年末年始のごちそうをお手軽に、ビオ・マルシェの年末・2025...
2024.11.1
「有機干しきくらげ」は、長崎県の有機きくらげを天日乾燥させて作った干しきくらげです。肉厚でぷりぷりと弾力のある食感は、料理のアクセントにぴったりです。お水で5~6時間かけて戻してお使いください。急ぎの場合、熱湯に約30分浸けて戻すこともできます。
「有機干しきくらげ」には、長崎県平戸島産の有機きくらげを使っています。一般的なきのこは密室で栽培されることが多いですが、有機きくらげの栽培ハウスには、平戸島のミネラルをたっぷり含んだ潮風が吹き込むように工夫しています。また、栽培に水をたっぷり使うため、地下50mのきれいな天然地下水を使っています。病害虫の対策には、竹酢液を用いてハウス内を清潔に保っています。
畑の作物に良質な土が必要なように、良質なきのこを育てるには、土台となる良質な培地が重要です。「有機きくらげ」の培地には、うまみ成分を上げるために、海藻を使っています。海藻には、ビタミンやミネラルの他、旨み成分「グルタミン酸」が豊富に含まれています。また、地産地消にこだわり、培地に地元九州産の素材をふんだんに使っています。おがくずは、佐賀県・長崎県の椎の木をメインに、フスマは福岡県・大分県産、米ぬかは長崎県産を使っています。
きのこ類はとても繊細です。収穫時に手を触れるほど傷がつき、鮮度が落ちてしまいます。そのため、きくらげの1ヶ所だけを摘まんで(他は触らない)収穫作業をしています。こうすることで、傷がつくのを最低限に抑え、鮮度も見た目も良いきくらげになります。
丁寧に収穫された有機きくらげは、天日干しで4~7日かけてじっくりと乾燥させます。機械乾燥ではなく、天日干しにすることで、有機きくらげの栄養がぎゅっと凝縮されます。
漢方や薬膳にも使われるきくらげは低カロリーで、鉄分、カルシウム、ミネラル、ビタミン類など栄養成分が豊富です。食物繊維は、不溶性も水溶性も含まれているのも嬉しいポイントの1つです。
忙しい時は熱湯で戻しますが、今回はじっくりと時間をかけて戻してみました。
水に浸して5時間待つと…
あんなに小さかったきくらげが、ぷりぷりっと立派な姿に戻っています。一般的にきくらげの戻り率は、7倍と言われているのですが、確かにそのぐらい戻っています。
夜は少し肌寒くなってきたので、戻したきくらげをたっぷり使って、参鶏湯(サムゲタン)風スープを作ることにしました。
厚手の鍋に、解凍したオーガニックチキン手羽先・元、有機生姜、有機にんにく、有機もち米(白米)、塩を入れて強火で煮ます。
沸騰してきたらアクをとり、手で適当にちぎった有機きくらげを入れ、鍋の蓋をしてコトコト30分煮込みます。もち米が焦げ付かないように、途中で鍋の中を木べらでひと回しします。
30分経つ頃には、煮込んだ鶏肉の良い香りが漂ってきます。味見をして、塩加減を調えたら、仕上げに刻んだニラを入れてひと煮立ちさせます。
お皿によそってさっそく食べてみます。
きくらげは肉厚でぷりぷりですが、噛むと口の中でとろりとくずれます。生姜とにんにくが香る鶏肉とスープは、優しくも食欲がわいてくる味わい。シンプルに煮込むだけですが、おかずにもなるスープなので忙しい時や少し手を抜きたい時のご飯にもおすすめです。大根や人参などを入れると、野菜もたっぷり食べられますよ。
栄養たっぷりの「有機干しきくらげ」は、いつでも好きな時に使えるので、ストック食材としてもおすすめです。ぷりぷりとした食感で満足感があるので、料理の具が少ない時のかさ増しにも良いですよ。ぜひ、お試しください。
(スタッフ 伊藤)
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