年末年始のごちそうをお手軽に、ビオ・マルシェの年末・2025...
2024.11.1
ビオ・マルシェ「国内産有機黒米」は、ビオ・マルシェの契約農家が自家採種で栽培した貴重な有機黒米です。白米と一緒に炊いていただくと、お赤飯のようなきれいな赤紫色に炊き上がり、黒米独特の香ばしい風味を楽しんでいただけます。量目は、200gとお得な400gの2つあります。
黒米は、果皮と種皮の部分に天然色素・アントシアニンが含まれています。アントシアニンは、ワインなどにも含まれ、抗酸化作用が期待できるポリフェノールの一種です。また、ビタミン類や、鉄分・亜鉛・カルシウムなどのミネラル類は白米よりも豊富とされています。
有機黒米を育てているのは、小原営農センター(富山県)です。こちらでは、自分達で育てた黒米を種籾にして栽培する「自家採種」にこだわって黒米を栽培されています。手間はかかりますが、粒が大きく重い籾(籾がらがついたままのお米)を種籾として残し、他の品種が混ざらないように気をつけています。
「自家採種」にこだわるのは、種籾の安定的な確保が一番の理由です。
黒米の種籾は、うるち米の種籾と比較して販売ルートが少なく、まとまった量が手に入りづらいです。そのため、手間はかかりますが、安定して確保できるよう「自家採種」で栽培をしています。
また、黒米は、種の性質をそのまま受け継ぐ「固定種」のため、自家採種を繰り返しても、変異しにくいです。これも自家採種を続けてきた理由です。
黒米は、お米一粒ひとつぶが育ち・ふくらむ「登熟期」に合わせて、作付時期と作付場所を慎重に選んでいます。「登熟期」に気温が高いと表皮のアントシアニン薄くなり、低すぎると熟しないため十分に育たないからです。
さらに、黒米栽培で難しいのが、肥料を与える量や時期です。黒米は肥料をたくさん必要とする一方、やりすぎると病気が発生してしまうこともあるからです。そのため、生育の様子をよく観察して、長年の経験を頼りに、施肥時期と肥料の量を調整しています。
現在の黒米の品種は、もち米タイプの短粒種です。黒米にも、うるち米ともち米があり、粒が短い短粒種と粒が長い長粒種があります。『黒米入りご飯』を炊いた時に、ご飯と食感などなじみやすいことから、小原営農センターではもち米タイプの短粒種を栽培しています。
今回のゴールデンウイーク。
ほとんど仕事の私に代わって、主人が2歳の娘と一緒に過ごし、料理もしてくれています。
日曜日は私も休みだったのですが、お昼ご飯もまたまた主人が作ってくれることになりました。娘も大好きなカレーです。
主人の言葉に甘えつつ、せめてご飯だけでも炊こう!と炊飯釜に白米2合を入れました。ふと、ご飯屋さんで食べたカレーが雑穀ご飯で美味しかったことを思い出し、有機黒米を入れて炊くことにしました。
白米を洗い、いつも通りの水の量にセットします。そこに、有機黒米を大さじ2杯入れて、ひとつまみの塩を加えて軽く手でかき混ぜます。あとは、炊飯器にお任せです。
炊飯器の蓋を開けてみると、ハッとするほど綺麗で鮮やかな赤紫色に炊き上がっています。
さっそく、主人が手際良くお皿に盛りつけていきます。
黒米入りご飯
角切り野菜と鶏ミンチが入ったカレー
赤色や黄色のパプリカやアスパラガスの焼き野菜
うーん、とってもカラフル!
娘は「美味しそう~。いただきます!」と言って、小さい口をめいっぱい大きく開けて食べ始めました。もちろんペロリと完食です。
主人は、「黒米のプチプチした食感と、この色が良いね。カレー余ってるから、また黒米ご飯で食べよう♪」と黒米ご飯が気に入ってくれた様子。
黒米入りご飯は、見た目にも鮮やかで黒米のプチプチとした食感が楽しめます。白米に少し混ぜるだけで、栄養豊富なご飯が食べられるのも嬉しいですね。
小原営農センターの皆さんがコツコツ「自家採種」で育てた、ビオ・マルシェ「国内産有機黒米」、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。
(スタッフ 伊藤)