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有機マンゴーのソルベとブルーベリーヨーグルトのトライフル

あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?

有機マンゴーのソルベとブルーベリーヨーグルトのトライフル(ヴィーガン・グルテンフリー)

今回のテーマは、マンゴー。

7月から8月中旬ごろまで期間限定で出荷されている、沖縄産の有機マンゴーは、手に取った瞬間から甘い香りが感じられるほどの完熟度。ふっくらとしたフォルムと、色あざやかな果皮から、太陽の恵みが感じられる真夏のフルーツです。

「有機マンゴーのソルベとブルーベリーヨーグルトのトライフル」は、有機マンゴーをたっぷり使ったヴィーガン練乳のソルベと、有機ブルーベリーのヨーグルト、スポンジケーキをランダムに重ねたトライフル。

「トライフル」は、スポンジケーキやクリーム、フルーツなどを重ねてつくる、イギリスの定番デザート。スポンジケーキの端材や、あり合せの食材を使ってつくることもあるようです。「トライフル」には、”つまらないもの、ささいなもの”という意味もあり、なんとも皮肉が好きな(?)イギリス人らしいネーミングですが、見た目もポップで楽しいデザート。今回は、濃厚な甘さの中に爽やかな酸味が感じられるマンゴーソルベをたっぷりと載せて、暑い日にぴったりなトライフルに仕上げました。

マンゴーソルベに重ねたブルーベリーも注目です。

ビオ・マルシェの宅配で取り扱っている有機ブルーベリーを生産している浜田農園は、ブルーベリー栽培歴約40年という大ベテラン。まだ日本でブルーベリーというフルーツがメジャーでなかった頃から、たくさんの人たちにその美味しさを知って欲しいという一心で、ブルーベリー栽培を続けられています。

浜田農園で栽培しているブルーベリーの品種は約40種類。収穫日が2~3日違うだけで味が変化してしまうブルーベリーを、ていねいに吟味しながら収穫しています。品種を限定せずにパックされているので、その一粒ひとつぶに個性があり、お菓子づくりの際のソース作りなどに使うとさらに深い味わいになります。

全体の流れ

所要時間

約1〜2時間(冷やし固める時間は除く)

1.マンゴーソルベをつくる

マンゴーピュレを作り、豆乳ヨーグルトと自家製豆乳練乳を混ぜ合わせ、冷やし固めてソルベをつくります。

2.スポンジケーキにブルーベリーシロップを染み込ませる

米粉でつくったスポンジケーキに、ブルーベリーリキュールの入ったシロップを染み込ませます。

3.ブルーベリーヨーグルトをつくる

ブルーベリーシロップをつくり、豆乳ヨーグルトと混ぜ合わせます。

1.マンゴーソルベをつくる

1-1 豆乳練乳をつくる

材料

作りやすい分量

・豆乳 1カップ
・甜菜糖 50g

 

ソルベをつくる際にコンデンスミルクを入れることで、やさしい甘みとねっとりとした口当たりになります。今回はコンデンスミルクの代用として、豆乳でつくった練乳を加えました。レシピはつくりやすい分量ですので、使いきれなかったら、フルーツにかけて食べるのはもちろん、ヴィーガンバターに混ぜ、軽くトーストしたバゲットに塗ったり、コーヒーに入れてベトナム風コーヒーにしたりといろいろと楽しめます。

作り方

小鍋に豆乳と甜菜糖を入れて火にかけます。フツフツと沸騰し始めたら弱火にし、かき混ぜながら半分の量になるまで煮詰めます。

出来上がったら瓶などに入れて冷蔵庫で保存し、1週間から10日を目安に使い切りましょう。

1-2 マンゴーソルベをつくる

材料

作りやすい分量

・マンゴー (フレッシュまたは冷凍) 200g
・豆乳ヨーグルト 100g
・甜菜糖 40g
・豆乳練乳 30g
・レモン果汁 小さじ1

フレッシュの有機マンゴーが手に入らない時には「オーガニック冷凍マンゴー」がオススメです。農薬を使わずに有機栽培されたマンゴーを瞬間冷凍しているので、安心・安全、旨味もたっぷり、濃厚な味わいが手軽に楽しめます。

下準備

□フレッシュマンゴーをカットし、果肉を取り出します。冷凍マンゴーを使う場合は、ボウルに入れ自然解凍します。

作り方

ミキサーまたはフードプロセッサーに材料を全て入れ、なめらかになるまで回します。

大きめのボウルに入れてラップをし、冷凍庫で3時間以上冷やし固めます。

冷やし固めたソルベをしばらく常温に置き、スプーンが入るくらいの柔らかさになったらざっくりとほぐします。

ハンドブレンダー(またはフードプロセッサーでもOK)にかけ、なめらかになるまでかき混ぜます。

ブレンダーにかけることで空気が入り、口どけのよいソルベになります。ブレンダーやフードプロセッサーを使わず、スプーンなどでかき混ぜてつくるときは、この工程を2、3回繰り返すとGOODです。

2.スポンジケーキにブルーベリーシロップを染み込ませる

2-1 スポンジケーキをつくる

一度に使い切れなかったスポンジケーキの端材は、是非、捨てずに冷凍保存しておきましょう。トライフルやティラミス作りなど、手軽に活用することができます。

材料

15cm デコレーション型

・米粉 120g
・アーモンドパウダー 30g
・コーンスターチ 30g
・ココナッツオイル 70g
・アガベシロップ 1/2カップ
・豆乳 200cc
・ベーキングパウダー 大さじ1/2
・ベーキングソーダ(重曹)小さじ1
・有機純りんご酢 小さじ2
・バニラエクストラクト 小さじ1/2
・ヒマラヤ産ピンクソルト 少々

下準備

□ケーキ型にオイルなどを塗ります。

□オーブンを180℃に予熱します。

作り方

フードプロセッサーに有機純りんご酢以外の材料を入れ、回します。

なめらかな生地(すくった時にトロリと垂れるくらいの固さ)になったら、有機純りんご酢を入れ、軽く回します。生地が固い場合は、豆乳を少しずつ入れて調整します。

生地を型に流し入れ、トントンと上から軽く落として空気を抜きます。オーブンで20分焼き、さらに温度を160℃に下げて10分焼きます。焼きあがったら竹串で刺してみて、生地が付いてこなければ焼き上がりです。

焼きあがったら、焼き縮みを防ぐため、10cmくらいの高さから落とします。温かいうちに型から外し、逆さにしてケーキクーラーなどの上で冷まします。

 

2-2 スポンジケーキにブルーベリーシロップを染み込ませる

材料

つくりやすい分量

・アガベシロップ 35cc
・水 100cc
・ブルーベリーリキュール(またはカシスリキュールでもOK)小さじ2

・スポンジケーキ 適量

作り方

スポンジケーキを適当な大きさに切ります。

アガベシロップ、水、ブルーベリーリキュールを混ぜ合わせてシロップを作り、スポンジケーキに染み込ませます。

3.ブルーベリーヨーグルトをつくる

3-1 ブルーベリーピュレをつくる

材料

作りやすい分量

・冷凍ブルーベリー 1パック(100g)
・甜菜糖 大さじ2
・レモン果汁 小さじ1

作り方

ボウルにブルーベリーと甜菜糖、レモン果汁を入れて混ぜ合わせます。ブルーベリーが解凍し、水分が出てきたらミキサー(またはフードプロセッサー)に入れて回しピュレを作ります。

濾し器またはザルを使ってこします。

3-2 ブルーベリーヨーグルトをつくる

材料

・豆乳ヨーグルト(無糖タイプ)100g
・ブルーベリーピュレ 大さじ2

作り方

ボウルに材料を入れ、混ぜ合わせます。味見をしてみて甘みが足りないようであれば、アガベシロップを小さじ1〜足します。

素材がすべて揃ったら、ブルーベリーヨーグルト、スポンジケーキ、ブルーベリーを順に重ね、最後にマンゴーソルベをたっぷりと載せて完成です。ガラスなどの透明な容器に盛り付けると、見た目も華やかになります。

今回使った材料の一覧

ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。

ビオ・マルシェの宅配 取扱商品

・有機マンゴー
・オーガニック冷凍マンゴー
・冷凍ブルーベリー
・有機無調整豆乳
・オーガニックレモン果汁
・オーガニックアガベシロップ
・有機米粉
・甜菜糖
・有機りんご酢
・有機エキストラヴァージンココナッツオイル

その他の商品

・豆乳ヨーグルト
・アーモンドパウダー
・コーンスターチ
・ベーキングパウダー
・ベーキングソーダ(重曹)
・バニラエクストラクト
・ブルーベリーリキュール
・ヒマラヤ産ピンクソルト

レシピ・写真

鈴木 桂子 Suzuki Keiko

インディペンデント・フォトグラファー/ヴィーガンレシピ・デベロッパー

気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けてヴィーガンに。心臓疾患や糖尿病などの疾病予防にも効果があると期待されているヴィーガン・ダイエットを、もっと多くの人に知って欲しいという思いから、料理レシピブログ Veggitrabbit Vegan Recipes を立ち上げる。

材料はできるだけ少なく、簡単な手順で作れるレシピを考案、投稿している。

Veggitrabbit Instagram
Keiko Suzuki Photography Works

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