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2022.10.26 - ビオ・マルシェの畑を訪ねて

ビオ・マルシェの生産者 富良野百・我~北海道の地で約40年 有機農業を楽しむ阪井さん親子~

阪井さん親子

阪井さん親子

9月初旬、北海道にあるビオ・マルシェの生産者・富良野百・我(ももんが)を訪れました。
北海道富良野市の麓郷(ろくごう)は、山の中の小盆地。夏が暑く、冬が寒いハッキリとした気候で、昼夜の寒暖差も大きいため、人が住むには少し厳しい場所です。ただ、野菜はじっくりと育ち、美味しくなる条件が揃っています。

訪問当日の富良野は、快晴でカラッとした天気。ススキが風にゆられ、収穫間近で黄金色の田んぼにはトンボが群れるように飛んでいて、秋を感じられました。
この時期は収穫期真っただ中。しかも、訪問する日まで雨が続いていて、なかなか収穫作業が進んでいなかったそう。晴れ間の貴重な時間での訪問となりました。

栗のような美味しさ!掘りたての有機じゃが芋を試食

今年から代表を引き継いだ4代目の阪井奏太さんと前代表の阪井永典さん(お父様)にお話を伺いました。

蒸した有機じゃが芋

今年は天気に恵まれて、全体的にとても好調とのこと。収穫したての有機じゃが芋を、加熱しただけのシンプルな調理方法で試食しました。でんぷん質がとても多く、栗のように感じるほどの美味しさでした。

八百屋との出会いから踏み込んだ、有機農業の世界

富良野百・我のはじまりは、永典さんの祖父の代に北海道に入植したことです。祖父は早くして亡くなり、永典さんの父が農業をしていました。永典さん自身、当時は農業が嫌いで農業を継ぎたくなかったそうです。家出をしてボクシングの道に進むものの、自分自身の実力を知り、実感のある仕事がしたいと次の道を模索していました。
そこで出会ったのが、当時有機野菜を引き売りしていた八百屋の人たちでした。出会った人たちがとても魅力的な人ばかりで、その姿に感化されて今の実家に戻り、1978年に有機農業を始めました。

そして、1985年に「全道に有機農業の生産センターを!」の構想で、富良野地区7軒の生産者で、前身の富良野生産センター百・我をスタートしました。

富良野百・我の現在の栽培面積は約15haです。栽培をしている品目は有機たまねぎ、有機じゃが芋、有機南瓜、有機坊ちゃん南瓜、有機小麦の5種類です。昔は多種多品目でしたが、家内労働で管理できる範囲と土に負担をかけない畑作りを意識し、自然と現在の品目に落ち着きました。

有機じゃが芋の畑

2022年7月撮影:有機じゃが芋の畑

約40年続く ビオ・マルシェとの関係

富良野 百・我とビオ・マルシェとの出会いは1978年です。当時ビオ・マルシェが所属するグループと取引を開始した際に、そのグループの集まりが東京であり、出会ったのがきっかけです。
「ビオ・マルシェは、約束通りに農作物を買い取ってもらえ、豊作などで予定よりも出荷量が多くなったときも一緒になって販売先を考えてくれる」と、ビオ・マルシェの作付けの仕組みがしっかりしていることをお話いただきました。同じような仕組みのところもあるが、あってないような取引き先もあるとのこと。
ビオ・マルシェの作付けとは、年に2回、契約農家の方々へ事前に出荷していただく品目・数量を依頼することです。事前に依頼をすることで、生産者の方々が安定的に有機野菜を出荷できる仕組みです。

阪井さん親子にインタビュー~有機農業には無限の楽しさや可能性がたくさんある⁉~

阪井さん親子に、富良野 百・我について、いくつか質問してみました。

有機栽培でのこだわりや工夫とは?

こだわりはたくさんありますが、太陽と雨と風を味方につけて見守ることや野菜自身の免疫力(エネルギー)を信じて見守ること。あと、楽しく畑に入ること!体にも負担をかけず無理をしすぎない。枠にとらわれないアイディアを沸かせること!
野菜が野菜らしく自分で成長し自分自身で免疫力がつくような環境を作れることを日々模索しながら暮らしています。

野菜によって栽培のこだわりは違ってきますが、有機南瓜は完熟を見極めて収穫することがこだわりです。茎がしっかりコルク化する完熟を見極めてから収穫します。そのため、いつも周りの農家より1週間~10日程遅く収穫開始しています。
南瓜は温度が低くなるとデンプンが糖化し甘くなりますが、ベチャベチャになり傷みやすくなるので季節の変化やその時の気候にも配慮し収穫しています。

有機坊ちゃんかぼちゃ

有機坊ちゃん南瓜

有機農業をする上で困難なこと。また、困難の先に待っている楽しみや嬉しさなどは?

困難なことは農薬などを使わないので病害虫のリスクが大きいこと。また、化学肥料を使わないため春先の生育スピードが違うので、それらをカバーするための工夫が必要なことです。困難であるけれど、生育ステージの違いを利用して環境作りに力を注ぐことが面白かったりもします。工夫の連続で毎年同じ流れが通用しないので、臨機応変に天気と家族と野菜と相談しながら取り組むところが楽しいです。

奏太さんが農業をやろうと思ったきっかけとは?

前職である幼稚園教諭時代、いろんな子どもたちから成長について学ばせてもらいました。「楽しいことを!」と追求したら戻ってきていました(そんな奏太さんもお父さんの永典さんと一緒で、農業は継ぎたくなかったそうです)。
子どもたちの育ちと野菜の育ちは似ています。また、農業はマルチな仕事です。時間の組み立ても、育てることも、人と向き合うことも、機械整備も、経営も、デザインも、営業も、なんでも自分で取り組める楽しさが無限にあります。まだまだ可能性がたくさんある仕事だと魅力を感じました。

代表を引継ぐ際、託された言葉はありますか?

毎日顔を合わせるのでじっくり向き合って話し合うことはありませんが、私が父から日常の中で感じていることとして、自分がやりたいことを 責任とプライドと情熱を持って邁進すること、イメージする習慣と遊び心と相手を思う気持ちを常に持ち日々を楽しむこと。

お父さんの尊敬するところは?

なんでも自分でやってみるところ。筋が通っているところ。職人なところ。

お客様へのメッセージや、今持っている想いを教えてください

美味しい!は本当に幸せにしてくれます。
野菜が育った環境をイメージできるなど、私たちの想いが野菜を通して伝わればとても嬉しいです。そして、そんな取り組みをずっと続けていける農業がしたいです。
食は未来に「繋がる」こころのエネルギー。明日もたくさんの子ども達がたくさん笑って幸せにすごせるように願います。農業楽しいです!

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