韓国人が教える、きゅうりキムチ(オイキムチ)のレシピ
2022.6.28
韓国出身の料理研究家タクミセイコさんによる、韓国家庭料理のレシピ。材料はビオ・マルシェの宅配のオーガニック食材を使っています。今回は春の訪れを感じる、韓国の伝統餅菓子ファジョンのレシピを教えていただきました。
韓国語で直訳すると、ファ=花、ジョン=チヂミで、花チヂミ。白玉粉で作った餅に、食用花やハーブをのせて焼いた、韓国で昔から食べられているお餅のお菓子です。
餅には味付けをしていないので、はちみつやメープルシロップなど、好みの甘味料をかけて食べます。
今回はビーツや抹茶、くちなし茶を使って餅に色を付けました。そのほか、ヨモギやコーヒー、紅茶で色付けすることもあります。食用花も特にこれを使うという決まりはないので、餅の色と相談しながら、ぜひオリジナルのファジョンを作ってみてくださいね。
・餅は焼くと色が濃く出るので、色付けする場合は少し薄いぐらいで十分です。
・ファジョンは焼き目をつけるものではありませんので、火加減は要注意です。用意できる方はホットプレートで作ると焼き目にムラがでないので、おすすめです。
韓国では、3月半ば頃にチンダルレという花が野山いっぱいに咲き乱れます。厳密にいうと少し種類が違うのですが、チンダルレは日本でいうツツジです。
野山に咲くチンダルレ
昔は、チンダルレが咲き始めると、女性はみな野山に摘みに出かけ、摘んだチンダルレでお酒やファジョンを作って楽しみました。その頃はこの時期にしか食べられないものだったので、チンダルレが咲くのをとても楽しみに待っていた記憶があります。
今では、チンダルレだけでなく、いろいろな食用花で作るようになりました。見た目がカラフルで華やかなので、オリニナル(子供の日)に子供と一緒に作ったり、オボイナル(両親の日)にも食卓に並べたりと、お祝いの日に作る家庭も多いと思います。
さらに、花はのせずに白い餅だけを同じレシピで焼いて、ナムルや焼き肉を包んでおかずのように食べるのもまた格別においしいです。
今回は韓国の餅菓子、ファジョン(花煎)のレシピを紹介しました。韓国では子供の日に食べますが、日本だとひな祭りの日にぴったりですね。家族でわいわい楽しみながら作ってくださると嬉しいです。
本記事のレシピは、韓国出身の料理研究家タクミセイコさんにご考案頂いています。有機野菜・オーガニック食材の宅配「ビオ・マルシェの宅配」で購入できる食材をふんだんに使った、ここでしか読めないオリジナルレシピです。
タクミセイコ
韓国ソウル出身/韓国料理研究家
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約30年前に日本に来てから、韓国料理研究家として活動。約15年前から自宅で料理教室を主宰。今は主にインスタグラムで日本人の口に合う韓国料理のレシピを発信。
インスタグラム:@azisai0427