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有機ミニトマトのポテトフォカッチャ

あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?

有機ミニトマトのポテトフォカッチャ

今回のテーマは、ミニトマト。

サラダの彩りやお弁当に最適なミニトマト。真っ赤に完熟した果肉はしっかりとした食感で、噛むほどにトマトの甘さが口に広がります。ミニトマトに含まれる栄養素としてよく知られている「リコピン」は抗酸化作用を持ち、皮膚を健康に保つ働きがあるとされています。ほかにも、ビタミンCや目の疲れに効果的とされるβカロチンなど、小さくて可愛らしい見た目の中に、たくさんの栄養がギュッと詰まっています。

「有機ミニトマトのポテトフォカッチャ」は、マッシュしたじゃがいもを練り込んだパン生地に、ミニトマトをたっぷりと載せて焼き上げたフォカッチャです。ポテトを練り込んだ生地はしっとりとした食感。トマトの甘さと程よい酸味がアクセントになっています。

全体の流れ

焼き上がりサイズ:約20cm x 25cmの楕円形

所要時間

約2〜3時間

1.生地を練り一次発酵させる

国産中力粉にマッシュポテトを混ぜ込んだ生地をつくり、発酵させます。

2.生地を成形して二次発酵させる

発酵させた生地を伸ばして成形し二次発酵させます。

3.トッピングをしてオーブンで焼き上げる

生地にトマトを載せて穴を開け、オリーブオイルをふりかけてオーブンで焼き上げます。

 

1.生地を練り発酵させる

材料

・中力粉 200g
・じゃがいも 中1個(約130g〜150g)
・メープルシロップ 小さじ1/2
・ドライイースト 3g(約小さじ1)
・オリーブオイル 大さじ1
・ぬるま湯(30℃くらい) 100cc
・粗塩 小さじ1/4

下準備

□じゃがいもを皮付きのまま茹でます。箸がスッと通るくらいになったらザルにあげ、熱いうちに皮をむきます。ボウルに入れてマッシャーなどをつかってマッシュし、冷ましておきます。

□30℃くらいの熱さ(手でさわってみて熱く感じない程度が目安です)のぬるま湯を用意します。

作り方

ボウルにぬるま湯とオリーブオイル以外の材料を入れます。ドライイーストは中央にくぼみを作り、その中に入れます。

ドライイーストを目掛けて、ぬるま湯を注ぎます。

菜箸などを使い、クルクルとかき混ぜます。

生地に水分がある程度馴染んできたところで、オリーブオイルを入れます。

手で混ぜ、オリーブオイルが混ざったら台に載せ、生地を練ります。

10分ほど練り、生地に艶が出てきて耳たぶくらいの硬さになったら丸めます。

オリーブオイル(分量外)を少量入れたボウルに生地を入れ、生地全体にオイルを馴染ませます。

ラップをふんわりとかけて35℃で60分発酵させます(一次発酵)。

2倍ほどの大きさに膨らんでいたらOKです。

発酵機や発酵機能付きのオーブンがない場合は、部屋の温かい場所に置いて2〜3時間、大きさが2倍ほどになるまで発酵させます。二次発酵も同様です。

2.生地を成形して二次発酵させる

作り方

生地をボウルから取り出し、台に載せます。オーブンシートなどを敷いておくと便利です。

麺棒などをつかって、生地を厚さ1cm程度の楕円形に伸ばします。

鉄板の上に載せてラップをかけ、30℃で30分ほど二次発酵させます。厚さが2cmくらいに膨らんでいればOKです。

3.トッピングをしてオーブンで焼き上げる

材料

・ミニトマト 1パック
・オリーブオイル 大さじ1〜
・ローズマリー(ドライ) 適量
・粗塩 適量

下準備

□ミニトマトを厚さ5mm程度の輪切りにします。

□オーブンを200℃に予熱します。

作り方

生地の上に、輪切りにしたトマトを載せます。

生地の見えている部分を指で押し、くぼみを作ります。

くぼみの中を中心にローズマリーを散りばめます。

オリーブオイルを全体に回しかけ、粗塩を上からまぶします。

オーブンで25分ほど、生地がこんがりと色付くまで焼き上げて完成です。

冷めたら食べやすい大きさにカットします。

今回使った材料の一覧

ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。

ビオ・マルシェの宅配 取扱商品

・有機ミニトマト
・有機じゃがいも
・国産有機小麦粉 中力粉
・オーガニックメープルシロップ
・オーガニックエキストラヴァージンオリーブオイル
・有機天然酵母(ドライイースト)
・オーガニックドライローズマリー

レシピ・写真

鈴木 桂子 Suzuki Keiko

インディペンデント・フォトグラファー/ヴィーガンレシピ・デベロッパー

漢方養生指導士上級、フードロスゼロ料理アドバイザー

1990年代に映画監督・園子温率いる街頭詩パフォーマンス「東京ガガガ」に参加、以後約10年にわたり自主映画製作に関わる中で銀塩カメラに興味を持ち、撮影・現像を習得、作品制作を始める。

気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けてヴィーガンに。心臓疾患や糖尿病などの疾病予防にも効果があると期待されているヴィーガン・ダイエットを、もっと多くの人に知って欲しいという思いから、料理レシピブログ Veggitrabbit Vegan Recipes を立ち上げ、できるだけ少ない材料で、簡単に作れる菜食レシピを考案、投稿している。

ヴィーガンとなってから「薬(医)食同源」や「代替医療」に深い関心を持つようになり、中国伝統医学の学習を開始。中医師を目指し目下勉強中。

Veggitrabbit Instagram
Keiko Suzuki Photography Works

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