和歌山県有田郡の平飼い養鶏場「蒼生舎」を訪問してきました
2024.11.19
長野県飯田市にある吉沢さんの畑からお届けする、有機キャベツ栽培日記。5~6月の収穫に向けて生長する有機キャベツの様子を、息子の羽田さんにお伺いします。
前回植え付けして、トンネルで約3週間生長したキャベツです。トンネルとは、キャベツの畝を覆う被覆資材。保温・防虫が目的です。
土にしっかり根を張り、大きな葉が展開しています。中心部分には小さく丸まったキャベツの赤ちゃんが顔を覗かせています。
植え付け後の問題が、虫の被害です。吉沢さんの畑で特に頭を悩ませているのが、ネキリムシの食害。キャベツの「成長点」を食べてしまうことで、キャベツが生長出来なくなってしまうそうです。「成長点」とは、盛んに細胞分裂が行われ、植物が勢いよく生長している部分のこと。
有機栽培をする吉沢さんの畑では、もちろん化学合成された農薬は使えません。早朝に畑を見回り、倒れている苗があれば根元を掘り起こし、ネキリムシを見つけ次第駆除しています。
吉沢さんの畑は標高730mに位置しており、4月になっても早朝は1℃程度まで冷え込みます。朝霜が降りる日があるほどなので、春先でもトンネルは必須。しかし、春の強風が吹くと飛ばされてしまうため、その都度張り直しています。
温かいトンネルの中で4月を過ごす有機キャベツ。ゆっくり結球(葉が球状に巻いてくること)し、おなじみのキャベツの姿になっていきます。
ここから収穫まで3週間。トンネルもはがし、日の光をしっかり浴びて生長します。
次回はいよいよ収穫作業。お届け直前で大きく結球したキャベツの姿をお届けします。