2019.10.14
飛騨産の新鮮な生乳に粗糖のみを添加し、乳酸発酵させたノンホモタイプのヨーグルトです。コクのあるクリーム部分は、普通のヨーグルトとはひと味違う、ノンホモならではの濃厚な味わいです。
ノンホモ(ノンホモジナイズ)とは、ホモジナイズをしていないことを言います。
「ホモジナイズ」とは、牛乳に圧力をかけて、生乳に含まれる脂肪球を砕いて小さく均質化することです。均質化することで乳脂肪の分離を防ぎ、飲み始めから終わりまで安定した味が楽しめます。
一方、ノンホモは脂肪球を均質化していないので、置いておくと上部に脂肪分が浮き、クリームラインと呼ばれる天然の生クリームの層ができます。手を加えていない分、より生乳に近い風味が楽しめるのが特長です。
生乳は、飛騨酪農農業協同組合(岐阜県)の酪農家が搾った100%飛騨産です。牛たちは、北アルプスの雄大な山々に囲まれた牧場で、新鮮な空気・清涼な水に恵まれた自然環境のもと、良質な飼料を食べて育ちます。牛たちに与える飼料は、自給飼料、配合飼料も含めて遺伝子組み換え混入防止管理済みのものです。
酪農家達は、自らがプラント(乳業工場)を持っており、生乳生産・加工・販売まで一貫体制で取り組んでいます。生乳から商品になるまでがスピーディーなので、高品質な牛乳づくりが実現できます。
パスチャライズ牛乳とは、生乳の風味をなるべく損なわず、有用な菌を残す温度で殺菌された牛乳のことです。国際酪農連盟(IDF)の定義では、63℃ 30分間(バッチ式)・65℃ 30分間(連続式)・72℃ 15秒間の3通りの方法で殺菌された牛乳がパスチャライズ牛乳とされています。120~150℃で殺菌される超高温殺菌牛乳と違い、タンパク質が熱変性せず、胃の中の消化酵素により固まるので、お腹の中でゆっくりと消化されます。そのため、消化にやさしく、栄養吸収が効率的な点が特徴です。
ノンホモ牛乳もパスチャライズ牛乳の一種ですが、生乳中の脂肪球が浮いてこないように細かく均質化(ホモジナイズ)する加工をしていません。そのため、より生乳に近い味わいで、静置していると上層部にクリームが浮いてきます。優しく振って飲んでいただくか、そのままクリームとしても使えます。
詳しくは下記の記事もご覧ください。