「畑の恵み おせちセット2025」 オーガニックにこだわった...
2024.9.30
ビオ・マルシェ「ノンホモ牛乳」は、島根県奥出雲地域で飼育された健康な牛のミルクです。ホモジナイズ(生乳に含まれる脂肪球を小さくする工程)をしていないため、より生乳に近い風味が楽しめます。また、自然な風味・性質、そして栄養を生かすためにパスチャリゼーション(72℃で15秒間)殺菌をしています。口に含んだ瞬間、ミルクの甘みが広がる美味しさです。
一般的な牛乳のほとんどは、「ホモジナイズ」された牛乳です。「ホモジナイズ」とは、牛乳に圧力をかけて、生乳に含まれる脂肪球を砕いて小さく均質化することです。均質化することで乳脂肪の分離を防ぎ、飲み始めから終わりまで安定した味が楽しめます。
一方、ホモジナイズをしていないことをノンホモジナイズ(ノンホモ)と言います。脂肪球を均質化していないので、置いておくと上部に脂肪分が浮き、クリームラインと呼ばれる天然の生クリームの層ができます。容器を振るとクリームは牛乳に分散するので、やさしく振ってから飲んでください。
ビオ・マルシェ「ノンホモ牛乳」を、試しに冷蔵庫で賞味期限当日(手元に届いて6日目)まで振らずに置いてみたところ、厚みのあるクリームラインができました。
すくってみると、こんなにもたっぷり!
このクリームを紅茶に混ぜると、ミルク感たっぷりのミルクティーが楽しめます。季節のフルーツに添えていただくのもいいですね。
ノンホモ牛乳なら、バターも作れます。
さきほどのクリームを使えば短時間で作れますが、ここは実験も兼ねて、牛乳を使って一からバター作りに挑戦です。
空き瓶などにノンホモ牛乳を150ml入れます。蓋がしっかりとしまっているのを確認したら、力をこめて思いっきり振ります。
振り続けること5分。
早くも瓶に粒状のかたまりが出来てきました。
さらに10分振り続けると、粒状のかたまりがまとまってきたので、茶こしで濾してみます。
できあがったバターの量は、茶こしの半分位。
量ってみたところ、150mlの牛乳から出来たバターの量はたったの3gです。
出来たてのバターは、優しくてクリーミー。
そこに、塩を少々加えて、焼きたての山食パンに塗って食べてみました。
ほどよい塩気とクリーミーなコクとが合わさって、香ばしいパンの美味しさを引き立ててくれます。
頑張って振った甲斐があったなぁと思わせてくれる、貴重な一口でした。
15分、1人で振り続けるのもいいエクササイズになりますが、おうちの方やお友達と一緒に代わりばんこで振ると、より楽しくバターづくりができそうです。私も今度は娘と一緒に作ってみようと思います。
ちなみに、バター作りで分離した液体はバターミルクと呼ばれるもので、そのまま飲んでいただけます。脂肪分が少なく、あっさりとした牛乳といった感じです。
ビオ・マルシェ「ノンホモ牛乳」は、島根県の奥出雲地域にある木次乳業で製造されています。 木次乳業は、できるだけ生に近い牛乳を提供したいという想いから、日本で早くからパスチャライズ(低温殺菌)牛乳に取り組んだ乳業メーカーです。
一般的な保存を目的とした超高温殺菌牛乳(120~130℃、2~3秒間熱処理)ではなく、生乳の栄養や性質を残すようにしたパスチャライズ牛乳(65℃30分間または72℃15秒間熱処理)は、熱処理による焦げ臭もなく、とても飲みやすいです。パスチャライズ牛乳のタンパク質は熱変性していないので、胃の中でしっかりと固まり、消化にやさしいのも特徴です。
木次乳業のパスチャライズ牛乳は、「65℃30分間」と「72℃15秒間」の2種類の熱処理条件を使用しています。ビオ・マルシェ「ノンホモ牛乳」は「72℃15秒間」で殺菌しています。なるべく短時間で殺菌する方が脂肪球のつぶれがなく、より自然なクリーム層ができるようです。
食品衛生法上、原料乳の生菌数は400万/ml以下ですが、木次乳業では、生産者から集める原料乳の生菌数は1万/ml以下を目標値にしています。
ビオ・マルシェ「ノンホモ牛乳」は、100%NON-GMO(非遺伝子組み換え)の飼料で育てられた牛の生乳だけを使っています。木次乳業では耕作放棄地を利用し、牧草を作るなど餌の自給にも取り組んでいますが、海外飼料に頼らざるを得ない部分があります。海外飼料の大半に遺伝子組み換え作物(GMO)が含まれる、そんな厳しい飼料状況の中、ビオ・マルシェの取り扱い基準に沿って、海外飼料も自給飼料も含めて100%NON-GMO(非遺伝子組み換え)の牛乳を特別に作っていただいています。
牛乳として楽しむ以外にも、天然のクリームの味わいやバター作りなども楽しめるビオ・マルシェ「ノンホモ牛乳」、ぜひお試しください♪
(スタッフ 伊藤)