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有機枝豆のケーク・サレ

あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?

有機枝豆のケーク・サレ

今回のテーマは、有機枝豆。

ビールのお供として馴染みの深い枝豆。枝豆の中に含まれている「メチオニン」には、アルコールの分解を促す成分が含まれているので、二日酔いの予防に効果的と言われています。中医学の食養生では、枝豆は気・血を補い、体内の水液の巡りを良くして、体内に溜まった余分な水分を排出してくれる効果があります。また、脾胃に作用して胃を丈夫にし、消化を助けるので、湿度が高く食欲が減退する夏にもってこいの食材です。色良く塩茹でしてそのまま食べたり、ペーストにしてソースやスイーツに使ったりと、色々なメニューで取り入れて元気に夏を乗り切りたいですね。

「有機枝豆のケーク・サレ」ケーク・サレとは、フランス語で塩(サレsalle)のケーキ(ケークcake)という意味があり、甘くないパウンドケーキといったイメージです。通常は、小麦粉や卵、油を使ったベース生地に野菜やお肉、チーズなどのお好みの食材を混ぜてオーブンで焼き上げますが、今回は小麦粉の代わりに米粉、卵の代わりに豆腐を使いしっとりとした食感のケーキ生地に仕上げました。じっくり炒めた玉ねぎやきのこからは自然な甘味が感じられます。おやつとしてだけでなく、フレッシュなサラダと合わせて朝食にいかがでしょうか。

 

全体の流れ

21cmパウンド型

所要時間

約2時間

1.フィリングを作る

野菜を炒めてフィリングを作ります。

2.ベースの生地を作る

卵の代わりに豆腐を使ったベース生地を作ります。

3.オーブンで焼き上げる

オーブンで焼き上げて仕上げます。

1.フィリングを作る

材料

・枝豆 1パック(茹でた実 約80g)
・玉ねぎ 中1/2個(約100g)
・しめじ 1/2株(約50g)
・ドライトマト 2、3枚
・白たまり(または薄口醤油)小さじ1と1/2
・塩 2つまみ

下準備

□枝豆を茹でて実を取り出します。

□玉ねぎは薄切りに、しめじは石づき部をカットして1/3に切ります。

今回はしめじを使いましたが、えのきや舞茸などのキノコでOKです。

作り方

フライパンに玉ねぎとしめじを入れて塩を全体にパラパラと振り、蓋をして弱火にかけじっくりと火を入れます。

野菜から水分が出たら一度混ぜて再度蓋をし、3、4分ほど火を入れます。

玉ねぎが軽い飴色になったところで、枝豆、ちぎったドライトマトを入れ、白たまり(薄口醤油)を入れて軽く混ぜて火を止めます。

ボウルなどの容器に移して粗熱を取ります。

今回のレシピでは、ベースの生地に味付けをしないため、ここで少し濃い目に味をつけておくのがポイントです。

2.ベースの生地を作る

材料

・米粉 180g
・アーモンドパウダー 70g
・タピオカパウダー(またはくず粉)25g
・ベーキングパウダー 大さじ1弱
・かぼちゃパウダー 大さじ2
・絹豆腐 240g
・なたね油 80g
・豆乳 50g

下準備

□大きめのボウルに粉類を入れて、泡立て器などで混ぜ合わせておきます。

□野菜のフィリングを用意します。

作り方

ボウルに豆乳となたね油を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。

 

豆乳となたね油を混ぜ合わせるときは泡が立つくらいまでしっかりと混ぜて乳化させるのがポイントです。

豆腐を軽くちぎって入れ、泡立て器でクリーム状になるまでよく混ぜ合わせます。

粉類が入ったボウルを用意します。

混ぜ合わせた豆腐液を入れ、ヘラなどを使ってざっくりと切るように混ぜます。

粉っぽさがなくなったところで、野菜のフィリングを入れて手早く混ぜ合わせます。

3.オーブンで焼き上げる

下準備

□オーブンを180度に予熱します。

□パウンド型にオーブンシートを敷いておきます。

作り方

パウンド型を用意します。

生地を流し入れ、表面を平らにならします。トントンと2、3回上から落として空気を抜きます。

 

オーブンに入れて40〜50分焼き上げます。表面が焦げそうな時には上からアルミホイルを被せます。

竹串などを刺して生地が付いてこなければ焼き上がりです。

ケーキクーラーなどの上で粗熱を取り、型から出して冷まします。

お好きな厚さにカットしてサーブします。

手で触ってみて熱さを感じられなくなったらラップにつつみ、さらにその上からホイルで包みます。この状態で一晩置くと、しっとりとした食感が楽しめます。

今回使った材料の一覧

ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。

ビオ・マルシェの宅配 取扱商品

・有機枝豆
・有機玉ねぎ
・しめじ
・有機国産大豆絹豆腐
・なたね油
・有機豆乳
・米粉

その他の商品

・アーモンドパウダー
・かぼちゃパウダー
・ベーキングパウダー

レシピ・写真

鈴木 桂子 Suzuki Keiko

国際中医師/ヴィーガン薬膳ごはん研究家/フードロスゼロ料理アドバイザー

気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けてヴィーガンに。中医学とマクロビオティックを学び、双方の理論や技法を活かした、簡単に作れて身体と環境に優しいヴィーガン薬膳ごはんを考案している。

ホームページ:Veggitrabbit Vegan Recipes
インスタグラム:@veggitrabbit

 

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