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2019.6.11 - ビオ・マルシェの畑を訪ねて

【埼玉県・瀬山農園】「有機とうもろこしは、順調に育っています!」収穫体験用の畑へお伺いしました。

6月5日(水)、そろそろ梅雨入りしそうな少し不安定なお天気の中、とうもろこしの生育状況を確認するため、瀬山農園にお伺いしました。

 

瀬山農園がある本庄市は、埼玉県の北西部に位置します。新宿からは、快速電車で1時間半ほど。途中、日本一の暑さで有名な熊谷を通り越し、深谷ねぎや小麦の栽培が盛んな地域です。

本庄駅で電車を降り、車で5分ほどで目的地に到着です。現地で出迎えてくれたのは、瀬山農園の瀬山さんご夫婦です。瀬山さんは、いつも穏やかな表情で、有機農業や野菜についてたくさん語ってくれます。

 

瀬山農園 / 瀬山公一さんと、奥様の祐里さん

 

瀬山農園(埼玉県本庄市寿)は、元々、養蚕場だった場所を引継ぎ、お父さんの代から農業をはじめました。農業を始めて約40年。蚕が農薬にとても敏感な生き物だったこともあり、農業に転換した頃から農薬や化学肥料を使わないということは、自然な流れだったそうです。その後、息子の公一さんが2002年に有機JAS認定を取得しました。現在、家族と従業員、合わせて4〜5名で作業を行っています。伝統野菜の白なすや白ねぎをはじめ、年間およそ10品目の野菜を栽培。ビオ・マルシェでは「関東産・旬の野菜セット」として瀬山さんの有機野菜をお届けしています。

 

畑では、有機とうもろこしがたくさん実をつけていました。

到着して、さっそく見せてもらったのは、6月23日(日)開催イベント『とうもろこし収穫体験』用の畑です。「今年は、天候も安定しているので、生育はとても順調ですよ。」と瀬山さん。畑に目をやると、短いヒゲが付いた小さなとうもろこしがたくさん実っています。まだ少し細いように見えますが、2週間後の収穫イベントまでにはちょうど良い大きさになりそうです。イベントも予定通り開催できそうということで、ほっとひと安心です。

「自分の手で収穫した‘生のとうもろこし’の美味しさを、ぜひ体験して欲しい!」

瀬山農園の有機とうもろこし畑は体験専用に栽培しています。「このとうもろこしは、出荷はしないんですか?」とたずねると、「有機とうもろこしは、栽培が難しい上、収穫量がわずかしかないんです。一株に7〜8本とうもろこしがなりますが、1番上のとうもろこしが栄養をほとんど持っていってしまうため、他は出荷用には向かないんです。」と瀬山さん。また、糖度が高いとうもろこしは虫の被害が出やすく、出荷を断念しているとのことです。

「イベントでは栽培の難しさも含め、少しでも多くの人に体験してもらえれば嬉しい。」と語る瀬山さん。「オーガニックを選ぶ人たちに、有機農業の厳しさや楽しさ、喜びをもっと知ってもらいたい」という想いから、毎年、畑を開放してくれています。

畑では、てんとう虫やモンシロチョウにも出会えます。写真は、初夏のてんとう虫ナミテントウ(ナナホシテントウ)。アブラムシを食べてくれます。

とうもろこしの雄花(雄穂)

とうもろこしの雄花(雄穂)です。よく見ると小さな花がたくさん集まっていて、ゆすると花粉がほわっと飛び散ります。葉の根元に雌花(雌穂)があり、風で飛ばされた花粉で受粉します。

見た目もかわいらしい雄穂ですが、この部分から害虫の【アワノメイガ】の幼虫が入り卵を産み付けるため、受粉後に「穂切り」を行います。農薬を使えば簡単に退治できますが、有機農法ではこのように「物理的防除」方法を使い、虫害を防いでいます。

 

続いて有機なすの畑。

今週より出荷が始まる、「有機なす」と「なすの花」です。

その場で採った有機なすを、生のまま試食させてもらいました。ほんのり甘く、良い香りです。

なすの苗の横には緑肥植物のソルゴーが植えてあります。有機なすは、風に弱く傷がつきやすいため、ソルゴーが風よけの役目を果たしてくれます。収穫後は畑にすきこみ、緑肥にします。有機農業では、農薬や化学肥料の代わりにこのようなバンカープランツやコンパニオンプランツと呼ばれる植物を使うことがあります。

瀬山さんの畑では、他にもいろいろな緑肥が使われています。

 

 

こちらは緑肥植物、アンジェリアです。畑一面に、美しい薄紫色の花を咲かせていました。花の周りには、たくさんの蜂が飛び回っていて、耳を澄ませると、蜂の羽音が地鳴りのように響いています。この植物は、白ねぎを栽培する前の畑に植えておくと生育が良くなります。また、去年の大雨のときには、白ねぎを土の流出から守ってくれたそう。瀬山さんの一押しの緑肥です。

 

有機ズッキーニは、ひとつひとつ手で受粉しています。

こちらは、有機ズッキーニの畑です。ここでは「手受粉」を実際に見せてもらいました。「手受粉」とは、人間の手で雌花にひとつひとつ雄花の花粉を付ける作業のことです。毎日、花が咲いてから閉じる前までの早朝に行われます。ご苦労を考えるだけでも頭がさがります。「けどね、朝に開いた花の蜜は、まるでメープルシロップのような味がするんですよ!これをぜひ見せたかったんだけどね。」となんとも嬉しそうに語る瀬山さんが印象的でした。

この畑のズッキーニは、イベント当日のお昼ごはんのピザ専用に栽培している分です。「今年のズッキーニはすごく美味しい!有機とうもろこしの味もぜひ期待していて下さい。」と瀬山さん。収穫体験も楽しみです。

その他に、有機白なす(7月)、有機にがうり(7月~8月)、有機玉ねぎ(6月中旬~末)、有機にんじん(1月中旬~2月中旬)、有機白ねぎ(3月~5月上旬)、有機大根(11~1月、5月)、有機キャベツ(2月~4月)、有機ブロッコリー(12月~2月)、有機小松菜(12~1月)、有機春菊(11月~12月)など年間を通して10種類以上の野菜を栽培しています。宅配では、瀬山さんの野菜を「関東産・旬の野菜セット」として、お届けしています。ぜひ、ご注文ください。

6月23日のとうもろこし収穫体験まで、約2週間。大雨や台風などの被害を受けずに、無事に当日を迎えられるよう祈るばかりです。また、今年も参加申込みが多く、たくさんの方へ参加をお断りしてしまい大変申し訳ありません。来年の収穫体験を、ぜひ楽しみにしていてください。

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