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生産者・製造者
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福島 正明さん
- 商品
- 有機れんこん、有機グリーンアスパラ
- 産地
- 熊本県宇城市
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福島さんの蓮田は、熊本県の真ん中、宇城市松橋町にあります。古くから池や海岸沿いの湿地を利用してれんこんが栽培されてきた町で、今でも多くの蓮田があり、夏になると近くの川に蛍がたくさん集まるほど、水がきれいなれんこんの産地です。
福島さんは昔、農薬や化学肥料を使って、みかん栽培をしていましたが、奥様に農薬や除草剤の影響と思われる症状が出たことから、家族の体のことを思い、30年ほど前から有機栽培でれんこんを作り続けてきました。
福島さんの有機れんこんの美味しさを知ると、毎年、秋の出荷が待ち遠しくなるほどです。
土づくりには、4月の植え付けまでに、じっくり、ゆっくりと効く堆肥や自家製ボカシ肥料を使って12月から準備をします。
そして、4月に植えつけをした種れんこんは、5月中旬頃になると水の表面に丸い新芽を伸ばします。葉っぱが水面を覆い、人が蓮田に入れなくなる6月中旬までの約2ヶ月間は、日々草や虫との戦いです。雑草が増えると、れんこんに十分な栄養分がいきわたらず、葉を食べてしまうアブラムシなどの害虫が増える一因にもなってしまいます。一般では、殺虫剤や除草剤で防ぐのですが、有機栽培では手作業で取り除きます。「これが一番大変!」と話す福島さん。れんこんがしっかり茎葉を伸ばせるよう、何度も何度も蓮田を回り丁寧に雑草を取り除きます。
同じ田んぼに続けて何度も植付けせず、面積あたりの植付け数をできるだけ少なくし、除草は手作業で何度も行います。土本来の力を引き出し、自然のサイクルを大切に育て、ようやく9月頃に出荷時期を迎えます。
もっちり、そしてシャキッとした歯ごたえと、糸を引く美味しさ。甘みがしっかりしているので焼いてそのままの味をお楽しみいただくのがおすすめです。
「待っていました!」と出荷を楽しみにしてくださるほどファンの多い福島さんの有機れんこん。
3月頃までお楽しみいただけます。
九州・沖縄地方の生産者・製造者
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シーボーン昭徳
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牧山農園
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かごしま有機生産組合
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吾妻旬菜
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