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桃とココナッツミルクのババロアと紅茶ゼリーのケーキ(グルテンフリー)

あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?

桃のババロアと紅茶ゼリーのケーキ(グルテンフリー)

今回のテーマは、桃。

立秋を過ぎ、暦の上では秋を迎えています。日中は暑くても、朝晩には涼しい風を感じられるようになり、空気が少しずつ乾燥し始めます。中医学では、空気の乾燥を受けやすいのが「肺」。乾燥した空気が鼻や口から入りこみ、咳や鼻水といった呼吸器の不調を引き起こします。特に残暑の厳しいこの時期は、汗とともに体内の水分が失われがちなので、乾燥による便秘などのトラブルにも注意が必要です。

今回使った「桃」は、汗をかくことで失われた水分や気を補い、潤いを与えてくれます。また、性質が「温」性なので、冷え性のかたにもおすすめの食材です。

「桃のババロアと紅茶ゼリーのケーキ」は、軽くコンポートして作った桃のペーストとココナッツミルク風味のババロアと、香り高いアールグレイティーゼリーの2層のケーキです。ココナッツミルクに豆乳を加えることで、あっさりとした口当たりのババロアにしました。

全体の流れ

約25 cmx 15cmの保存容器

所要時間

約1〜2時間(冷やし固める時間は除く)

1.桃のペーストを作る

桃をコンポートした後にブレンダーにかけて滑らかなペーストを作ります。

2.ババロア液を作る

ココナッツミルクと豆乳を使ったババロア液を作り冷やし固めます。

3.紅茶ゼリーフィリングを作る

煮出した紅茶を寒天で固めたゼリーを作ります。

1.桃のペーストを作る

材料

作りやすい分量

・桃 大2個(中3個) 約700g
・てんさい糖 100g
・白ワイン 100cc
・水 200cc
・レモン果汁 大2
・いちご(オプション)50g(4、5個)

作り方

桃を流水で洗います。

皮がついたまま適当な大きさにカットし、大きめの鍋に入れます。

てんさい糖を入れ、水分が出てしっとりとするまで10分ほどおきます。

火をつけ、沸騰してきたら火を弱めて蓋をし、10分ほど煮ます。

火を止め、あら熱が取れるまでそのまましばらく置きます。

あら熱が取れたら、桃を取り出します。皮を剥いて容器に入れ、オプションでいちごを加えます。ブレンダーで撹拌しなめらかなペーストにします。

いちごを加えることでほんのりとした赤みがつきます。また、風味もアップするのでおすすめです。

 

桃のペーストは保存袋に入れて冷凍保存が可能です。桃のペーストを活用したスイーツ「桃の甘酒アイスクリーム」もぜひ作ってみてください。

2.ババロア液を作る

材料

・桃のペースト 200cc
・ココナッツミルク 100cc
・豆乳 150cc
・メープルシロップ 20g
・ココナッツオイル 小さじ2
・てんさい糖 小さじ2
・米粉 大さじ1と1/2
・粉寒天 小さじ1/2
・バニラエクストラクト 小さじ1
・岩塩 少々

作り方

小鍋に材料を全て入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。

中火程度で火をつけ、ヘラに変えて混ぜながら沸騰させます。

沸騰してから30秒ほどしたら火を止めます。

あら熱が取れたところで容器に流し入れます。冷蔵庫に入れて冷やし固めます。

3.紅茶ゼリーフィリングを作る

材料

煮出し用

・水 100cc
・紅茶 2袋

・水 200cc
・メープルシロップ 30g

作り方

小鍋に水100cc(煮出し用)とティーバッグ2袋を入れて日にかけます。

沸騰したら弱火にし、5分ほど半量になるまで煮ます。

火を止めてさらに5分ほど置き、紅茶液を作ります。

小鍋に水200cc、紅茶液、メープルシロップ、粉寒天を入れて泡立て器で混ぜ合わせます。

中火程度の火をつけ、沸騰してから30秒ほどで火を止めます。

あら熱が取れたら、冷やし固めたババロアを用意し、上に流し入れます。

冷蔵庫に入れて冷やし固めて完成です。

自宅にある保存容器で手軽に作ることができます。ナイフでカットしてもいいですし、大きめのスプーンなどで救ってお皿に載せ、カットしたフレッシュな桃や季節のフルーツをデコレーションするのも素敵です。

今回使った材料の一覧

ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。

ビオ・マルシェの宅配 取扱商品

・桃
・デカフェ アールグレイ
・オーガニックココナッツミルク
・有機エキストラバージンココナッツオイル
・有機豆乳 無調整
・有機メープルシロップ瓶
・てんさい含蜜糖・粉末
・国産有機・お菓子をつくるお米の粉

レシピ・写真

鈴木 桂子 Suzuki Keiko

国際中医師/ヴィーガン薬膳ごはん研究家/フードロスゼロ料理アドバイザー

気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けてヴィーガンに。中医学とマクロビオティックを学び、双方の理論や技法を活かした、簡単に作れて身体と環境に優しいヴィーガン薬膳ごはんを考案している。

ホームページ:Veggitrabbit Vegan Recipes
インスタグラム:@veggitrabbit

 

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