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有機金柑とスパイスチョコカスタードのグルテンフリータルト

あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?

有機金柑とスパイスチョコカスタードのグルテンフリータルト

今回のテーマは、有機金柑。

金柑の最大の特徴は、そのまま皮ごと食べられること。温州みかんと比べてもはるかに小さい一粒に、ビタミンCやビタミンEなどの栄養がギュッと詰まっているんです。控えめな酸味と甘みの後に感じられる、ほんのりとした苦味が、ちょっと大人な味わいです。ほかにもサラダに加えたり、砂糖で煮詰めた甘露煮やジャムなど、さまざまな食べ方で冬から春にかけての食卓を彩ってくれます。

「有機金柑とスパイスチョコカスタードのグルテンフリータルト」は、米粉とオートミールでつくったグルテンフリーのタルト生地に、ブラックペッパーがアクセントのチョコレートカスタード、フレッシュな金柑が載ったベイクドタルトです。あえて金柑は火を通さずに、爽やかな香りと風味を活かしました。

全体の流れ

直径約6cmのカップ5個分

所要時間

約1〜2時間

1.タルトのクラストをつくる

米粉とオートミールがメインのタルト生地をつくります。

2.チョコレートカスタードをつくる

くず粉を使用したヴィーガンチョコカスタードをつくります。

3.金柑をデコレーションして仕上げる

タルトクラストにカスタードと金柑をデコレーションします。

1.タルトのクラストをつくる

材料

・米粉 90g
・オートミール 90g
・タピオカ粉(またはくず粉) 45g
・ココナッツオイル 75g
・メープルシロップ 75g
・ココアパウダー 大さじ1
・リンゴ酢 小さじ1/2
・重曹 ひとつまみ

下準備

□オーブンを180℃に予熱します。

□ココナッツオイルが固まっている場合は温めて液体に戻します。

□カップに分量外のオイルを塗っておきます。

作り方

ボウルに全ての材料を入れて、ヘラなどで混ぜ合わせ馴染ませます。

粉っぽさがなくなったところで、手で丸くまとめます。

ラップをして30分ほど生地を休ませます。

ケーキカップを用意します。

タルト生地を5等分して丸め、それぞれカップに入れます。

手で押さえるようにして形を整えます。

底の部分が焼いているときに浮き上がらないよう、フォークなどで穴を開けます。

すぐにオーブンに入れて焼いても構わないのですが、冷凍庫で30分ほど冷やしてから焼くことでサクサクのタルト生地に仕上がります。

オーブンに入れ、180℃で約10分焼きます。

焼き上がったらケーキクーラーなどの上で冷まします。

完全に冷めたら型から外します。

焼き上がってすぐは生地が柔らかく崩れやすいので、完全に冷めてから型から外します。

2.チョコレートカスタードをつくる

材料

・豆乳 300cc
・てんさい糖 50g
・くず粉 20g
・ココアパウダー 大さじ1
・シナモンパウダー 小さじ1/2
・ブラックペッパー(粗挽き)1/4〜1/2

作り方

小鍋にブラックペッパー以外の材料を入れ、泡立て器などでよく混ぜてくず粉を完全に溶かします。

中火にかけ、フツフツと沸騰してくるまで火にかけます。

沸騰したら弱火にし、ヘラにかえてとろみがつくまで混ぜながら火にかけます。

垂らしてみてリボンができるくらいのとろみがついて、チョコレート液に艶が出たら火を止めます。最後にブラックペッパーを入れます。

常温で冷まします(鍋のままでも、容器に移し変えてもOKです)。

3.金柑をデコレーションして仕上げる

材料

・金柑 10個くらい

作り方

金柑を洗い、横半分にカットします。

竹串などを使って、種を取り除きます。

タルトクラストと、チョコカスタードを用意します。

タルトクラストの上に、チョコカスタードを載せます。絞り袋などに入れて絞ると簡単です。

チョコカスタードの上に、カットした金柑を載せてデコレーションします。

お好みでピスタチオなどのナッツや、粉砂糖をふりかけると見た目もさらに華やかになります。

今回使った材料の一覧

ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。

ビオ・マルシェの宅配 取扱商品

・有機国産米粉
・国産オートミール
・オーガニックココナッツオイル
・オーガニックメープルシロップ
・てんさい糖
・有機豆乳
・オーガニックブラックココア
・くず粉
・オーガニックシナモンパウダー
・有機リンゴ酢
・重曹

その他の商品

・ブラックペッパー

レシピ・写真

鈴木 桂子 Suzuki Keiko

インディペンデント・フォトグラファー/ヴィーガンレシピ・デベロッパー

漢方養生指導士上級、フードロスゼロ料理アドバイザー

1990年代に映画監督・園子温率いる街頭詩パフォーマンス「東京ガガガ」に参加、以後約10年にわたり自主映画製作に関わる中で銀塩カメラに興味を持ち、撮影・現像を習得、作品制作を始める。

気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けてヴィーガンに。心臓疾患や糖尿病などの疾病予防にも効果があると期待されているヴィーガン・ダイエットを、もっと多くの人に知って欲しいという思いから、料理レシピブログ Veggitrabbit Vegan Recipes を立ち上げ、できるだけ少ない材料で、簡単に作れる菜食レシピを考案、投稿している。

ヴィーガンとなってから「薬(医)食同源」や「代替医療」に深い関心を持つようになり、中国伝統医学の学習を開始。中医師を目指し目下勉強中。

Keiko Suzuki Photography Works

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