年末年始のごちそうをお手軽に、ビオ・マルシェの年末・2025...
2024.11.1
「駿河湾産100% 素干し桜えび」は、駿河湾で漁獲した桜えびを天日乾燥させています。さくさくとした食感で甘く香ばしいです。スナックやおつまみとして食べて、かき揚げ、野菜炒め、パスタ、おにぎり、彩りのトッピングにもおすすめです。
「駿河湾産100% 素干し桜えび」を販売するのは、静岡県静岡市にある「かもめ屋」です。今では様々な水産加工品を手がけていますが、創業(1984年)のきっかけとなったのは、無着色の桜えびづくりだったそうです。
当時、駿河湾産の桜えびでも赤色の着色料が使われることが当たり前でした。
そこへ、ビオ・マーケットやその他消費者団体から「無着色の桜えびはないか?」と尋ねられたことをきっかけに、「かもめ屋」現会長の色本さんは、無着色の桜えびを探しはじめます。そして、網元「かくまつ岩松商店」の先代と出会い、共に無着色の桜えびを実現させ、「かもめ屋」の歴史がスタートします。
さらに、「かもめ屋」の提案で始まった無着色の桜えびは、地元の消費者や漁師にも認められ、今では駿河湾産桜えびは無着色のものが主流になっています。
桜えびの漁期は、春漁(3月中旬~6月初旬)・秋漁(10月下旬~12月下旬)の年に2回行われます。それ以外の時期は桜えび保護のため休漁となります。
水揚げシーズンになると、干しえびに加工される桜えびは、駿河湾に近い富士川河川敷の干場に運ばれます。富士山を背景に干される桜えびの様子は、ピンクの絨毯と表現され、静岡の風物詩のひとつになっているそうです。「駿河湾産100% 素干し桜えび」のパッケージにも、桜えびの背景に富士山が描かれています。
桜えびを干すのは、晴れた日の朝から午後まで。午前中は地面の砂利の熱が桜えびを温め、午後に吹く風が桜えびを冷やす、この相乗効果で照りのある美味しい干し桜えびが作られます。また、太陽の光によって旨みやカルシウム量もアップして美味しくなると言われています。
桜えびが生息しているのは、世界中で駿河湾と台湾だけと言われています。また、近年は駿河湾産の桜えびの不漁が続いており、台湾産を見かけることが多くなりました。どちらも学名は同じで同一種と言われていますが、足の形など形態は若干異なり、遺伝子の一部が違うとの報告もあるそうです。駿河湾産の方がふっくらと大きめです。
台湾産でも天日干しのものがありますが、機械乾燥されたものが多いそうです。機械乾燥は発色が良く、色が濃く仕上がるのが特徴ですが、天日干しと比べて風味と旨みが飛んでしまうのがもったいないところです。
袋を開けた途端広がる、香ばしいえびの香り。あまりの香りの良さに、袋に鼻を近づけては離すを何度か繰り返しました。
透き通ったきれいな桜えびを指でつまみ、口に入れてみると…
サクサクッとした食感とじわ~っと広がる甘みと香ばしさが最高です。
食べ出すと手が止まらなくなります。
丁度、冷蔵庫には有機キャベツがあったのでキャベツ焼きを作ることにしました。
個人的に、キャベツは外葉からめくってめくって使いたい派。
今回使ったキャベツは、めくって小玉サイズになった緑色が薄めのものでした。
卵、薄力粉、水、白だしを混ぜて、千切りにしたキャベツと桜えびを入れます。
キャベツと桜えびをメインに味わいたかったので、衣は和える程度に少なめにしました。
熱したフライパンに多めの油をひき、生地を落とし、焼いていきます。
両面色よく焼きあがったら、カットしてお皿に盛りつけます。
最初の一切れは、何もつけずに食べてみます。
衣を少なめにしたので、キャベツの甘みと桜えびの香ばしさがしっかり感じられて美味しい。
ぽん酢醤油・ソース・マヨネーズなどをつけると、また違った美味しさを楽しめました。
とっても貴重な「駿河湾産100% 素干し桜えび」は、丸ごと食べられるので栄養満点!小さいながらも、甘く香ばしいその味わいは圧倒的な存在感です。まずは、そのままお召し上がりください。
(スタッフ 伊藤)
※カタログの名称は「素干し桜えび(無着色)」です。
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