りんごのタルト|Veggit rabbit’s ...
2024.11.1
あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?
今月のテーマは、有機パイナップルチャンク。
2021年5月5日のこどもの日は、二十四節気では「立夏」にあたり、暦の上では夏が始まります。徐々に日差しが強くなり、気温の高い日もありますが、湿度もほどよく過ごしやすい時期です。しかし、おうち時間が長くなると、どうしてもストレスが溜まってしまいます。パイナップルはお肉と一緒に食べると消化に良いことは知られていますが、ほかにも、暑気あたりなどの清熱・解暑効能や、ストレスなどによるイライラを鎮める作用があり、薬膳にもよく取り入れられる果物の一つです。
「有機パイナップルチャンクのクレームブリュレ」は、有機パイナップルチャンクで作ったパイナップルペーストにココナッツミルクを合わせた、とろりとした食感が楽しめるクレームブリュレです。南国フルーツの代表格、パイナップルとココナッツミルクの相性は抜群。トップにはココナッツシュガーを薄く広げ、バーナーで焦げ目をつけて仕上げました。ココナッツの甘い香りと、パイナップルの酸味が初夏にピッタリなスイーツです。
約150mlの容器 4個分
約1〜2時間
パイナップルをフードプロセッサーで撹拌してペーストにします。
ココナッツミルクをメインにしたクリームを作ります。
表面にココナッツシュガーを薄く広げバーナーで焦がして仕上げます。
・有機パイナップルチャンク 1缶
パイナップル缶を開け、中のジュースと果実を分けます。
パイナップル4、5切れを食べやすい大きさにカットし、容器の底に並べます。
フードプロセッサーに残りのパイナップルを入れ、なめらかなペースト上になるまで撹拌します。
・パイナップルペースト 150cc
・ココナッツミルク 250cc
・メープルシロップ 大さじ1/2
・ヴィーガンバター(今回はソイブレールを使用) 10g
・かぼちゃパウダー 小さじ1(またはターメリック少々)
・米粉 大さじ1.5
・粉寒天 1g(小さじ1/2弱)
・バニラエクストラクト 小さじ1/2
・岩塩 少々
・パイナップル果実 8切れ分
最近では植物性材料で作られたヴィーガンバターが通販などで購入できるようになりました。今回は大豆由来のヴィーガンバターを使用しましたが、ご家庭にあるココナッツオイルやなたね油などでも構いません。クリーム系のヴィーガンデザートは油分を加えることであっさりとした中にもコクが出ますので、何かしらのオイルを混ぜるのがおすすめです。
小鍋にパイナップル果実以外の材料を全て入れて、泡立て器などで混ぜます。
火をつけて中火にします。かき混ぜながら火を加えていくと、だんだんととろみが出てきます。
フツフツと沸騰してきたら、そこから1分ほど混ぜて火を止めます。
容器を用意し、クリームを流し入れます。
あら熱が取れ、固まってきたら冷蔵庫で移し、冷やします。
・ココナッツシュガー 適量
冷やしておいたクリームを用意します。
表面にココナッツシュガーを薄く広げます。バーナーで表面を焼き、焦げ目をつけて完成です。
バーナーが無い場合は、ココナッツシュガー:水、1:1の割合で火にかけて緩めのキャラメルをつくり、トップに流してもOKです。
ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。
・有機パイナップルチャンク
・オーガニックココナッツミルク
・オーガニックメープルシロップ
・有機米粉
・オーガニックココナッツシュガー
・かぼちゃパウダー
・バニラエクストラクト
・粉寒天
・ヴィーガンバター
インディペンデント・フォトグラファー/ヴィーガンレシピ・デベロッパー
漢方養生指導士上級、フードロスゼロ料理アドバイザー
1990年代に映画監督・園子温率いる街頭詩パフォーマンス「東京ガガガ」に参加、以後約10年にわたり自主映画製作に関わる中で銀塩カメラに興味を持ち、撮影・現像を習得、作品制作を始める。
気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けてヴィーガンに。心臓疾患や糖尿病などの疾病予防にも効果があると期待されているヴィーガン・ダイエットを、もっと多くの人に知って欲しいという思いから、料理レシピブログ Veggitrabbit Vegan Recipes を立ち上げ、できるだけ少ない材料で、簡単に作れる菜食レシピを考案、投稿している。
ヴィーガンとなってから「薬(医)食同源」や「代替医療」に深い関心を持つようになり、中国伝統医学の学習を開始。中医師を目指し目下勉強中。