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生産者・製造者

喜多 清文さん

喜多 清文さん

商品
有機きゅうり、有機巨峰など
産地
奈良県御所市

喜多さんの畑は奈良県御所市、緑豊かな金剛山・葛城山のふもと、古い家並みと田んぼが続く、のどかなところにあります。小高い山に囲まれた盆地で日当たりが良く、朝晩の寒暖差があるため、果物や野菜が非常においしく育ちます。「安心でしかもおいしい作物が、ずっと栽培できること」を願って、20年前から有機農業の取り組みを始めました。

喜多さんの畑では、5月から有機きゅうりの出荷が始まります。おからと籾殻を発酵させた堆肥、油粕といった植物由来の肥料を中心に土づくりを行っています。化学肥料のように即効性はありませんが、じっくりゆっくり作物の生きる力を手助けすることで、きゅうり本来の甘みをひきだしています。

栽培中は病気や害虫がつきものですが、土地にあった品種を選び、出来るだけ密度を減らして栽培することで被害を防いでいます。

8月になると喜多さんの畑から巨峰が届きます。喜多さんは巨峰を有機栽培している、全国でも数少ない生産者のお一人です。
ぶどうは、コガネムシ・カミキリ・アザミウマ等たくさんの害虫がつきます。毎日畑を見回り、手作業で害虫を取り除き、小まめに葉やつるを管理しています。

「房が大きいと立派には見えるけど、味が落ちるし、色づきも悪くなりますからなぁ。」
喜多さんは有機巨峰が350~400g前後になるよう、熟練の技で摘果します。そうすることで一粒一粒がしっかり育ち、一番味がのる大きさの房に仕上がります。

大きな粒には、甘みがぎゅっとつまり、たっぷりの果汁が溢れます。
収穫を終えた10月には、木に「お疲れ様、ありがとう。」とお礼を言うように、油粕とカキガラなどを土に撒き、また翌年、元気に実をつけてくれることを願います。

地域の子供たちからは「やさいづくり名人!」と親しまれている喜多さん。70歳を超えても、現役で有機の畑を耕し続けています。

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