あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか？

すもものアップサイドダウンマフィン（グルテンフリー）

今回のテーマは、すもも。

爽やかな酸味と甘味が特徴のすもも。今回使用した「大石早生」は、熟していくにつれて果皮が鮮やかに赤く変化していくのが特徴です。小ぶりな品種ですが、ジューシーで甘味もたっぷり。軽く煮詰めるとフランボワーズやチェリーの風味も感じられるような濃厚な味わいになります。

「すもものアップサイドダウンマフィン」は、皮付きのまま軽く煮詰めたすももを使った、グルテンフリーのアップサイドダウンケーキです。焼き上がったケーキを上下逆さまにして型から取り出してサーブします。今回は、マフィン型を使い、可愛らしいサイズのケーキに仕上げました。

全体の流れ

マフィン約6個分

所要時間

下準備　約20分
調理時間　約60分（クリームを冷やす時間などは除く）

１．すもものフィリングを作る

すももを砂糖で煮詰めます。

２．マフィン生地を作る

米粉を使ったグルテンフリーのマフィン生地を作ります。

３．オーブンで焼く

すもものフィリングと生地を型に入れオーブンで焼きます。

１．すもものフィリングを作る

材料

・すもも（種を取る）　250g
・オーガニックシュガー　60g
・レモン果汁　15g
・水　大さじ１

下準備

◻︎マフィン型に薄く油を塗り、底に合わせてカットしたオーブンシートを敷きます。

作り方

すももを適当な大きさのくし切りにします。

小鍋を用意します。

材料を全て入れて中火にかけます。

沸騰したら弱火にし、20分ほど、水分が半分くらいになるまで煮詰めます。

マフィン型を用意し、フィリングを均等に入れます。

２．マフィン生地を作る

材料

A
・チアシード　11g
・水　50g
・豆乳　115g
・てんさい糖　30g
・なたね油　30g
・バニラエクストラクト　小さじ１

B
・米粉　40g
・ソルガム粉　30g
・アーモンドパウダー　70g
・タピオカ粉　30g
・ベーキングパウダー　小さじ１
・自然塩　少々

下準備

◻︎チアシードに水を加え、15分ほど置いてふやかします。
◻︎Bの粉類を合わせ、泡立て器などを使ってよく混ぜておきます。
◻︎オーブンを170℃に予熱します。

作り方

ボウルを用意します。

ふやかしたチアシードと、Aの材料を入れてよく混ぜ合わせます。

粉類を用意し、液体を入れて手早く混ぜ合わせます。

マフィン型を用意します。

すももフィリングの上に、マフィン生地を8分目くらいまで入れます。

３．オーブンで焼く

作り方

170℃のオーブンで約25分焼きます。

焼き上がったら、一度型を上から落としてショックを与えた後、ケーキクーラーなどの上に載せて完全に冷まします。

粗熱が取れたら蓋やラップなどを被せて冷やします。冷蔵庫で冷やしてもOKです。

ケーキのトップが盛り上がりすぎていたら、焼き上がったらすぐにオーブンシートなどを被せ、その上に鉄板やまな板などを載せて5分ほど置くと、平らになります。

ケーキが完全に冷めたら、型の周りをパレットナイフなどを使って差し込みながら取り出します。

お好みで、豆乳クリームなどを添えてサーブします。

今回使った材料の一覧

ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。

ビオ・マルシェの宅配　取扱商品

・すもも
・お菓子を作るお米の粉
・てんさい含蜜糖
・国産なたね油
・有機豆乳
・オーガニックレモン果汁

その他の商品

・ソルガム粉
・アーモンドパウダー
・タピオカ粉
・ベーキングパウダー
・バニラエクストラクト

レシピ・写真

鈴木 桂子 Suzuki Keiko

ヴィーガン薬膳料理家／国際中医師A級／日本ベジタリアン学会会員／日本中医食養学会会員／すみだ食育goodネット会員

気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット（完全菜食主義の食事）が有効であるという研究に感銘を受けプラントベース中心の食生活を実践するように。中医学とマクロビオティックを学び、双方の理論や技法を活かした、簡単に作れて身体と環境に優しいヴィーガン薬膳ごはんを考案している。

ヴィーガン薬膳料理教室　https://cookingschool.jp/school/veganyakuzen
インスタグラム：@veggitrabbit　
インスタバイオ：https://instabio.cc/3102610Oo0Dhe