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有機いちごと桜ホイップのカップケーキ

あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?

有機いちごと桜ホイップのカップケーキ

今月のテーマは、有機いちご。

4月に入り風に舞う桜吹雪に、日本の春の美しさを感じる時期になりました。二十四節気(春夏秋冬の1年間を24つに分けたもの)では4月4日は「清明」といいます。万物が清らかで生き生きとした「清浄明潔」という言葉を略した季語です。晴れた日の空は青く澄み渡り、木々の緑が日に日に豊かになっていく時期。柔らかな日差しを浴びて真っ赤に熟れたいちごのフレッシュな香りが、より一層引き立つ季節ですね。

「有機いちごと桜ホイップのカップケーキ」は、国産小麦粉でふんわり焼き上げたスポンジ生地に、桜の塩漬けの風味を効かせた豆乳ホイップクリームでデコレーションしたカップケーキです。スポンジケーキの中には有機いちごが丸ごと入っています。ビーツパウダーでほんのりピンクに色付いたクリームが、春にぴったりなスイーツです。

全体の流れ

10号カップ約6個分

所要時間

約1〜2時間

1.スポンジ生地をつくる

国産小麦粉を使ったシンプルなスポンジ生地をつくります。

2.カップに生地を流して焼き上げる

カップにケーキ生地を入れオーブンで焼き上げます。

3.桜風味のホイップクリームをつくる

豆乳ホイップに桜の塩漬けを混ぜたクリームをつくりデコレーションして仕上げます。

1.スポンジ生地をつくる

材料

・小麦粉(今回は薄力粉を使用) 90g
・タピオカ粉(くず粉やコーンスターチでもOKです) 25g
・なたね油 25g
・メープルシロップ 40g
・豆乳 100cc
・アップルソース 大さじ2
・ベーキングパウダー 5g(約大さじ2/3)
・バニラエクストラクト 小さじ1/4

下準備

□小麦粉、タピオカ粉、ベーキングパウダーを合わせてふるっておきます。

作り方

ボウルになたね油とメープルシロップを入れ、泡立て器でよくかき混ぜます。

次にアップルソースを入れてよく混ぜ合わせます。

アップルソースは卵の代替えとしてヴィーガンのレシピによく使われている食材の一つです。卵1個に対してアップルソース1/4カップとベーキングパウダー小さじ1/2が目安です。

次に豆乳とバニラエクストラクトを入れて混ぜ合わせます。

ふるっておいた粉類を数回に分けて入れ、滑らかな生地になるまで混ぜ合わせます。

2.カップに生地を流して焼き上げる

材料

・いちご 6個

下準備

□オーブンを180℃に予熱します。

作り方

いちごを流水でよく洗い、ヘタの部分をカットします。

カップを用意し、中央にいちごを一つずつ入れます。

ケーキ生地を流し入れます。絞り袋などに入れて円を描くように入れると簡単です。

オーブンで20分〜25分ほど焼きます。途中表面が焦げそうになったらホイルなどを被せます。

鉄板のあら熱が取れたら、カップを取り出してケーキクーラーなどの上に置き、1時間〜2時間ほど冷まします。

3.桜風味のホイップクリームをつくる

材料

作りやすい分量

・豆乳ホイップ 200ml
・てんさい糖 20g
・桜の塩漬け 1g
・ビーツパウダー 小さじ1/4
・バニラエクストラクト 小さじ1/2
・水・氷 適量

下準備

□豆乳ホイップ、ボウルを冷蔵庫に入れてよく冷やしておきます。

□桜の塩漬けは水洗いして塩を軽く流して水気をよく切り、みじん切りにします。

冷やしておいた豆乳ホイップ、ボウルを用意します。

別のボウルに水と氷を入れ、その上に冷やしておいたボウルを載せます。

豆乳ホイップを入れ、ミキサーでホイップします。1、2分ほどで少し固まってきたらてんさい糖を半分入れます。続けて1分ほどホイップしたら、残りのてんさい糖を入れます。さらに5分〜10分ほど、角が立つくらいまでホイップします。

ビーツパウダーと桜の塩漬け、バニラエクストラクトを入れて、ピンク色になるまで軽くホイップします。

絞り袋に絞り口金とホイップクリームを入れ、先をカットします。

冷ましておいたカップケーキを用意し、デコレーションして完成です。今回はトップにいちごとドライストロベリーを載せました。

絞り袋や口金がない場合は、スプーンですくって載せるだけでも大丈夫。豆乳のクリームなのでたっぷり載せてもヘルシーです。お子様と一緒にデコレーションするのも楽しいですね。

今回使った材料の一覧

ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。

ビオ・マルシェの宅配 取扱商品

・アンジー農園の有機いちご
・国産有機薄力粉
・国産なたね油
・オーガニックメープルシロップ
・有機豆乳
・オーガニックアップルソース
・てんさい糖

その他の商品

・豆乳ホイップ
・桜の塩漬け
・タピオカ粉
・ビーツパウダー
・ベーキングパウダー
・バニラエクストラクト

レシピ・写真

鈴木 桂子 Suzuki Keiko

インディペンデント・フォトグラファー/ヴィーガンレシピ・デベロッパー

漢方養生指導士上級、フードロスゼロ料理アドバイザー

1990年代に映画監督・園子温率いる街頭詩パフォーマンス「東京ガガガ」に参加、以後約10年にわたり自主映画製作に関わる中で銀塩カメラに興味を持ち、撮影・現像を習得、作品制作を始める。

気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けてヴィーガンに。心臓疾患や糖尿病などの疾病予防にも効果があると期待されているヴィーガン・ダイエットを、もっと多くの人に知って欲しいという思いから、料理レシピブログ Veggitrabbit Vegan Recipes を立ち上げ、できるだけ少ない材料で、簡単に作れる菜食レシピを考案、投稿している。

ヴィーガンとなってから「薬(医)食同源」や「代替医療」に深い関心を持つようになり、中国伝統医学の学習を開始。中医師を目指し目下勉強中。

Keiko Suzuki Photography Works

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