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【岡山県・永田ファーム】地域にも自然にも優しい農業を目指して

永田さんご夫婦

岡山県・永田ファームを訪問しました。

まだまだ残暑が残る8月末、永田さんご夫婦を訪ねました。ビオ・マルシェの宅配には、平飼いたまごや旬の有機野菜を出荷していただいています。

永田さんの畑が広がるのは、岡山県備前市北部の山間部。高速道路を降りて、山奥に向かって伸びる細い1本道を進んでいくと、山々に囲まれた永田ファームに到着しました。

永田ファーム川

畑や鶏舎の回りには、澄んだ谷川が流れています。永田さんによると、6月には蛍が飛び回り、幻想的な風景が広がるそうです。鶏たちの飲み水や畑にもこのきれいでミネラルたっぷりな谷川の湧き水がふんだんに使われています。

永田さんは緑豊かなこの場所で「自然に出来るだけ負荷をかけない農業がしたい」と、約30年以上有機農業に取り組んできました。

のびのびと元気に鶏舎を走り回る鶏たち

永田ファームといえば平飼いたまご!ということで、まずは鶏舎を実際に見学させていただきました。

永田さんは、鶏たちに非遺伝子組み換えのとうもろこしや大豆、地場の飼料米や納豆菌の発酵飼料を与え、病気予防のための抗生物質などの薬剤は使わずに育てています。

鶏舎に入るのが初めてだった私は、ドキドキしながら中へお邪魔しました。

永田ファーム鶏舎

足を踏み入れると足元にふかふかとした感触が…地面を見てみると、たくさんのもみがらが敷き詰めてありました。これは鶏舎を乾燥した清潔な状態に保つための工夫です。鶏たちが自由に走り回ったあとは、鶏糞とともに発酵させ、畑の堆肥にします。永田さんはこうした「農の循環」を大切にしています。

鶏舎の中には、永田さん手づくりの産卵用の小屋があります。鶏たちはこの小屋に入って卵を産みます。なかには小屋の中が落ち着くため、産卵時以外にも入ってきてしまう鶏もいるそうです。開放的な鶏舎でのびのびと育てる「平飼い」ならではの工夫ですね。

永田ファーム鶏舎

みどり豊かな自然の中で栽培される野菜たち

訪問した時は、ちょうど有機ピーマンの収穫がピークを迎えていました。(※現在は収穫を終えています。)

この時期はぐんぐん有機ピーマンが生長する時期。今年は雨があまり降らなかったため、病気が広がらず、作柄が良い年とのこと。

収穫時には、永田さんが飼っている猫ちゃんたちが一緒に畑に出てくるそうです。この日も、収穫している永田さんのあとをついてきていました。

永田ファーム猫

また、10月上旬から出荷が始まる有機モロッコいんげんの畑へ。少しずつつるが伸び始めていました。収穫時にはモロッコいんげんのつるや葉が支柱を覆い、緑のトンネルみたいになるそうです。

永田ファームモロッコいんげん

「美味しいから初物は天ぷらにして食べるんよ~」と永田さんの奥様。収穫が始まったときは、天ぷらで食べるのが毎年の恒例だそうです。炊いたり、サラダにすることが多かったのですが、私も今年は天ぷらに挑戦してみようと思います。

地域にも自然にも優しく

今回実際に伺って、永田さんご夫婦が日ごろから「地域にも自然にも優しく」と鶏の飼育や野菜の栽培について工夫されている点をたくさん垣間見ることができました。また、鶏たちや野菜たちへたっぷりと注がれる愛情を、何よりも強く感じることができました。永田さんご夫婦の和気あいあいとした掛け合いも素敵です。

永田さんご夫婦の愛情をたっぷり受けた、平飼いたまごや旬の野菜たち。ぜひたくさんご賞味ください!

※これからの出荷予定

10月中 有機モロッコいんげん

(スタッフ 小関)

訪問日:8月22日

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