自家製オーガニック味噌の作り方
2018.12.31
2024年2月4日(日)オーガニックみそづくりを開催しました。午前中はオンライン(zoom配信)、午後からは会場(兵庫県芦屋市)をお借りして、たくさんの方にお集まりいただきました。
講師は、ビオ・マルシェの有機味噌や「かんたんみそセット」をつくっている、やさか共同農場のスタッフ橋本 基さんです。講座では、みその種類やみそが出来上がる菌と酵素の仕組み、手順の要所要所での注意点や仕込みのポイントをレクチャーいただきました。また、仕込み後のカビ対策や出来上ったみその保存についても教えていただきました。
ご参加の皆様から頂いた質問にもお答えいただき、時折、橋本さんのユーモアあふれるお話に笑いも起こりながらの和やかな時間になりました。
「かんたんみそセット」は、誰でもかんたんに手作りみそを仕込めるセットです。
材料は国産「有機煮大豆」「有機米こうじ(有機麦こうじ・玄米こうじ)」と「塩」のみ。
通常は、乾燥大豆を水に浸して茹でるところから始まりますが、「かんたんみそセット」は蒸した状態の煮大豆をお届け。時間がかかるうえ、水分量を間違えると失敗の原因にもなるところを、ちょうど良い塩梅になるよう工夫しています。
・作業を始める前に、使う道具や容器をきちんと消毒しておく。(焼酎や食品用アルコール)
・塩は、最後に使うので1/10ほどを残しておく。
・こうじはかたまりが残らないようにほぐし、塩と合わせて良く混ぜる。
・みそ玉は空気をよく抜き、野球ボール大(2kgで5~6個)にして容器に詰める。
・容器の周りや蓋に大豆はカビの原因となるため、きれいにふき取る。
お客様:
大豆はどれくらいつぶしたら良いしょうか?粒はなくなりますか?
橋本さん:
だいたいで大丈夫です。ただ、全くつぶさないのはダメですよ(笑)
販売してるみそは、機械で滑らかにしています。ご家庭なら、多少粒が残っていても、それも美味しいものです。使うときにすり鉢ですりつぶしても良いですね。
お客様:
カビがはえていたら、その都度、取ったほうが良いですか?
橋本さん:
カビは根があるので表面だけでなく1センチくらい掘って取ったほうが良いですが、2Kgだと元々の量が少ないので、何回も取るともったいないです。気づかないふりをして出来上がりのときに、取り除いても大丈夫です。カビ防止には塩蓋とわさびがおすすめ。うちはこれでカビ知らずです。
お客様:
今回5kgのみそを仕込みます。出来上ったみそは、そのまま置いておいても大丈夫でしょうか?
橋本さん:
一旦出来上がったみそを常温で置いておいても、それ以上美味しくなりません。
なるべく冷蔵庫で保管、もしくは冷凍しておくのがおすすめです。みそは冷凍しても大丈夫なんですよ。
お客様:
白みそは作れますか?
橋本さん:
こうじの量をとても多くしているので、家庭で作るのはかなり難しいです。
お客様:
塩きり作業(こうじと塩を混ぜ合わせる)をすると、こうじ菌は死んでしまうのでは?
橋本さん:
こうじ菌自体は死にますが、酵素は残っています。その酵素がでんぷんやたんぱく質を分解し、ブドウ糖やアミノ酸、脂肪酸に変え、常在菌の乳酸菌などの働きにより、みそが出来上がります。
・はじめてのみそづくりでしたが、注意するポイントや不明点について作りながら丁寧に教えていただき、ちゃんと仕込めました。10か月後の出来上がりが楽しみです。
・あんまり神経質にならなくても、ちゃんと出来上がるとお聞きして安心しました。
・去年も参加しましたが、皆さんと一緒につくる雰囲気がとても良いです。
・わかりやすい説明で、味噌の知識が増えたように思います。
・とても、楽しかったです。
みなさまと一緒に作った手前みそが出来上がっていく様子を報告しあったり、相談したりしながら見守っていく場所にしたいと思っています。
「こんな風に仕込みました」「こんなカビが…」「こんなふうに家族でマイみそ仕込んでます」「うちではここに保管しています」など、ぜひお気軽にお送りください。
また、お困りごとについてメールでご連絡をいただきましたら、やさか共同農場さんに確認をして、ご回答させていただきます。
ご紹介させていただいた方には、ビオ・マルシェの宅配で使えるお買い物クーポン200円をプレゼントいたします。
対象:ビオ・マルシェで「かんたんみそセット」を購入された方
投稿方法:メール mail.bio@biomarche.jp 宛に、お名前と会員コードをご入力いただき、コメントと写真を添付して送信してください。
特典:こちらの記事で紹介された方には、ビオ・マルシェの宅配で使えるお買い物クーポン200円をプレゼントいたします。