「多菜セット」 を使ったレシピ 1月18日〜1月23日 上弦から満月に向かう活発なエネルギー
暦は大寒を迎えました。そして立春に向けて土用の頃です。
1年でもっとも寒さが厳しく感じる時期ですが、地球は次第に日が長くなり、春へ向かう準備が始まる頃でもあります。
三寒四温といって3日寒い日が続くと4日は暖かい日が続き、冬至までの寒さとは少し違った感じを味わえる頃です。
七十二候では「ふきのとうはなさく」といい蕗のはなが咲き始めるころです。凍りつく寒さでも、土の中では着々と春への仕度が始まっているのです。
このように体感は寒いという毎日ですが、身体の中の巡りは地球と同じように少しずつ春に向かって余分なものを排泄しようと動き始めています。
冬至まではぎゅっと溜め込むエネルギーでしたが、ここからは身体を温めながらも余分なものは外に排出できるようなイメージが必要です。
調理法ではスチームしたものとじっくり煮込んだもの2つをおさえておくと、自然と身体は巡っていくことを覚えておいてくださいね。
さらに土用の頃にエネルギーの移り変わりをスムーズにするために、一度安定のエネルギーをとりいれることも忘れないように。
食材ではキャベツや蕪、ブロッコリなどの丸い安定させるエネルギーをもつお野菜がオススメです。
キャロットラペ
にんじんは細く千切りにして塩をふりかけて、しばらく置いておきます。
いんげんはサッと茹でて、千切りにします。
文旦(柑橘)は皮をむいて食べやすい大きさに切ります。
人参・いんげん・文旦をボウルに入れて混ぜ合わせ、お酢を加えて味を調えてできあがりです。
小かぶの葉の炒め物
小かぶは葉は5センチぐらいの長さに、実は薄く回し切りします。
人参は千切りにします。
お鍋に小かぶの葉をいれて人参、蕪を重ねて塩をひとふりします。ごま油を加えて蓋をしてしばらく弱火にかけます。
2分ぐらいしたら蓋を開けて、全体を混ぜ合わせて出来上がりです。
仕上げの味はお好みで、お醤油や胡椒を加えてもいいですね。油揚げなどを一緒に炒めても美味しいですよ。
和風ポトフ風
お鍋にキャベツ、蕪、ミニトマト、椎茸をいれて昆布と月桂樹をうえにのせます。
野菜が半分浸かる程度の水を加え、弱火でクツクツと煮込みます。
20分ぐらい弱火で煮込んだら、お出汁を加えてさらに煮込んで出来上がりです。
クツクツの火加減で、野菜の甘みを引き出しましょう。
食べるときにお好みで塩やオリーブオイル、粒マスタードを加えるといろんな味が楽しめます。
動物性が欲しいときは、鶏肉がお野菜の甘みと相性がいいと思います。
長ねぎのエチュベ
長ねぎをフライパンに入る長さに切ります。
フライパンに切った長ねぎとロースマリーをいれて、オリーブオイルと塩をふりかけて蓋をします。弱火でじっくり焼いて、バルサミコ酢をかけて仕上げます。
時々長ねぎを転がして、焦げ目がついて柔らかくなったらできあがりです。
長芋とミニトマトのオーブン焼き
乱切りに切った長芋とミニトマトを耐熱皿に並べます。
塩とオリーブオイルをかけて、180熱したオーブンで10分ほど焼きます。
小さなすり鉢に麦味噌と甘酒をいれて、甘味噌を作ります。
焼きあがった長芋に甘味噌を絡ませて仕上げます。
ご紹介しているビオ・マルシェの有機野菜を使ったお料理は、表参道にあるオーガニックコットンブランドSalon de nanadecorの「food remedyデイリーランチ」をご注文いただけますと、実際にお召し上がりいただくことができます。(毎週水~金曜日)
nanadecor KITCHEN (ナナデェコールキッチン)
東京都渋谷区神宮前4-22-11 03-6434-0965
営業時間:水曜日〜日曜日 12:00 P.M〜7:00 P.M
レシピ担当:mle
マクロビオティックと出会い料理教室を主宰。「自然のリズムで食べてキレイ」というコンセプトをもとに穀物と野菜で作ったレシピは2,000種類に。2015年にはマクロビオティックの知識を暮らしの中に取り入れて暮らしがより豊かになる方法「and MACROBI」を提唱。「家庭料理がカラダとココロのメンテナンスをするお料理人が作れる人、フードレメディストを養成中。
カフェのプロデュースや商品開発、地域活性などのコーディネートとしても活躍中。
著書『キレイになるマクロビ教室』(講談社)、雑誌協力『クーヨン』、他多数。
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