柚子ようかん|Veggit rabbit’s ヴ...
2024.10.24
あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?
今回のテーマは、りんご。
10月に入り、やっと秋らしい空気を感じられるようになりました。今年の夏は本当に暑かったですね。秋の味覚を代表するフルーツも、続々と登場する時期になりました。秋から冬にかけては、様々な種類のりんごが店頭に並びます。今回使った紅玉は、小ぶりで皮が鮮やかな赤色、キリッとした酸味が特徴です。実が固くて崩れにくいので、加熱するメニューにも向いています。剥いた皮を一緒に煮詰めれば、ほんのりとピンク色に染まったコンポートになります。
「紅玉のナッツタルト(グルテンフリー)は、ナッツや種を使ったロー(火を使わない)タルト生地に、アーモンドミルクで作ったホイップクリームと、りんごと洗双糖を軽く煮詰めたコンポートを重ねたタルトです。皮も一緒に煮詰めてピンク色に染まったりんごをスライスして、お花のようにデコレーションして仕上げます。とろりとした食感のりんごとクリーム、サクッとした歯応えのタルト生地のコントラストが楽しめます。
直径約10cm タルト型 2個分
下準備 約10分
調理時間 約60分(冷やす時間を除く)
りんごを甜菜糖で軽く煮詰めてコンポートを作ります。
ナッツや種を使ったロー(焼かない)タルト生地を作ります。
アーモンドミルクとココナッツミルクを使ったクリームを作ります。
タルト生地にクリームとりんごをデコレーションして仕上げます。
作りやすい分量
・りんご(今回は紅玉を使用) 3個(約500g)
・水 350cc
・洗双糖 100g
・レモン果汁 大さじ1
・りんごの皮(赤い部分だけでよい)
りんごを洗い、皮を剥いて芯を取り、縦半分にカットします。
鍋を用意し、材料を全て入れて火にかけます。
沸騰したら蓋をして弱火にし、20分ほど煮詰めます。
粗熱が取れたら容器に移し、冷蔵庫で冷やします(皮は取り除く)。
・カシューナッツ(生) 50f
・ヘンプシード 10g
・ひまわりの種 10g
・ドライデーツ 20g
◻︎デーツは水またはぬるま湯に浸してしばらくおき、柔らかくします。
材料を全てフードプロセッサーに入れて撹拌します(デーツは手で適当な大きさにちぎります)。
砂状になったら止めます。つぶつぶが残るくらいの粗さで大丈夫です。
タルト型を用意します。油(分量外)をタルト型に薄く塗り、生地を入れます。
手で押すようにしながら形を整えます。
冷凍庫に入れ、冷やします。
・アーモンドミルク(今回は濃いアーモンドミルクを使用) 65g
・ココナッツオイル(精製無臭タイプ) 75g
・てんさい糖 25g
・バニラエクストラクト 小さじ1/4
・コーンスターチ 小さじ1/4
・粉寒天 0.5g
コーンスターチ以外の材料をブレンダーに入れて撹拌し、乳化させます。
小鍋に移してコーンスターチを入れよく混ぜます。
火をつけて沸騰してきたら弱火にし、1分ほどヘラなどで混ぜながらとろっとしたクリームにします。
粗熱が取れたら、冷やしておいたタルト生地を用意し、クリームを入れます。
冷蔵庫で冷やし固めます(4時間から一晩)。
りんごのコンポートを用意します。
キッチンペーパーなどで軽く水分を取ります。
りんごを適当な厚さにスライスし、山型のほうが上になるようにクリームの上に載せていきます。
最後に粉砂糖を振って完成です。
ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。
・りんご(紅玉)
・有機カシューナッツ(生)
・有機麻の実ナッツ
・有機ドライデーツ
・てんさい含蜜糖
・洗双糖
・オーガニックレモン果汁
・ひまわりの種
・アーモンドミルク
・バニラエクストラクト
・コーンスターチ
・粉寒天
ヴィーガン薬膳料理家/国際中医師A級/日本ベジタリアン学会会員/日本中医食養学会会員
気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けプラントベース中心の食生活を実践するように。中医学とマクロビオティックを学び、双方の理論や技法を活かした、簡単に作れて身体と環境に優しいヴィーガン薬膳ごはんを考案している。
ヴィーガン薬膳料理教室 https://cookingschool.jp/school/veganyakuzen
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