島根県の奥地 弥栄町「やさか共同農場」を訪問してきました
2024.9.16
4月12日、青森県と岩手県の県境に位置する、みちのく有機共同農場の生産者である福田さんご一家(写真)を訪ねました。
東京から東北新幹線で3時間、八戸から車で1時間弱の移動です。東京は桜が散り始めていましたが、まだ雪の残っていました。そんな気候のなか、おいしい有機野菜を届けてくださってます。
まずは、長芋の加工場と保管庫を見せていただきました。
春堀りの長芋は、雪の降る冬の期間、じっくり土の中で春を待った長芋。秋掘りの長芋とはまた違った美味しさがあります。
出荷を待つ保管庫の長芋、立派で美味しそうです。
長芋の話で盛り上がるなか、われわれ以外に思わぬ来訪者が。
チュンチュンとツバメが2羽、軒先に訪れていました。
毎年この時期になると訪れるツバメ達。今年は寒さが長引き、例年より遅かったそうですが、かわいい顔が見られて、一同、ほっと一安心。
春の訪れを感じた一コマでした。
続いて、福田さんに連れられて、有機長芋の畑へ。
この4月は春堀りの中真っ最中。大きなトラクター2台の連携プレーで掘り取りをしています。
畑を歩きながら、土のお話をしていただきます。
長芋畑には、粘土・赤土・黒土の3種の土層があり、それぞれ、長芋の生育が変わります。粘土質で育った長芋は、力強く、しっかり重みのある印象。反面、土が固いため収穫は苦労します。
他にも、それぞれの土の違いから生まれる良い特徴を活かし、育て方を工夫しています。さすがです!
土の個性を活かし、土との相性を大切にした、有機栽培ならではの取り組みですね。
この畑の長芋は、福田さんの有機野菜への強い思いと愛情、そして、長年にわたり創意工夫を重ねて培われた経験と技術で育てられているのです。
続いて、にんにく畑へ。
スタッフ総出で作業中です。マルチ(畑に張った黒いビニール)から芽が出てくるのですが、出にくい芽をだしてあげる「芽出し」という作業をされています。かがみながらの作業、大変そうです・・・
皆さん、頑張ってください!
ここでも土のお話をしていただきます。
長芋畑と同じように、にんにく畑も、粘土、赤土、黒土の3種の土層でやはり生育が異なります。また、種をまく深さでも、生育が変わります。畑によって栽培の条件が様々ですが、長年の経験と努力で、おいしいにんにくを届けてくださっています。
こちらの畑のにんにくの収穫は6月下旬、その後、1カ月程度、乾燥をして出荷となります。
乾燥に失敗すると出荷できなくなるそうで、ここでも福田さんの腕の見せ所。
おいしい有機にんにく、楽しみですね。
昨年、収穫された福田さんの有機にんにくは、カタログで販売中です。ぜひご賞味ください。
福田さん、お忙しいところ、ご対応いただきありがとうございました。
素敵な笑顔で、有機野菜への思い、難しさ、失敗もありながらの創意工夫をお話いただきました。
これからも、美味しい心のこもった有機野菜を届けていただけるとのことで、本当に楽しみです。
これからもよろしくお願いします。
※これからの出荷予定
~10月、12月~ 有機長芋
~6月、12月~ 有機ごぼう
~5月、7月~ 有機にんにく
(スタッフ 大額)
訪問日:4月12日