あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか？

かりんのスパイス煮

今回のテーマは、かりん。

近頃では、秋から冬の一時期になるとスーパーの店頭でかりんを見かけるようになりました。かりんは、のど飴の材料として使われるように、喉の不調に効果があるとされている果実です。スライスしたかりんを蜂蜜につけて、シロップにしたりするのが一般的ですが、癖のない風味なのでコンポートにも向いています。

「かりんのスパイス煮」は、フレッシュなかりんをカルダモンやシナモンといった体を温める効果のあるスパイスを使って、柔らかくなるまで煮詰めたコンポートです。コンポート液には紅茶と豆乳をプラスしてチャイ風の味わいに仕上げました。冷たいアイスクリームなどを添えてサーブしても美味しくいただけます。

全体の流れ

作りやすい分量

所要時間

下準備　約10分
調理時間　約40分

１．かりんのコンポートを作る

フレッシュなかりんをチャイ風味のコンポート液で煮詰めてコンポートを作ります。

１．かりんのコンポートを作る

材料

・かりん　200g
・ココナッツシュガー　40g
・豆乳　150g
・水　100g
・紅茶　１バッグ

・シナモンスティック　1/2本
・クローヴ、グリーンカルダモン　各２粒

作り方

かりんは洗って皮を剥き、縦に適当な大きさにカットします。

小鍋を用意し、かりんを並べココナッツシュガーを振りかけて10分ほど置きます。

かりんの表面から水分が出てしっとりとしてきたら、水とスパイスを加えて中火にかけます。

沸騰したら火を一度止め、紅茶を入れて蓋をし、2分ほど蒸らします。

豆乳を加えて再度火にかけ、ごく弱火で30分ほど柔らかくなるまで煮詰めます。

温かいうちに器に入れ、アイスクリームを添えてサーブします（今回は市販の豆乳アイスクリームを添えました）。

今回使った材料の一覧

ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。

ビオ・マルシェの宅配　取扱商品

・かりん
・オーガニックココナッツシュガー
・有機豆乳
・VOXオーガニックシナモンステック
・VOXオーガニックカルダモン
・VOXオーガニッククローヴ
・有機紅茶

レシピ・写真

鈴木 桂子 Suzuki Keiko

ヴィーガン薬膳料理家／国際中医師A級／日本ベジタリアン学会会員／日本中医食養学会会員

気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット（完全菜食主義の食事）が有効であるという研究に感銘を受けプラントベース中心の食生活を実践するように。中医学とマクロビオティックを学び、双方の理論や技法を活かした、簡単に作れて身体と環境に優しいヴィーガン薬膳ごはんを考案している。

ヴィーガン薬膳料理教室　https://cookingschool.jp/school/veganyakuzen
インスタグラム：@veggitrabbit　
インスタバイオ：https://instabio.cc/3102610Oo0Dhe