「畑の恵み おせちセット2025」 オーガニックにこだわった...
2024.9.30
ビオ・マルシェ オリジナルの「有機手延べうどん」は、国内産有機小麦粉を昔ながらの手延べ製法で製麺し、乾燥させた常温保存タイプのうどんです。
乾麺なのでストックしておけば、食べる人数やお腹のすき具合に合わせて、作る量を調整できます。
私もつい先日、昼食を一人で過ごした時に有機手延べうどんを使いました。
この時は、風邪気味で喉もイガイガしていて、喉ごしが良くて温かいものが恋しくなったのであんかけうどんにすることに。
さっと作りたかったので、だしは有機だしつゆ(ビオ・マルシェ オリジナル)にお任せしました。
有機だしつゆを水で薄めて沸騰させたら、重ね煮のお野菜(椎茸・玉ねぎ・にんじん)とニラを入れ、本葛粉でとろみをつけ、溶き卵を入れればあんかけが完成です。
主役の有機手延べうどんは、茹でてから水でキュッとぬめりを取り、あんかけと合わせて軽く煮込みます。
麺をひとすくいすすってみると、煮込んだとは思えないほど、表面はつるつるっとなめらかで食感はモチっとコシがあり、噛むほどに小麦の優しい味わいが楽しめます。
食べるうちに冷えた身体がポカポカしてきて、とっても温もりました。
また、手延べうどんは伸びにくく切れにくいので、食べるのがゆっくりの私でも、焦らずに最後まで美味しく食べられます。
手延べうどんが伸びにくく切れにくい理由は、機械製麺にはない手延べ製麺ならではの手間と時間をかけた製麺方法にあります。
有機手延べうどんを製造している、長崎県・島原半島 「手延べ陣川」さんでは、製麺の過程で、麺を何度も熟成させることで有機小麦本来の甘みを引き出し、繰り返し伸ばす手延べで麺の力強さを生み出します。
なんと!仕込みから完成するまでにかかる日数は約4日間。
一般的な機械製麺の場合は、熟成や手延べの工程はなく、麺を必要な細さにカットするだけなので完成まで約半日。
手延べにかかかる時間は機械製麺の8倍、手間と時間を惜しまずつくる伝統製法ならではです。
有機手延べうどんは、ビオ・マルシェの契約農家、青森県みちのく有機共同農場の木村さんが栽培した有機小麦を使って製造していただいています。
国産有機小麦粉でつくる手延べうどんは良い味に仕上がるものの、扱いが難しいそうです。
特有のべたつきがあり、捏ねる時のグルテンのピークが掴みにくいため、天候・気温・湿度のすべての条件が整ったタイミングで製麺しなければ、乾燥させた後に麺が縦割れし、良品になりません。
そのため、製麺時は、ベテランの職人さんでさえも失敗が許されないという緊張感のなか、全神経を集中させて、気温・湿度・小麦粉の状態に応じて塩や水を加減し、じっくりと丁寧に作っていきます。
通常は夏前に行う製麺も、気温や湿度の影響を受けにくい3~4月に特別に調整しています。
有機小麦の栽培から製造まで丁寧につくられた有機手延べうどん、その背景や想いを頭に浮かべて食べると、気持ちもほんわり温かくなります。
温かいおうどんや鍋の〆など、お好みの食べ方でお楽しみください。
(スタッフ 伊藤)