「畑の恵み おせちセット2025」 オーガニックにこだわった...
2024.9.30
ビオ・マルシェ「有機一番摘み 煎茶」は、奈良県・月ヶ瀬で、春に芽吹いた新芽を一番摘みした有機栽培煎茶です。秋から冬の間、じっくりと大地の力を蓄え、春の陽の光をうけて育った新芽の美味しさをお届けします。
ビオ・マルシェ「有機一番摘み 煎茶」は、創業1984年の月ヶ瀬健康茶園(奈良県)にて栽培から製茶まで一貫製造で作られます。
月ヶ瀬健康茶園では、「地産地消」・「身土不二」の考えを大切に、「月ヶ瀬という土地で、お茶がもつ個性(特徴)を大切に、茶本来の美味しさに迫っていけるのか」を意識して栽培しています。
月ヶ瀬健康茶園で管理する茶園の数はとても多く、40を超えます。
茶園によって歴史や成り立ちが異なり、土質(粘土質や砂質)・陽当り・傾斜度など、お茶が育つうえで大切な立地条件も様々です。
そのため、それぞれの茶園の特徴とその年の気候に合わせて栽培方法を変えています。茶園の数が多い分栽培管理は大変ですが、コツコツと取り組んでいます。
月ヶ瀬健康茶園のこだわりのひとつが「炭素循環農法」。炭素が豊富な有機物(落ち葉や枯れ枝など)を取り入れ、有用な土壌微生物を増やす農法です。
例えば、森の木々が肥料無しでも育つのは、落ち葉や枯れ枝などの炭素が豊富な有機物を養分としているからです。さらに、炭素の割合が高く質の良い土には、肥料による過剰な養分(硝酸態窒素など)が無いため、虫がつきにくいという長所もあります。「炭素循環農法」とは、このような自然の営みをヒントに作物の力を引き出す農法なのです。
月ヶ瀬健康茶園が「炭素循環農法」に取り組んだきっかけは、動物性肥料と植物性肥料それぞれで茶葉を栽培して試験的に飲み比べをしたことでした。おもしろいことに、動物性肥料のみで栽培したお茶はダシのような旨みが出て、植物性肥料のみで栽培したお茶は炭水化物のような甘みが出たそうです。
この経験から、「月ヶ瀬ならではの純粋な風味あるお茶づくりには、月ヶ瀬で育った草木を肥料として使うことが、土質に最も合っている。」と考えるようになり、「炭素循環農法」に切り替えていきました。
月ヶ瀬健康茶園が実践する「炭素循環農法」では、動物性肥料は一切使わず、近隣の地域に育つ自然の草木(ススキや笹、落ち葉など)を発酵・分解したものを使っています。ミネラルが豊富に含まれる草木を肥料に育ったお茶は、えぐみや苦みが少なく、優しい甘みに育ちます。
また、葉だけでなく茎まで丸ごと使っているのも味にこだわるからこそ。
本来、煎茶に使われることの少ない茎ですが、実は茶樹の中でも糖が多く含まれる部分です。
そのため、ビオ・マルシェ「有機一番摘み 煎茶」は、葉のみの煎茶とはひと味違う「甘い味わい」が楽しめます。
丁寧に育てられ、5月に収穫された茶葉は、茶園の特徴を活かすように、茶園ごとに製茶します。そして、各茶園の煎茶からビオ・マルシェ「有機一番摘み 煎茶」に使うものを厳選し、ブレンド(合組)します。全ての茶園の茶葉をブレンドしてから製茶するのではなく、茶園ごとに分けて製茶したものをブレンドすることで、繊細で複雑な香味が豊かな煎茶に仕上げています。
煎茶は湯温で味わいが変わるのが魅力ですね。高温だと渋めに、低温だと甘めにと好みに合わせた飲み方ができます。
今回は月ヶ瀬健康茶園おすすめ、茶葉が香る飲み方でいただきます。(詳しい淹れ方は最後に載せています。)
急須に大さじ1杯(約3g)の茶葉を入れて、沸騰したお湯50㏄を入れたら5秒待って湯呑みに注ぎ分けます。
これを4回繰り返し、最後にお湯を100㏄入れ1分待ち、湯呑みに注ぎ分けます。
淹れたてをいただきます。
茶葉の香りが広がり、すっきりとした渋味と優しい甘みです。
月ヶ瀬健康茶園が栽培する他のお茶にも通じる、「身体にすっとなじむお茶」。
雑味のない、まっすぐな味わいです。
熱湯を使うので、湯温計がない家庭でも手軽に淹れられるのも良いですね。
お茶は、野菜や果物のように口にする前に洗い流せません。だからこそ、農薬や化学肥料を使わずに栽培されたものを選びたいですね。お茶に寄り添い、日々試行錯誤されている月ヶ瀬健康茶園が栽培・製茶したビオ・マルシェ「有機一番摘み 煎茶」、ぜひお試しください。
(スタッフ 伊藤)
①急須に3~5gの茶葉を入れます。
②沸騰したお湯を冷まさず50cc(茶葉ひたひた)を入れ5秒待ち、湯呑みに注ぎ分けます。
③②をさらに4回繰り返し、最後にお湯を100㏄入れ1分待ち、湯呑みに注ぎ分けます。
※お茶を常温に冷まして飲んでも香り高く飲んでいただけます。
※お好みに応じて茶葉の量を調節してください。
※水出しの場合、茶葉の量を少し多めにし、数時間抽出します。
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