有機栽培では、どのような堆肥や肥料を使いますか?
2022.2.7
安心の目印「有機JASマーク」
日々の食事に、美味しくて身体に良いものを取り入れたい人が増え、有機野菜への関心が高まっています。ビオ・マルシェの主役でもある有機野菜。他の野菜と比べて、どう違うのでしょうか。
有機野菜とは、種まき・植付け前2年以上、原則として化学肥料や農薬を使用しないで育てられた農産物のこと。 農林水産省に登録された登録認証機関による公正な審査を受けて「有機JAS認証」を取得した野菜です。
有機JASの基準は、土づくりから食卓に届くまでのプロセスが対象です。農産物の場合は、他の農産物と混ざらないよう管理されていること、周辺環境から農薬など薬剤の汚染を受けないことなど、栽培方法以外でも厳格な基準が定められています。また、日々の生産管理の記録が義務付けられ、有機JAS認証を取得した後も、更新のための審査を毎年受けなければいけないなど、手間とコストもかかる、とても厳しい認証制度になっています。
生産者は有機JAS認証を取得すると、有機の証である「有機JASマーク」をつけることができます。有機野菜として販売することができるのは、この「有機JASマーク」がついた農産物だけ。認証を受けていない場合は、「有機」や「オーガニック」の表示をして販売することは法律で禁止されています。
有機野菜のほかに、「特別栽培農産物」と表示された農産物もありますが、両者にははっきりとした違いがあります。有機野菜は農薬・化学肥料を使用しないことを原則としていますが、「特別栽培農産物」は、栽培中だけ農薬・化学肥料を使用しない、あるいは回数や量を減らして育てられた農産物のことをいいます。
「特別栽培農産物」と表示できるのは、農薬の使用回数と化学肥料の使用量(窒素成分)が、その地域で育てられた作物の通常の使用状況の50%以下の場合です。そして栽培中に、農薬と化学肥料を使用しなかった場合は「栽培期間中不使用」、農薬と化学肥料を減らした場合は、「当地比 〇割減」という表記をします(※1)。また、第三者による審査が義務付けられていないことも、有機野菜との大きな違いです。
「有機野菜」は、「特別栽培農産物」より厳しい生産システムの基準を満たした農産物だといえます。
ビオ・マルシェで取り扱う有機野菜は、有機IAS認証の野菜が基本です。それは、客観的で明確な基準である有機JASが、食べる人、生産者、お届けする私たちにとって確かな「ものさし」になるからです。
健康な土で時間をかけて、丁寧に育てられた有機野菜は、オーガニックな暮らしの基本になるはず。オーガニックを日常のものとして、たくさんの人に楽しんでもらいたいと思っています。
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(最終更新日 2020年11月30日)