22日(水)は冬至、1年で最も日が短くなる日です。
この日を境に日が長くなることから、兆しが良くなるとも捉えられ、無病息災を祈る風習が行われてきました。
柚子風呂やかぼちゃを食べるのも、その一つですね。

今回は冬至にぴったりの、おやつレシピを2つ紹介します。

有機柚子を皮まで味わえる「スパイス香るゆず茶」。有機かぼちゃを切り餅と合わせた「やわらかかぼちゃ餅」。

どちらも手軽なので、ぜひ作ってみてください。

スパイス香るゆず茶

ゆず茶

本来の作り方は約1か月かかりますが、この即席レシピなら30分で作れます。ただ、余裕があれば、作ってから1日置くことをおすすめします。柚子の皮に果汁と洗双糖がなじんで、味が落ち着きます。

柚子の量が多いと、皮を刻むのに時間がかかるので、今回は有機柚子1パック分で作りました。

材料は、有機柚子・洗双糖・クローブです。

ゆず茶材料

柚子を半分に切ります。ザルの上にボウルを載せ、その上で柚子を搾ります。

柚子の果汁を絞っている

はぜるように柚子の香りが広がります。

柚子の皮だけを残して内袋を取り、種と一緒にザルに入れておきます。

柚子果汁

お子さまや苦みが気になる方向けには、皮の内側のワタをスプーンでこそぎ取ります。
厚みのないスプーンが扱いやすいです。

有機柚子のワタ取り

ワタを取った柚子の皮はできる限り薄く刻みます。厚みがない分、苦みが抑えられて味のなじみも早くなります。

柚子の皮

熱い湯を沸かした鍋に、刻んだ柚子の皮を入れます。沸騰させたまま3分茹でます。

柚子の皮を茹でこぼす

ザルで湯を切ったら、柚子の皮を水にさらします。苦みを抜くためのひと手間です。

柚子を水にさらす

5分経ったら、水気を切った皮と果汁を合わせて計り、同量の洗双糖と鍋に入れます。

柚子の皮と砂糖

火加減を中弱火にして、木べらで混ぜながら熱します。

洗双糖が溶けて水分が出てきたら、クローブを入れます。
スパイシーで甘い香りが立ち込め、ゆずの爽やかな香りと溶け合います。

ゆず茶煮詰める

鍋に、種とワタの入ったザルをそのまま浸します。種とワタにはとろみの素になるペクチンが含まれるので、とろみ付けに使います。
種とワタをお茶パックや布袋に入れて煮る方法もあります。我が家にはどちらもなかったので、ザルごと煮ました。

柚子の内袋と種

木べらでワタを抑えると、ワタに残った果肉の果汁が出てきます。

10分程煮てとろみがついたら火を止めます。

煮沸消毒した瓶に詰め、粗熱が取れたら冷蔵庫で1晩寝かせます。

ゆず茶瓶入り

次の日、冷蔵庫で寝かせたゆず茶を取り出します。コップに3さじすくい、湯を注ぎます。

ゆず茶

爽やかな有機柚子に、スパイシーで甘いクローブがほんのり香ります。飲んでみると、スッキリとした甘さ。でもクローブのおかげで少し深みも感じます。スプーンで柚子の皮をすくうと、薄く刻んだ皮に洗双糖の甘さが染みています。

スパイス香るゆず茶の材料

有機柚子…1パック分
洗双糖…皮と果汁の重さと同じ。甘さを控えたい場合は、1~2割減らしても大丈夫です。
クローブ…3~4粒(なくても)

※作り方は、記事で紹介しているので、材料のみ紹介します。

やわらかかぼちゃ餅

かぼちゃ餅

幼い頃、母の知り合いにいただいた芋餅。
作ってから時間が経っているのにやわらかくて、あべかわ餅とはまた違う美味しさに感動したのを覚えています。

蒸かしたさつま芋に餅を合わせると、あの柔らかさが生まれると知ったのはだいぶ後のこと。自分で料理をするようになってからでした。

その美味しい記憶を辿り、さつま芋をかぼちゃに代えて作ってみました。

材料は、ゆきやさい蒸しかぼちゃ、有機百姓もち 白、有機大豆きな粉洗双糖、塩です。

今回は、皮むき不要でお手軽な冷凍かぼちゃ「ゆきやさい蒸しかぼちゃ」を使いました。

かぼちゃ餅材料

蒸気が上がった蒸し器にかぼちゃを並べ、その上に有機百姓もちを並べて蓋をします。

かぼちゃと餅を蒸す

かぼちゃのおかげで餅が蒸し器につかないので、後片付けが楽です。

タイマーを8分にセットします。

蒸している間に、きな粉砂糖の準備です。バットにきな粉と洗双糖を同量、塩ふたつまみを入れて混ぜます。(きな粉と洗双糖の割合は、お好みで調整してください。)

きな粉砂糖

蒸し上がったら、餅を菜箸でつついて、中まで火が通っているか確認します。

かぼちゃと餅を蒸す

中まで火が通っていたら、ボウルにかぼちゃと餅を移します。

すりこぎで勢いよく潰します。

かぼちゃ餅を練る

水と油を中和させるイメージで、餅の白さがなくなるまで手早く混ぜます。

かぼちゃ餅を練る

お餅になるのか不安になるほど柔らかいですが、大丈夫です。

スプーンですくったら、きな粉砂糖に落とします。

きな粉砂糖をまぶす

餅全体にきな粉砂糖をまぶしたら、お皿にのせます。

フォークをのせただけで簡単に切れるくらいの柔らかさです。

かぼちゃ餅

口に運ぶと、あの日の芋餅と同じやわらかさです。噛むたび、きな粉の香ばしさ、かぼちゃのやさしい香り、粒の粗い洗双糖のシャリっとした食感が楽しめます。かぼちゃは繊維がなくてきめが細かく、餅と良く合います。

2人の娘のおやつに出したところ、合格点をもらえました。とても柔らかいので、小さくちぎれば1歳半の娘もなんなく食べられました。また、仕事帰りの夫が6時間後に食べましたが、やわらかさは保たれていたようです。

やわらかかぼちゃ餅の材料

ゆきやさい蒸しかぼちゃ…1パック(200g)
有機百姓もち 白…2個
有機大豆きな粉…お好みで
洗双糖…お好みで
塩…お好みで

※作り方は、記事で紹介しているので、材料のみ紹介します。

(スタッフ 伊藤)

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