フレッシュ梨のアーモンドタルト|Veggit rabbit&...
2024.11.8
あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?
今回のテーマは、有機びわ。
びわが店頭に並び始めると、春から初夏への足音が聞こえてきます。みずみずしい果肉とすっきりとした甘さが特徴のびわは、果肉・葉ともに古来から咳を鎮めたり、痰を取り除いたりするための生薬としても使われてきました。また、現代栄養学の観点からも、ベータカロチンやタンニンといった、アンチエイジングに効果がある成分がたっぷりと含まれています。1年の中でこの時期にしか味わえない貴重なフルーツ。そのまま皮をむいて食べたり、デザートにしたり、色々と楽しみたいですね。
「有機びわのアーモンドタルト(グルテンフリー)」は、玄米粉とオートミールで作ったベースの生地に、ヴィーガン・アーモンドクリームをフィリングして焼き上げたタルトです。トッピングにはメープルシロップでマリネしたびわを載せています。
直径6cmのマフィン型6個分
約2時間
びわをメープルシロップでマリネします。
玄米粉とオートミールを使った生地をオーブンで焼き上げます。
ヴィーガンアーモンドクリームフィリングを作りオーブンで焼き上げます。
マリネしたびわをトッピングして仕上げます。
・びわ 6個
・メープルシロップ 大さじ1
・レモン果汁 大さじ1
びわの皮をむいて縦半分にカットし、種を取ります。
小鍋にびわと、そのほかの材料を全て入れて中火をつけます。
びわから出た水分が、フツフツと沸騰してきたら弱火にし、蓋をして3分ほど火を入れます(途中で一度、優しく混ぜます)。
火を止め、粗熱が取れたら容器に移し、冷蔵庫で冷やしておきます。
びわは皮を剥くと酸化し、茶色く変色しやすくなるので、当日に使い切った方がベターです。
・玄米粉 50g
・オートミール 50g
・ココナッツシュガー 30g
・ベーキングソーダ(重曹) 小さじ1/4
・チアシードパウダー 大さじ1
・水 30g
・バニラエクストラクト 少々
□オーブンを180℃に予熱します。
□マフィン型に油を薄く塗っておきます。
小さなボウルを用意します。
チアシードパウダーと水を入れて混ぜ合わせ、ゼラチン状になるまで10分ほど置きます。
ヴィーガンのスイーツ作りでは、卵の代替えとしていろいろな食材が使われます。今回はチアシードを水でゼラチン状にふやかしたものを使用しました。
ボウルに材料を全て入れ、ふやかしておいたチアシードも入れてよく混ぜ合わせます。
マフィン型を用意します。
ベース生地を6等分し、マフィン型にそれぞれ敷き詰めます。指で押しながら形をカップ型に整えます。
180℃のオーブンで20分焼き上げます。
焼き上がって粗熱が取れたら型から外し、ケーキクーラーなどの上で冷まします。
・ヴィーガンバター(今回は大豆由来のものを使用) 50g
・アーモンドパウダー 65g
・アップルソース 60g
・メープルシロップ 大さじ1/2
・ベーキングソーダ(重曹) 小さじ1/2
・アーモンドエクストラクト(オプション)小さじ1/2
□オーブンを190℃に予熱します。
ボウルにヴィーガンバターとアップルソースを入れます。
ハンドブレンダーで撹拌し、アップルソースをしっかりとバターに馴染ませて滑らかなクリームにします。
次に残りの材料を入れ、ヘラなどを使って混ぜ合わせます。
冷ましておいたタルト型を用意します。
アーモンドクリームフィリングをタルト型に均等に入れ、ヘラなどを使って表面をならします。
オーブンに入れて20分焼き上げます。焦げやすいので、途中10分のところで、表面にホイルを被せます。
焼き上がったらケーキクーラーなどの上に乗せて、冷ましておきます。
冷やしておいたびわのメープルマリネを用意します。
タルトのアーモンドクリームフィリングの上に載せて仕上げます。
ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。
・有機びわ
・ミクロンパウダー有機玄米粉
・北海道産オートミール
・オーガニックココナッツミルク
・オーガニックココナッツシュガー
・オーガニックアップルソース
・有機メープルシロップ
・有機レモン果汁
・チアシードパウダー
・アーモンドパウダー
・バニラエクストラクト
・ヴィーガンバター
国際中医師/ヴィーガン薬膳料理家/フードロスゼロ料理アドバイザー
気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けてヴィーガンに。中医学とマクロビオティックを学び、双方の理論や技法を活かした、簡単に作れて身体と環境に優しいヴィーガン薬膳ごはんを考案している。
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