年末年始のごちそうをお手軽に、ビオ・マルシェの年末・2025...
2024.11.1
ビオ・マルシェ「まつもとさんちの干し柿や!(有機干柿)」は、和歌山県・松本農園で収穫される有機柿を、農家自家製で干柿にしました。色を美しくするための硫黄燻蒸は一切せず、自然の色をそのままにしています。冬季限定商品です。
松本農園は、有機柿の栽培暦30年以上の大ベテラン。
ご夫妻で有機柿の栽培から干柿の製造まで手がけてきました。
慣行栽培をしていた時、奥様に消毒液の中毒症状(吐き気や下痢)が現れたことをきっかけに、有機栽培に転身されたそうです。
有機栽培は使用できる肥料などに様々な制限があるため、慣行栽培と比べると地道な作業が多く、時間も手間もかかります。なかでも手間がかかって大変なのが草刈りだそうです。有機栽培では除草剤を使えないので、こまめな草刈りがかかせません。
そんな地道な努力をコツコツと積み上げ、長年有機栽培を続けてこられました。
干柿は、防カビ、酸化防止、色を美しくするために、干す前に「硫黄燻蒸」をするのが一般的です。「硫黄燻蒸」とは、硫黄を燃やして発生させた亜硫酸ガスで柿をいぶすことです。
それに対して、「まつもとさんちの干し柿や!(有機干柿)」は「硫黄燻蒸」をしていない無燻蒸の干柿です。
「硫黄燻蒸」は、基準内の使用であれば、身体への影響に問題がないとされていますが、独特な臭いや舌への刺激は、残留している二酸化硫黄によるものともいわれています。そのため、松本農園では、自然な色と味を活かした無燻蒸にこだわっています。
味はほんとうの柿の味だけで何も使っていません。食味していただければ幸いです。
袋から出してみると、白く覆われた柿の糖分の結晶がお見事!
食べてみると、もっちりとした食感、中はねっとりと濃厚な甘みです。濃厚ながらも後味がよく、柿の自然な甘さが味わえます。
次に、有機大根・有機にんじんと合わせて、柿なますを作ってみることに。
大根とにんじんを千切りにし、塩を振ってざっと混ぜます。10分ほど置いたら、ぎゅっと水気を切ります。
干柿の甘みがあるので、万能酢(だし・砂糖などが入った調味酢)だけでは甘みが勝ちそう…
ということで、今回の味付けには、有機万能酢と有機純米酢の合わせ使いで甘みを調整します。
塩もみした大根とにんじんに、千切りにした干柿と有機純米酢と有機万能酢を加えて和えます。
さっそくつまんで食べてみます。
大根とにんじんの甘酸っぱさに、干柿の濃厚な甘みがいい具合になじんでいます。干柿がまろやかで上品な甘みに調えてくれるので、大根とにんじんのなますとは違う特別感が出ます。
「まつもとさんちの干し柿や!(有機干柿)」は松本農園が有機柿の栽培から干柿の加工まで、丹精込めて一つひとつ作っています。後味の良い濃厚な甘みを、ぜひお試しください。
(スタッフ 伊藤)
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