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さくらんぼのブランマンジェ

あわただしい日常から、ちょっとだけ解放された日曜日の昼下がり。淡い光が差し込むキッチンで、そっと果物に手を伸ばす_______豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら、季節を感じるヴィーガン・スイーツを作ってみませんか?

さくらんぼのブランマンジェ(ヴィーガン・グルテンフリー)

今回のテーマは、さくらんぼ。

さくらんぼは一年のうちでも、限られた季節にだけ市場に出回る、旬を感じるにはぴったりなフルーツ。紅くてツヤツヤとしたフォルムを眺めているだけで、自然と笑顔がこぼれます。今回使った「紅秀峰」は、厚い果肉と甘い果汁が特徴のさくらんぼ。口に入れると、甘みがジュワーっと広がります。

「さくらんぼのブランマンジェ」は、豆乳ベースのブランマンジェに、さくらんぼ本来の味を生かしたピュレと、ソースを重ねたデザートです。トップには、軽くローストして砕いたウォールナッツと、煮詰めたメープルシロップでつくった、カリカリとした歯ごたえが楽しめるキャンディーを合わせました。

全体の流れ

約150mlの容器 4個分

所要時間

約1~2時間(冷蔵庫で冷やし固める時間は除く)

1.チェリーソース&ピュレをつくる

さくらんぼを煮詰めたコンポートをこし、ソースとピュレをつくります。

2.ブランマンジェをつくる

寒天を使い、豆乳ベースのブランマンジェをつくります。

3.クラッシュくるみのキャンディーをつくる

ローストして砕いたウォールナッツと、煮詰めたメープルシロップを絡めてキャンディーをつくります。

1.チェリーソース&ピュレをつくる

材料

・さくらんぼ 300g
・レモン果汁 小さじ1
・水 大さじ1
・キルシュ(オプション) 小さじ1

今回使ったさくらんぼ「紅秀峰」は甘みがとても強かったので、甘味料は使用せず、素材の味を生かしたソースにしました。味見をしてみて、甘みが足りないと感じたら、アガベシロップ を小さじ1ほど加えるといいと思います。

下準備

□さくらんぼのへたと種を取り、果肉だけをつかいます。

作り方

小鍋にさくらんぼの果肉、レモン果汁、水を入れて火にかけます。水分が出てきたら弱火にし、かき混ぜながら15分ほど煮詰めます。果肉の形がなくなる程度まで煮詰めたら、キルシュ(オプション)を入れ、火を止めます。

粗熱が取れたところで、ハンドミキサーなどを使って滑らかなピュレにします。

ざるやこし器などでこし、ソースとピュレに分けます。こした後に残った果肉(ピュレ)は、ブランマンジェのボトムにつかいます。

2.ブランマンジェをつくる

材料

・豆乳 400cc
・棒寒天 1/3本(約7g)
・アガベシロップ  大さじ4
・アーモンドエクストラクト 小さじ1

下準備

□棒寒天をたっぷりの水に浸してふやかしておきます。(約30分)

□容器のボトムに、さくらんぼのピュレを敷きます。

作り方

ふやかしておいた寒天を絞り、細かくちぎります。

小鍋に豆乳、ちぎった寒天、アガベシロップ を入れて火にかけます。フツフツと沸騰してきたら少し火を弱め、かき混ぜながら寒天を完全に溶かします。火を止め、アーモンドエキストラクトを入れます。

ざるやこし器をつかって、ブランマンジェ液をこします。

容器を用意し、さくらんぼのピュレの上に静かに流し入れます。

平らな場所に置き、粗熱が取れ、固まったら冷蔵庫に入れて冷やします(2時間〜)。

3.クラッシュくるみのキャンディーをつくる

材料

・ウォールナッツ 1/2パック
・メープルシロップ 100cc
・オールスパイス(オプション) 小さじ1/2

下準備

□ウォールナッツを180℃のオーブンで3分ほどローストします。または、フライパンで油が出てくるまで炒ります。オプションでオールスパイスをふりかけます。

作り方

ローストしたウォールナッツを紙袋などに入れ、上から麺棒などで叩いて砕きます。

バットなどの容器にオーブンシートを敷き、ウォールナッツを敷きます。

フライパンに、メープルシロップを入れて火にかけます。

沸騰して、大きな泡が出てくるようになったら少し火を弱め、ヘラをつかって底をすくうようにしながら煮詰めます。煮詰めていくうちに、大きな泡から細かい泡に変わり、さらに煮詰めると大きな、重たい泡になります。このくらいになると、すくったときに鍋の底に道筋が見えるようになります。かき混ぜているシロップを上から垂らしてみて、とろみがついてきたと感じられるタイミングで、素早くバットのウォールナッツの上に流します。

ステンレスやホーローなどの鍋は、焦げ付きやすく手入れも大変ですので、テフロン加工されたフライパンを使うのがおすすめです。

沸騰し始めると、シロップがパチパチと飛びますので、火傷に注意します。途中、吹きこぼれそうになったら一度フライパンを火から離し、落ち着いたところで再度火にかけましょう。カリカリのキャンディーをつくるポイントは、焦げるギリギリまで煮詰めること。シロップにとろみが感じられるようになるまで、火加減に気をつけながら煮詰めます。

シロップが冷えて固まったら、適当な大きさに砕きます。

トッピング

冷蔵庫から冷やしておいたブランマンジェを取り出し、さくらんぼのソースを重ねます。クラッシュくるみのキャンディーと、フレッシュなさくらんぼなどをデコレーションして仕上げます。

材料

・さくらんぼ 12個
・オーガニックヘーゼルナッツチョコレートスプレッド ヴィーガン 大さじ2
・ココナッツオイル 小さじ2
・クラッシュくるみのキャンディー 適量

今回はさくらんぼにチョコレートのコーティングをしました。チョコレートスプレッドは冷やしても固まらず、柔らかいテクスチャーのままなので、ココナッツオイルの冷えると固まる性質を利用し、スプレッド大さじ1に対して、ココナッツオイル小さじ1を混ぜています。

今回使った材料の一覧

ストック確認やお買物のチェックリストとしてご活用ください。

ビオ・マルシェの宅配 取扱商品

・さくらんぼ
・有機レモン果汁
・有機アガベシロップ
・有機メープルシロップ
・有機ウォールナッツ
・有機豆乳
・棒寒天
・オーガニックヘーゼルナッツチョコレートスプレッド ヴィーガン
・有機エキストラヴァージン ココナッツオイル

その他の商品

・アーモンドエクストラクト
・オールスパイス(オプション)
・キルシュ(オプション)

レシピ・写真

鈴木 桂子 Suzuki Keiko

インディペンデント・フォトグラファー/エンバイロメンタル・ヴィーガン

気候変動などの深刻な地球環境問題には、ヴィーガン・ダイエット(完全菜食主義の食事)が有効であるという研究に感銘を受けてヴィーガンに。心臓疾患や糖尿病などの疾病予防にも効果があると期待されているヴィーガン・ダイエットを、もっと多くの人に知って欲しいという思いから、料理レシピブログ Veggitrabbit Vegan Recipes を立ち上げる。

材料はできるだけ少なく、簡単な手順で作れるレシピを考案、投稿している。

Veggitrabbit Instagram
Keiko Suzuki Photography Works

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