柚子ようかん|Veggit rabbit’s ヴ...
2024.10.24
あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?
今回のテーマは、梨。
秋の代表的な味覚の一つ、梨は薬膳の世界でもよく使われる食材です。中医学では、空気の乾燥による肌荒れや喉の痛みには、肺を潤すケアをすることが有効とされています。肺を潤す効果のある食材は多々ありますが、中でも梨は代表となる食材です。残暑にはそのまま食べて水分補給として、空気が乾燥し始めるころには、コンポートなどで柔らかく煮てこっくりとした味わいが楽しめます。
「梨の豆かん」は、軽く煮詰めてコンポートした梨と、茹でた赤えんどう豆、サイコロ状にカットした寒天にコンポートのシロップをかけたたスイーツです。今回は赤えんどう豆を使いましたが、小豆や黒豆などお好みの煮豆でも楽しめます。
作りやすい分量
下準備 約4、5時間
調理時間 約60分(寒天を冷やす時間などは除く)
棒寒天を溶かし固めて、寒天ゼリーを作ります。
浸水させた豆を柔らかくなるまで煮ます。
梨を洗双糖で軽く煮詰めてコンポートとシロップを作ります。
作りやすい分量
・棒寒天 1本
・水 600cc
◻︎棒寒天を適当な大きさにちぎり、たっぷりの水に浸します(できれば一晩ほど)。
鍋を用意します。
戻しておいた寒天の水気をよく絞り、溶けやすいように小さく崩します。
水を加えて火にかけ、混ぜながら寒天を完全に溶かします。
沸騰してから1分ほど火を入れて止めます。
寒天液をザルや漉し器を使って濾しながら、バットなどの平らな容器に流し入れます。
あら熱が取れたら冷蔵庫に入れ、冷やし固めます。
作りやすい分量
・赤えんどう豆(乾燥) 100g
・水 適量
◻︎赤えんどう豆を軽く洗い、たっぷりの水に一晩浸水させます。
鍋を用意します。
浸水させた赤えんどう豆と水を入れて火にかけます。
沸騰したら火を弱め、豆が柔らかくなるまで20~30分煮ます。
ザルにあけて水気を切り、あら熱が取れたら容器に入れて冷蔵庫で保存します(5日ほど保存可能)。
作りやすい分量
・梨 2個
・水 350cc
・洗双糖 100g
・レモン果汁 大さじ1
◻︎梨は皮をむいて芯を取り、4等分のくし切りにします。
鍋を用意します。
材料を全て入れて火にかけ、沸騰してきたら弱火にし、20〜25分ほど煮詰めます。
あら熱が取れたら容器に移し、冷蔵庫で冷やします。
適当な大きさの器を用意し、サイコロ状にカットした寒天、煮豆、梨のコンポートの順に載せ、最後に梨のシロップをかけて完成です。
ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。
・梨
・棒寒天
・洗双糖
・オーガニックレモン果汁
・赤えんどう豆(乾燥)
ヴィーガン薬膳料理家/国際中医師A級/日本ベジタリアン学会会員/日本中医食養学会会員
気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けプラントベース中心の食生活を実践するように。中医学とマクロビオティックを学び、双方の理論や技法を活かした、簡単に作れて身体と環境に優しいヴィーガン薬膳ごはんを考案している。
ヴィーガン薬膳料理教室 https://cookingschool.jp/school/veganyakuzen
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