年末年始のごちそうをお手軽に、ビオ・マルシェの年末・2025...
2024.11.1
吾妻旬菜(長崎県)で栽培した有機とうもろこし(ポップコーン用の品種)を乾燥させて粒状にしました。フライパン1つで手軽にできたてのポップコーンが楽しめます。
とうもろこしには、さまざまな品種があります。
普段、ゆでたり、焼いたりして食べているのはスイートコーン種。皮がやわらかく、甘くてみずみずしいですよね。
それに対して、ポップコーンはポップコーン種を使います。爆裂(ばくれつ)種とも呼ばれる品種で、小粒で皮が非常に硬いのが特徴です。
生でも硬い爆裂種を乾燥させ、さらに硬くしたものがポップコーンの粒。これを加熱すると、粒の内側の水分が膨張し、圧力に耐えられなくなった皮がはじけてポップコーンになります。スイートコーン種の粒は、乾燥させても爆裂種ほど硬くならないため、はじけずに焦げてしまいます。
有機ポップコーンを栽培する長崎県・吾妻旬菜は、年間を通して有機野菜をつくるビオ・マルシェの契約農家です。こちらでは「緑肥」での栽培に取り組んできました。
「緑肥」とは、畑に植えた植物を土壌に混ぜ込み耕すことで、肥料として活用する方法です。化学肥料や農薬に頼らず、作物の生育を促してくれる、環境に優しい肥料です。
そして、吾妻旬菜で「緑肥」のメインとなるのが、有機ポップコーン。
ポップコーンは、葉や硬い茎が多く、肥料となる重量が他の作物より多いそうです。そのため、美味しい有機野菜をつくる吾妻旬菜の畑には、有機ポップコーンが欠かせません。
先日、娘(2歳半)と一緒にポップコーンを作りました。
ポップコーンのはじける様子がよく見えるようにと、ダイニングテーブルにカセットコンロを置いて作ることにしました。
熱したフライパンにサラダ油(バターでも)を入れて、大さじ1杯分のポップコーンの粒を加えます。
そして、すぐに蓋をして火にかけながらゆすります。
ポンっポンっと粒がはじける音がすると、娘は少し驚きながらも楽しげです。
はじける音がしなくなったら火を止めて、蓋をしたまま1分程置きます。すぐに蓋を開けると、はじけることもあり危ないので、気をつけてくださいね。
娘に、火にかける前の粒と、できたてのポップコーンを見せて「この粒々がポンポンなって、ポップコーンになったよ」と言うと、「おもしろいねぇ」と目をキラキラさせていました。
さて、ここからが娘の出番です。
袋にできたてのポップコーンを入れたら、娘が塩をふりかけます。
そして、袋の口を閉じてフリフリ。
クスっと笑ってしまうほど、一生懸命振っていました。
さっそく袋から出して食べてみると、パリッと香ばしい!
娘も気に入ったようで、パクパク食べていました。
大さじ1杯では、フライパン(直径20㎝)半分ほどの量で、少し物足りなさを感じたので追加で作りました。
味もアレンジして、野菜ブイヨンで味つけした「ブイヨン味」、青海苔と塩で味つけした「のり塩味」、はちみつとバターで作った「ハニーキャラメル味」(最後に分量とレシピを載せているので、お試しください)を試作。
どれも手が止まらなくなる、美味しさでしたよ♪
味つけも自由自在、手軽に楽しめるポップコーンは、子どもとのおやつ作りにピッタリです。
夏休みを過ごすお子さまと一緒に作ってみてはいかがしょうか?
サラダ油…大さじ1
ポップコーン(粒)…約大さじ1杯半
はちみつ…30g
バター…8g
1、熱したフライパンにサラダ油を入れて、ポップコーンを加え、弾けなくなったら火を止めて器によけておく。
2、同じフライパンにはちみつを入れて、大きい泡が立つまで中火にかける。
3、2にバターを入れて木べらで混ぜる。
4、バターが溶けたら、ポップコーンを加えて木べらで下からすくうようにからめる。
(スタッフ 伊藤)