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生産者・製造者
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九鬼オレンジファーム
- 商品
- 有機みかん、有機レモンなど
- 産地
- 和歌山県有田市
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九鬼オレンジファームは、害虫や病気、天候の影響で安定して栽培することが難しい有機みかんの栽培を、本場・和歌山県有田で、親子2代、50年以上続けている生産者です。
有機栽培のみかん園は、米ぬかや油粕を使った自家製のぼかし肥料など、有機質の肥料で土づくりし、除草剤を使用していません。樹の下には季節の草が生え、クモがあちこちに巣を張り、蝶が舞い、みかんの実の上で羽を休めています。遠くから眺めると、柔らかな緑とオレンジの有機栽培のみかん園は、ひときわ目を惹きます。
一方、除草剤や化学肥料を使った慣行農法で栽培されるみかん園では、みかんの樹以外は茶色の地面がむき出しになり、クモの巣もほとんどなければ、雑草も生えていません。
有機みかんはたくさんの生きものと共生し、自然の摂理にそって育てられているからこそ、本来の美味しさを最大に引き出すことができます。
化学合成された農薬を一切使用しない有機みかん栽培では、“カイガラムシ”、“カミキリムシ”、“ミカンナガタマムシ”など、みかんの樹が枯れてしまう原因となる様々な害虫のリスクがあります。
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カイガラムシ
どれも、有機リン系の農薬を使用する慣行農法では、ほとんど問題にならない虫です。しかし、有機栽培のみかん園では、見つけては手で捕まえる、蔓延を防ぐためとりつかれた樹は伐採して焼却するなど、決定的な対処法がまだないのが実情です。それでも「安心で、美味しいものをつくりたい。」と、九鬼さんをはじめ強い意志をもった農家さんたちが、自然豊かな園を守り育ています。
温州みかんが一年のうちで一番甘くて美味しくなる12月、九鬼さんの畑では、甘く味の濃い中生(なかて)・晩生(おくて)品種の収穫の最盛期を迎えます。
見た目は少し悪くても、手塩にかけて育てた美味しい有機みかん。収穫後のワックス・防腐剤は一切使用していません。食べる人の安心と健康を願い、自然の摂理にそって育てられた有機みかんは、ただ甘いだけではなく本来の酸味・旨み味がギュッとつまっています。
近畿地方の生産者・製造者
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喜多 清文さん
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ゆめや
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ビオランド
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